2006年08月31日
鉄柱と植木
すでに完了した現場ですが、ちょっと紹介させていただきます。玄関先から道路まで、コンクリートを打って仕上たのですが、その時点では、まだ仮設の電柱が建っており、その部分だけ丸く残ってしまいました。最初は、埋めてしまおうと思ったのですが、廻りに土がないので、わざと残してお客様に植木を入れてもらいました(みかん)。小さい空間なので植木が大きくは育たないかと思いますが、隣に立てたバルコニー用の鉄柱(玄関ドアにあわせて赤にしました)と対照的で面白いなと思い、ブログに載せました。I邸でも載せましたが、外構はちょっとした遊びが出来ます。ホームセンターやインターネットでいろんな商品を探して挑戦してみてはいかがでしょうか?
2006年07月23日
完成
外部の正面です。足場を撤去した時点からは大きくは変わっていませんが、完成ということで改めて正面の写真を掲載しました。多少細かい工事は残っていますが、S邸は、これにて完了です。施工中や完成したものには現れていませんが、建てるまでにお施主様との出会い、設計、予算、資金繰り、仮住まいなどいろいろ紆余曲折がありましたので、感慨深いものがあります。建てるたびに思いますが、なんらかドラマっぽいことがいずれの家にもあるものです。全て計算どおりになることを目指しつつも、何にも問題なく、感情に訴えることなく終了する家はありませんね。喜怒哀楽があってお施主様とそれを分かち合ってこそ家作りなのかな?
塔屋
屋上に出る部分です。丸い屋根がちょっとかわいい(?)。なにかコンテナのようにも見えてしまう(?)。
外部から見えづらいところですが、屋上に上がるたびにちょっと面白いなと感じてくれればと思います。作るほうはだいぶ苦労しましたけど。
屋上
小さいながらも屋上があります。丁度高い建物が無く、多摩川方面に開けているので夏は花火も見えるかも。見晴らしがすごい良いです。新築を終えるために思うことですが、「いいなあ」とうらやんでいます。
洗面所
洗面所です。洗面器の廻りには、キッチンパネルを貼っています。キッチンだけでなく便器廻りや洗濯機廻りなど水の掛かりやすいところには、有効な材料です。色柄も多く、掃除もしやすいです。クロスのようにいつか張り替えることもないでしょう。洗面器もカウンター式や化粧台式など多種に渡り多様なメーカーから出ています。この洗面器は陶器製ですが、化粧品などを落として割らないように注意しましょう。(よくそういうお話がありますし、実は当社でも自宅でやってしまいましたm(−−)m
階段下
玄関の土間が丁度階段下にあたり、せっかくなのでずっと奥が使えるように空間を広げ、タイルを張り込んでいます。大きな家ではないので少しでも空間を使えるようにとの考えです。
吹き抜け見上げ
2階の廊下から3階を見上げたところです。3階の廊下にもFRPグレーチングを床に使っています。光と空気が通るようにすることと、圧迫感をなくすことと尚且つ床でもあることを兼ね備えています。ちょうど天窓から光が差し込んでいたので、ちょっと写真におさめました。いかがでしょうか。
2006年07月22日
畳工事
和室があるので畳を敷き込んでいます。絨毯同様汚されては困るので最後の工事になります。この畳は、中がスタイロフォーム製です。軽くて湿気も虫もつきにくい安価な畳です。ただ、本床(中身が藁)をできれば薦めたいのですが、価格の問題の他、なかなか和室がある家は少なくなってきました。畳屋さんのためにもその技術の保存の為にも何とかしたいものです。
2006年07月21日
換気その3
循環換気の入口です。3階(実際は塔屋)の天井に空気の取り入れ口を設け機械によって(天井裏に入れました)吸込み、1階まで送っています。壁についているのは、通常の換気扇で夏の暑いときのこもった空気を出していただくようになります。また、天井に丸い器具が見えますが、火災報知器です。これも、法律によって義務付けられました。煙を感知するものと熱を感知するものがあり、その機能に応じた場所に取り付けます。
換気その2
前に紹介した循環換気の吹き出し口です。3階から送られてきた空気は、1階の床下に出ます。1階の床に数箇所格子型の吹き出し口を設けています。冬は、暖かい空気が上に上がるのでその空気を1階床下に吹出せば、少しでも暖かくなります。右に見える白いカバーは、自然の給気口です。建築基準法によって、換気扇とそのための給気口を取り付けるよう義務付けられました。換気扇は、便所・浴室はもちろん3階にも取り付けており、この給気口から外部の新鮮な空気を取り入れます。このあたりの詳しい解説は、HPのコラムを是非参照してください。
化粧構造材
両側に交差している木は、筋違で構造上非常に重要な部材です。ここは本来壁にしてしまうところですが、光を大きく取り入れて部屋の開放感を出すため、あえて化粧にして見せています。表側は、外から見て違和感が内容に黒く塗装しています。床が絨毯ということもあり、木の素材感が温かみのある空間を演出しています。
LDK
LDKの完成状況です。TOTOというメーカーのシステムキッチンを取り入れました。「キュイジア」というシリーズで、IHクッキングヒーターとオーブン、食洗器が組み込まれています。収納は、今はやりの引き出し式です。空間が有れば引出しのほうが取り出しやすく整理しやすいです。キッチンの前の壁は、キッチンパネルという固いツヤのある板を貼っています。掃除がしやすく、カビとか汚れがつきにくいのでお勧めです。床は、カバザクラの無垢のフローリングです。壁天井はビニルクロス(F☆☆☆☆)。白い壁や天井に床や梁材などの無垢の木とシステムキッチンの無機質なカラーがあいまっていい雰囲気になりました。
循環換気とグレーチング
ここは、2階の廊下です。どうしても家の中心が暗くなり、また細長い家のなので空間の広がりを持たすために、2階から3階の廊下に吹抜けを作りました。ただ、それでは、廊下の床を狭くしてしまうことにもなるので、FRP製のグレーチングをはめ込み、吹き抜けの感じと床としての機能を両方併せ持つ工夫をしました。また、中にパイプが見えます。これは、1階から3階までつながっており、家の空気が循環するようにしています。3階の暖まった空気が機械換気によってパイプを通って1階の床下に吹き出すシステムになっています。パイプの出口と入口は後ほど紹介します。
アルミサッシ調整
いよいよ完成寸前です。新築の場合、網戸は、完成間近まで取り付けません。工事中に網を破ったりするかもしれないからです。クリーニングが終わるのを見計らって、網戸を取り付けます。その際、アルミサッシの調整も行います。
2006年07月18日
絨毯工事仕上げ
絨毯工事の続きです。フェルトという下地材を敷きこんだ後、絨毯を敷き込みます。グリッパーに絨毯の端を引っ掛けて絨毯を敷きます。この写真は、アイロンのような形をした鏝で端を押えているところです。壁が出たり引っ込んだりが多いので、その形状に合わせてカッターやはさみで切り込んで敷き込みます。
絨毯工事下地
ここでは、廊下や階段など部分的に絨毯を敷きます。壁際など隅のほうには、グリッパーというものを打ちます。細長いベニヤ状のものに釘先のようなものがサメの歯のようについています。それに絨毯の端を引っ掛けるのです。このあと、フェルトという綿のボードのようなものを敷きこみます。クッション材というか下地材です。
2006年07月15日
設備工事
内装工事が完了すると、設備工事の出番です。写真のように衛生設備や照明器具、コンセントなどのプレートを設置します。
2006年07月14日
ガスメーター
写真の角度が悪くて申し訳ありませんが、ガスメーターを取付、錆止めの塗料を塗っているところです。
メーターは、使用するガスの容量や器具の大きさで変わります。N3号、N5号など。今度ご自分のメーターを良く見てください。数字が大きいと容量も大きいのですが、基本料金も上がります。これは、電気にもいえます。ガスメーターは、地震のような振動があると探知してガスの供給を止めます。同じように宅地内でガス漏れなど多量にガスが出ると止まるようになっています。とてもいい機能ですが、時々間違って体をぶつけたりしても止まることがあります。ガスコンロからガスが出ない!その時は、まずはガスメーターを見てください。そして説明書どおりに復旧ボタンを押してください。すると、また使えます。(よくこういう電話があるんです)
ガス引き込み工事
本体工事と違って、あまり大きく取り上げる内容では有りませんが、この工事がないと生活できません。まったくの更地を購入した場合、水道、下水、ガス、電気を新規に引き込まなければなりません。特に水道は工事中に必要です。この写真の前には電気の引込み工事もありました。電気はほんどが空中を這ってくると思いますが、ガスと水道だけはこのように掘る作業があります。この後道路の本舗装もあるので、工事中には何度となく道路が掘り返されます。
庇
屋上に出るところの庇です。これは、まったくのオリジナルですがもう一度作ってといわれるとちょっと躊躇します。FRPのグレーチングのクリア色を骨組みとし、その上にポリカーボネート板(半透明)をボルトとナットで締め付けて、ステンレスのアングルを使って外壁に止めています。これでなぜ躊躇するかというと、確かに手間が掛かる仕事でもあるのですが、材料がI邸のグレーチングの残りなど手持ち品を集めて作ったため(ステンレスは別)もう1回造ると材料を新たに取るため、お値段のほうが・・・。でもまたやってみようかなと思ったりもしています。
タイル工事
めちゃくちゃ手ぶれです。電気が暗くておまけに手ぶれでものすごくわかりにくい写真になってしまいましたが、間違いなくタイル工事です。目地を詰めているところを撮影したつもりだったのですが。
モルタルで中塗り(高さやレベル、不陸の調整)後、タイルを貼り、目地を専用の材料でつめてふき取ります。
2006年07月12日
土間工事
ここでは、道路際のところが土のままでした。車を出し入れすることを考えると非常に不便なので、コンクリートを打ちます。やりかたは、基礎工事と同じでグリ石を敷き、つき固めて(地盤が下がらないように)鉄筋を敷きコンクリートを打ちます。
クロス仕上工事
クロスを貼っているところです。貼る場所の寸法を測り、機械にその数値を入力するとその長さに糊付けされてクロスが出てきます。場所がないと手でのりをつけることもありますが、今はほとんど機械で糊付けします。それから水平や垂直を見て貼り付けます。その際、継ぎ手が空かないようにしたり、空気が入らないようにしたりと気をつけます。写真は、ローラーで押し付けているところでへらのようなもので押えることもします。ここは、階段室ですが天井が階段状になっていたり、窓があったりと貼るには大変ですが、文句もいわずがんばってくれいます。(陰では不満を言ってるかもしれませんが)
2006年07月10日
クロス下地工事
いよいよ内装工事も始まりました。クロスの下地工事です。何度か紹介していますので細かい内容は割愛させていただきます。ここは、壁が傾斜していたり、吹き抜けがあったり、細かい部屋があったり、クロス業者泣かせです。他に畳、絨毯などの業者が入ってきます。
システムキッチン工事
システムキッチンを取り付けているところです。ほぼ終わりの状態です。ここは、TOTOの商品でキュイジジアという割にグレードの高い商品です。天井の高さの問題で思い通りのレンジフードはできませんでしたが、引き出し式収納やIHクッキングヒーター、食洗器など多様な機能を備えています(オプション)。システムキッチンは、その機能の進化がパソコン並なので1年で機種が変わってしまうこともあります。カタログばかりでなくショールームで体験して下さい。こちらに連絡いただければ、ショールームの手配他メーカーがキャンペーン中だと特典もあるかもしれません。
2006年07月05日
電気工事・照明
ボードも貼り終わり、電気業者さんがダウンライトの穴あけをしているところです。他にもコンセントやスイッチのところの穴あけもします。クロスを貼った後では、場所もですが、下地の位置などがわからなくなるため先行して穴あけをします。バランスや光を当てたいところなどを考えて位置を決めます。
ガス配管工事
ガスの配管のために地盤を掘っているところです。道路から飛び込む部分を掘っています。雨なのですが、後々の段取りもあるので無理してもらっています。手前にホースのようなものがありますが、それがガス管です。ここでは、給湯器のみガスです。最近は、IHクッキングヒーターの普及で電化が進んでいるため、ガス工事の占める範囲が少なくなりました。どちらが良いかというのはここでは、置いといて工事費、ランニングコスト、機能性、環境他複合的に考えなければいけません。あまり先走らず、東京ガスや東京電力などにショールームなどもありますから、よく相談してみましょう。
2006年07月04日
アルミ笠木工事その2
笠木を取り付けて、その上の手摺を取付け始めたところです。シンプルな竪格子です。他にも横や菱形、パンチングメタルやガラスなどバリエーションは様々。但し、金額も様々。手摺の高さは、法規上110センチ以上となっています。たまに低い手摺や手摺の格子がまばらなデザインを見ますが、いくらわかっていても、事故はどのような状態でおきるかわかりませんから避けてください。また、布団をかけているのを良く見ます。ちゃんと施工はしていますが、構造上とても強いものではないので、できればやめてくださいね。
アルミ笠木工事
屋上と2階のバルコニーに手摺兼用の笠木を取り付ける工事です。今回は、アルミサッシをトステムというメーカーで統一しているので、アルミ材を使用した部分は、同じトステムの製品を使用しています。そうすれば、色がそろいます。写真は、取付るための下地工事です。
2006年06月29日
内装下地
S邸も終盤です。壁や天井に石膏ボードを貼っている状態です。ボードを貼るとなんとなく完成も近いなという実感が湧きますし、部屋の大きさや明るさなどが具体的になってきます。クロス、塗装、衛生器具の色、照明器具、タイルe.t.c決めていくことがいっぱい出てきます。作るほうも大変ですが、終盤になるとお施主様も大変です。では、早くから決めればいいじゃないと思いますが、やはり立体感や明るさなどを見て決めたほうが間違いはありません。そうなるとどうしても終盤にまとまってしまうんです。ご了承下さいませ(誰に言っているの?)。
足場解体
ついに足場も撤去で、すっきりしました。ただ、隣の現場の足場がまだあるので、今ひとつ終わった気がしません。
2006年06月28日
外部塗装仕上げ
塗装工事3連発。最後の仕上げの塗装です。黒い壁なので車庫の中が暗くなってしまうことから白い天井にしましたが、ただの白ではなく少し黒を入れています。まったくの白だと病院のようになってしまうので、青味や赤味を入れたりしてぼやけないように工夫しています。色は、本当に難しく人によって好みも様々なので物件ごとに悩みます。塗ってからまたやり直しというわけにも行かないので、つい無難な色を選んでしまいがちですが、時間があれば塗り見本を作って検討してみても良いでしょう。ただ、見本を作りすぎて迷宮に陥らないように注意してください・・・。(塗装業者さんに意見を求めてみるのが良いでしょう)
外部塗装下地その2
塗装下地の続です。次にパテ材を同じように塗りこんでいます。これで下地を平滑に調整します。クロス工事の下地と同じような工程です。このあと、指定した塗料材を塗ります。その塗料もカビとかしみになりにくい塗料です。
外部塗装下地
ここの現場はほぼ外部の塗装はありませんが、車庫の天井とベランダの裏側のみ塗装します。外壁とのバランスを考えて、塗装の見本帳から色をお施主様と決めました。この写真は、塗装の下地処理工事です。下地となるボードの継ぎ目やビスのあとにプライマ-という(接着剤のようなもの)を塗りこんでいます。また、写真では見えにくいですが、継ぎ目にはネット上のテープを張っています。どうしても長い間に継ぎ目にクラック(ひび)が入ってしまうのでその予防です。
2006年06月24日
養生はずし
ついにその外観が現れました。足場の必要な工事がほぼ終わったので、廻りの養生ネットやシートをはずしました。家の中も明るくなって、何かうっとうしいものがなくなった気分です。このあと、足場をはずします。
2006年06月23日
雨樋
雨樋を取付けているところです。樋の形も昔ながらの半円や写真のような角、三角形に近いものなどデザインが増えました。色も多数あるので、外壁や屋根材などとコーディネートしてみてはいかがでしょうか。雨樋はとても大事なものですが、目立たないようにしたいのも事実でそのギャップに悩むときもあります。ここでは、外壁の色に合わせています。また、雨樋が詰まったりすると雨漏りの原因にもなりますから気にしていただきたい部位です。定期的に見られればベストですが、ほとんどが屋根の上で危ないので詰まったり、心配なときは業者さんに見てもらいましょう。
樋受とコーキング
外壁のコーキング工事が終わり(サイディングのジョイント部分)、雨樋を取付けます。この写真では、竪樋の受け金物を取付けた状態です。透明のプラスチック製でできています。となりにガムテープとシートで包んでいるのは屋上の排水口です。外壁ができるまで雨水がお隣に散らないようにしていました。このあと、雨樋とつなげます。
2006年06月20日
コーキング
外壁(サイディング)のジョイントまたは、窓廻りにコーキングというボンドのようなゴムみたいな材料を入れます。サイディングという材料がほとんど3mぐらいの長さなのでどうしてもジョイントが出来ます。サイディングメーカーの専用のコーキングを使用します(色の問題があるため)。まず、サイディングの繋ぎ目の両端にコーキングがくっつかないようテープで養生します。コーキングをする前にプライマ-(接着剤のようなもの)を塗ります。それからコーキングをします。写真は、養生をしているところです。
2006年06月15日
床貼り(無垢)
前に合板フローリングを紹介しましたが、今回は無垢です。カバザクラという木のフローリングで表面にウレタン塗装されています。今、こういう自然の材料を使用することがあたりまえのようになってきました。そのため木の種類も多くなりました。値段もかなり巾があるので調べてみてください。ただ、無垢の場合、合板と違って色が不ぞろいだったり、木の目や節があったりと思ったような仕上がりでない場合がありますのでサンプルを取り寄せて(業者の方も含めて)そこを理解して使っていただきたい。メンテナンスを考えると合板のフローリングが良い点もありますが、完成した後の素材感などは抜群です。当社としては、できればフローリングに限らず無垢のものを勧めします。
2006年06月13日
外壁仕上工事
やっと外壁の工事に入りました。でも、入梅したばかりなのでうまく工程通り進むのかとても心配です。
北側の面を撮影したところです。サイディングという仕上材で厚みが16?あり変形の少ないものを選びました。安価なものでは、12?というのもありますが、フローリングと同様薄いなりの仕上となってしまいます。厚みのあるサイディングだと留金物を先に取付けて引っ掛けます。薄いものだと釘止めです。今回は、アルミサッシ同様黒で統一。以前オレンジ色のサイディングを紹介しましたが、まったく逆ですね。
縦長の建物に対し、横のラインが強いデザインにしたのでどんな風に仕上がるか楽しみです。
2006年06月09日
床貼り
前回掲載した写真の続で床の仕上材を貼っているところです。ここでは、合板のフローリング(ア12?)を使用しています。フローリングも無垢や合板がありますが、傷つきにくく、メンテナンスを考えると合板のフローリングをお勧めします。ただ、各メーカーによって多くの種類の商品が出ていますが、あまり安価だからといってとびつくと、傷つきやすかったり色が長持ちしなかったりと何年後かに後悔します。また、傷つけてしまうとクレヨンのようなもので修復するか専門の修復業者や張替しかありません。貼る場所や部屋の目的に応じた商品を選びましょう。無垢のフローリングは、他の部屋で貼りますのでまたそのときに紹介します。
2006年06月07日
床下地工事
床工事に入り始めました。この写真は、3階の床です。今貼っているものは、遮音材といったほうがよいでしょうか。2階以上の階の場合、仕上の床材(ここはフローリング)の前にこの材をよく貼ります。同じ世帯の方が住むとはいえやはり木造の家は、音が階下に響くため少しでも和らげるためにクッション材を貼ります(絨毯や畳の場合は別です)。住む方が気にならないということであれば、無理に貼らなくてもよいのですが、多少の断熱効果もあり、なるべくなら貼ることを勧めします。
2006年06月01日
防水工事仕上げ
先に掲載したFRP防水の仕上た状態です。他にもいろいろ防水方法はありますが、当社ではこのFRP防水をなるべく推奨しています。色は、ほとんどグレーで仕上ることが多いですが、他にも何種類か色はありますし、タイルを使用した仕上もあります。
防水工事
2階のバルコニーの防水工事です。今まで掲載した住宅同様、FRP防水です。この写真は、まだ下地工事です。樹脂のネットを張り巡らし、プライマ-という下地材を塗布した状態です。このあとトップ(色のついた仕上材)を塗って完了です。
ユニットバス工事
外部工事が進み中に雨などが入ったりしてこない状態になったので、ユニットバスを設置しています。ユニットバスは、廻りの壁が出来てしまうと作業が出来ないため、まだ骨組みの状態で設置します。まず、一番最初に出来る部屋といってもいいでしょう。ほぼ1日で出来上がります。多数のメーカーが出ており、各々特徴を持っていますから、カタログやショールームで見るのが一番でしょう。左官やタイルで仕上る浴室もありこれも味わいがあってよいのですが、コストや工期、後のメンテナンスを考えるとユニットバスをお勧めします。タイル壁仕上のユニットバスもありますし、デザインは豊富です。
2006年05月31日
窓まわりの気密
アルミサッシを取り付けた後、柱や間柱とのすき間に発泡のウレタン材を注入します。サッシを取り付ける際には、サッシの寸法と同じ開口寸法にしても入らない場合もあるので、クリアランスを多少取ります。その部分にウレタン材を注入するのです。今のアルミサッシの性能は上がっていますから結露はしにくいのですが、こういった取り合い部分では金属製なので結露する場合があります。ここで結露すると躯体の内部なので見えませんから気をつけなければいけないところです。また、建物の気密性も上がるので、断熱などの効果もあがります。
2006年05月29日
天井下地工事
石膏ボードを天井に貼っている工事です。この現場ではほぼビニルクロス貼りになります。ここは、3階ですが北側斜線や高度地区の斜線で天井と壁の違いがわからないような状態です。写真の部分は、比較的平らなところです。建物の形状も建築基準法によって時にはそれがそのままデザインっぽくなってしまうこともあります。
2006年05月25日
外壁通気
外壁の下から空気を取り入れるための水切を入れています。何度か紹介していますが外壁に通気層を設けていますから当然入口を作らなければなりません。空気は温まると上昇しますから、その入口を外壁の下に設けているのです。今回の外壁はサイディングですが他の仕上材でもこの方法は出来ます。では、出口はどこかというと屋根の棟(一番上)で排気します。機械を使わなくてそんなに空気が流れるのと
思われるでしょうが、これが結構流れるんです。それが防湿や断熱効果を高めているのです。
屋根工事
屋根材を貼っている状態です。この工事では、カラー鋼鈑の瓦棒葺きです。写真で見える白い木の部分が瓦棒となりここに同じカラー鋼鈑をかぶせます。屋根勾配がきついので職人さんも大変です。普段は設けない屋根用の足場も必要となります。カラー鋼鈑の瓦棒葺きは安価で工事も早いです。同じ鋼鈑でも平葺き、立ハゼ葺きなど種類は様々でコストや屋根の形状で使い分けます。最近は、ガルバニウム鋼鈑というのがはやっているようで、デザインや色も多く外壁に使用している建物を多く見かけます。
屋根下地
屋根の下地です。当社では、通気工法を取っていますので、屋根の骨組みの上に薄い合板を張り、透湿シートを貼ってその上に空気層を取るための桟木をうちます。さらに構造用合板(12?)を貼って、それから写真のようにルーフィング(防水シートと考えてください)を貼ります。とても手間のかかる作業を経てやっと屋根材を貼ります。
断熱材
1階の壁に断熱材を入れた状態です。何度も紹介している工事ですが、ここでは、内断熱(躯体の中に断熱材を入れる)工法です。グラスウールで厚さが100?あります。断熱の密度を示す数値は16kで入れる場所や地域によってこの性能は変わります。写真で見るとただ断熱材を敷き詰めているだけのように見えますが裏側に空気層を設けるなど気を使う作業でもあります。よく押し込んで入れる現場も見ますが、それでは断熱材の機能が発揮できないので注意してください。
2006年04月29日
構造用金物
阪神淡路の震災以来、耐震性が大きく取り上げられるようになりました。それにあわせて建築基準法も木造の強度を上げるためにいろいろな制度を設けました。その中で金物を使って木造の強度をあげる方法もその一つです。この写真は、1階と2階をつなげるホールダウンという金物です。他にもいろいろ金物があって、構造計算によって定められた数値を満たす金物を適正な場所に使用します。
2006年04月19日
お飾り
建物の一番高いところ(本来は、屋根の棟というところ)に取付ける上棟式の飾り物です。今は、だいぶ形骸化されているため、このお飾りも商品として販売しています。上棟式といえば、御餅をまいたり地方によって様々で派手な儀式ですが、最近は簡略化しています。当日は、5時ごろ作業を終え、その後現場でお施主様を交えて簡単な宴会をしました。これも、お施主様の都合や工務店の考え方によって、いろいろです。決まりがあるわけではなく気持ちの問題ですから、工務店さんにどうしたらいいか相談しましょう。ただ、せっかく大工さんと交流できる場でもありますし、人生のうち何回もすることではないと思いますので、伝統(文化?)を残す意味も含めて簡易ながらも行ってください。
門型フレームの組み立て
門型フレームを建てて据え付けた状態です。柱や梁が太くがっちりしているので、見た目にも安心感があります。この太い梁は、天井裏に隠れますが、柱はその形を表した状態にします。この空間が車庫になります。
建前
準備も整い、いよいよ建前(上棟)です。レッカー車を使って1階から順序良く建てていきます。バス通りに面しているため、道路使用許可を取り、ガードマンをつけてやりました。それでも、交通にだいぶご迷惑をおかけしたと思います。都内で工事する宿命でしょうか。敷地も狭く、3階建てのため高い場所に材料をあげたりとしましたが、レッカー車の運転手さんは事故無く作業してくれました。
2006年04月18日
門型フレーム
今回は、今までとは少しだけ工法に違いがあります。1階の道路側を駐車スペースにするため、中に柱を建てることが出来ないので、大きな梁や柱を門型に組み広い空間を作ります。
金物も独特のものを使用します。今回は、一部分のみですが、構造計算をすれば、1階を全てこの工法にして広い空間を作ることも出来ます。
建ち上がった写真もいずれ掲載します。
構造材搬入
いよいよ建てるために現場に構造材を搬入しています。 当社では何度も紹介しますが、クレテックという商品の構造用接合金物を使った工法なので、材料の長さなどを木取りしたあと、現場にて金物を取付けていきます。(今回は、材木屋さんにて取付けて持ち込んでいます)
建てる当日に順序良く出来るよう並べているところです。
2006年04月11日
土台敷き
基礎も出来上がり、いよいよ木材の搬入です。まず先行して、土台を据え付けています。ここでは、コストや性能から桧の無垢材にしています。見えにくいかもしれませんが、基礎の天端には、基礎気密パッキンという商品で、基礎と土台の密着性をより強くするシートを敷いています。これによって床下の気密性を高めています。その他、防腐(蟻)材を塗布し、透湿シートを巻き込みます。
2006年03月31日
コンクリート打ち
鉄筋が設計どおりに入り、コンクリートを打ち込んでいます。ポンプ車を使っていますが、現場の状況によっては、人力だったり、クレーンを使ったり様々です。都内は場所が狭かったり、道路に車が止められなかったり非常にやりにくいところが多いのが現状です。基礎工事の業者さんは大きい車や機械を使うため苦労しています。ご苦労様です。
コンクリート強度試験
基礎工事でコンクリートを打ち込む時に、現場で任意にコンクリートを採取し、写真のような試験器にかけます。その場ですぐに結果は出てきません。これから4週間後にコンクリートの圧縮の強度などの検査があり結果が報告されます。現場ではなくコンクリートの工場で検査することもありますが、役所に提出したり、実際に打ち込んでいるコンクリートの数値を出したいとなると第3者機関によって現場採取となるでしょう。これはなぜやるかというと設計時にコンクリートの強度が指定されます。その数値どおりに(実際は、気温なども考慮して強度を増して発注しますが)強度が出ているかを検査します。他にも鉄筋の太さや配筋の状況を測定します。
2006年03月30日
基礎鉄筋
基礎の鉄筋配筋の状況です。今回は3階建ての為、鉄筋の量が多く入っています。あたりまえですが、基礎は、大事なところです。マンションやビルとは違って、木造の住宅の場合、鉄筋やコンクリートを使用するところは基礎だけです。ここで、今問題になっている鉄筋の量やコンクリートの強度を変えてしまうようなことがあると、大変なことになります。お施主様のデザインや機能などの要望を満たす建物を作ることも大事ですが、見えなくなるところもちゃんとやることこそ(全体的に)、施工業者の勤めと思っています。(ちょっと、かっこつけすぎ?でも、本当です)
止水板
基礎の立上りのところに黒いゴムの板が入っているのがお分かりでしょうか?止水板といって、コンクリートの打ち継ぎのところに入れる材料です。今回の基礎は、底盤と立ち上がりの2度に分けてコンクリートを打つため、どうしても継ぎ目が出ます。廻りの地盤よりも5センチほど上がったところではありますが、万一水が入らないとも限らないので、その時の水のストッパーと考えてください。
2006年03月27日
シート工事
基礎工事の段階でコンクリートを打つ前に黄色いビニルシートを敷きます。これは、気密シートというもので基礎下の湿気を上げないための工事です。シートは、いろんなメーカーから出ていますが、厚みや機密性がいろいろあり値段も違います。このシートは厚めのものなのでなかなか破れません。
2006年03月24日
基礎
基礎工事に入りました。重機を使って地盤を掘っているところです。基礎は当然地盤よりも深く入っています。そのために地盤を掘って基礎の下地を作っていると考えていただけるとわかりやすいでしょうか?この時、地盤がどんなな状態か見る事が出来ます。弱かったり地下水が近ければ雨でもないのに泥のような状態です。赤い土が出ると地盤も固いかなということがわかります。基礎工事の業者さんにその状態のコメントをもらってもよいでしょう。
2006年03月13日
地盤調査
今までの中で初めて紹介する工事ですが、地盤の状態を測定しているところです。基礎を工事する前に3〜5ポイント(予算によって数が変わります)測定します。ここでは、スエーデン式サウンディングという方法です。簡易でコストも安い点があります。地盤の固さや、どれぐらいの深さで固い地盤になるか、地下水の位置等を調べます。今回は、良い地盤だったので問題ありませんでしたが、もし弱い地盤の場合、建物の大きさによっては、杭を打つか地盤を改良するかなどの処置が必要になってきます。以前はあまり地盤の調査は、一般住宅ではやりませんでしたが、将来を考えると、いくら建物自身が強くても地盤が弱くては、地震のときに倒壊してしまうこともありますから、出来れば簡単でも調査した方がよいかと思います。また、役所に行くと近隣で調査した建物(マンションや公共施設など)があれば、データを見る事が出来ますので、それを参考にしても良いでしょう。
2006年03月09日
仮設電柱設置
工事用の電気を引き込むための柱を建てているところです。白いボックスには、ブレーカーがついており、ここから工事用の電源を取ります。工事前にはいろいろ準備があるものなのです。
2006年03月08日
S邸新築工事
M邸の新築工事も終わりました。今回からは、また新しい現場のご紹介です。間口が狭く細長い3階建ての住宅です。工事の進め方は同じでも一軒一軒デザインや住まい方が違うので別の面が見られるでしょう。特に構造では、間口を大きくとるためJフレームという門柱型の構造を採用します。