2015年04月28日
タイル張り
いつも一番最後になってしまうタイル工事。
どうしても人の出入りがある玄関で、外構との絡みもあるので、最後になってしまします。
玄関内外のタイル割を考えて、墨出しをして、基準を作り、タイルを貼っていきます。
大きな面積ではありませんが、タイルを貼るとそのあたりがしまって見えます。
足を滑らせてしまうことを考え、大理石のようなタイルは貼れず、どうしてもやや地味な感じにはなりますが、色合いの組み合わせ、タイルの大きさでアクセントを出すのも良いでしょう。
2015年04月25日
車庫土間仕上げ
枠を入れたり、鉄筋を入れたりして、準備が整い、コンクリート打ちです。
ここは、コンクリートのままの仕上げになります。
そこで、左官業者、それも土間専門の職人さんをお願いして、仕上げています。
鳶がコンクリートを手配し、打ち込む作業をやりながら、左官業者が均していきます。
鏝など専門の工具を使い、水平に均します。ただ、それだけでは終わりません。
コンクリートがだいたい乾くまでは、混ぜた水が上がってくることもあるので、左官業者は何度も均します。夏だと乾きが早くて割れてしまいますし、冬だと遅くて凍る可能性もあります。
なので、左官業者は、打ち込み始めたら、ずっとその作業になるので、大変です。
2015年04月23日
車庫土間工事
建物が出来て、その廻りの工事に入っています。
塀を作ったり、建物前の車庫の土間を作ったりしています。
足場があることで、できなかったため、足場を取るとその作業に入ります。
車庫の土間はコンクリート打ちで仕上げます。
まずコンクリートとその下地の砕石分土を漉き取ります。車が乗るので、コンクリートの厚みは10?以上、その下に砕石を敷き込み突き固めます。
コンクリートを打ちこむ前に強度を上げるためと割れ止めに鉄筋を入れます。
通常、基礎と同じ鉄筋を組みたいところですが、ここの車庫の形状の都合上ワイヤーメッシュと言う格子状に組んである、鉄筋を使っています。
それから、コンクリートを打ちこみます。
2015年04月10日
ガス引き込み
設備関係は、仕上がり前に引き込みがあります。
水道は、基本的に最初からある場合は、引き込みはありませんが、水道の引き込みの太さが建てる住宅に見合っていない場合は、その供給に見合った太さの水道管を引き込みます。
電気は、仮設用の電気は工事中もありますが、とてもそれでは、賄えないので、完成間際に再度直接建物に引き込みます。
ガスは、どのような状態でも、新規に引き込みし直します。写真は、ガスの引き込み工事です。水道もガスも道路を掘削し、本管から分岐して敷地内に引き込みます。
ガス工事については、引き込み工事による金額は発生しません。
電気も発生しません。
水道は、引き込みに関しては、別途金額がかかります。
2015年04月09日
足場撤去
外部の工事が終わると、足場を撤去します。
足場を撤去すると、外壁も見えてきて、すっきりして見栄えがよくなります。
また、足場がいつまでもあると、外構工事や設備(水道・ガス)業者の外回りの工事が出来ません。
ですから、足場はできるだけ早く撤去したいのです。
2015年03月18日
サイディングとコーキング
外壁材であるサイディングを貼り終わると、そのジョイントであるところや窓回りなどにコーキングを打ちます。
サイディングは、当社ではよく使う材料なので、たびたび紹介しますが、今回は、ニチハの新商品で、サイディング同士のジョイントが、基本的になく、メンテナンス性の良いものにしました。
通常サイディング材は、約3mしかないので、必ずジョイントがあります。それがなくなるという点では、見た目も良いですし、劣化の心配がないので、よいと思います。
しかし、窓廻りやコーナーなどでは、コーキングが必要になってしまいます。
写真のように紫色のテープが養生です。コーキングをする部分の両端にテープを貼り、はみ出ても良いようにします。それから、プライマーと言う接着剤のようなものを塗って、コーキングをやります。
サイディングの場合は、コーキングも専門の業者にお願いして、メーカー純正の材料を使います。
2015年03月05日
外壁工事・水切
外壁の仕上げ工事が始まります。
サイディングと言う材料で、横張方式です。
釘打ちするタイプもありますが、一般的に金物工法で、建物側に金物を取り付け、それに引っ掛けるようにサイディング材を取り付けます。
サイディングは、横張だと下から上へと張っていきます。その前に、写真用に水切を取り付けます。
水切は、字のごとく水を切る部材です。壁にあたった雨水が下へ流れるますが、その水が、基礎など外壁下にあたって汚れるのを防いだり、壁の見切りとして設置します。
水切りを取り付けた後に、サイディングを張っていきます。
2015年03月03日
2階バルコニーの防水
バルコニーの骨組み下地が出来上がると、仕上げ工事前に防水工事を行います。
防水は、床面だけでなく、床面から30センチほどの立ち上がりの壁(外壁の仕上げ下端まで)まで行います。
雨水がたまった場合や、雨の吹付に対応するためです。
バルコニーの大きさによりますが、排水を1個以上設けて、そこに流れるように床面に勾配をつけます。
排水の上に小さな穴が見えますが、これは、排水口が詰まって、強い雨で雨水がたまった場合に外へ排出するための排水口です。
現場では、FRP防水としており、写真は仕上げ前の状態です。この状態でも雨漏りしない状態になっていますが、保護をするために上塗りをします。
防水が終わったら、外壁の仕上げになります。
2015年02月23日
ユニットバスの組み立て
新築最初に完成する部屋です。
今回は、パナソニックのユニットバスです。
施工方法は、何度も載せましたが、どのメーカーでも施工手順は一緒です。
床を置き、水平を見て壁パネルを建てて、天井を載せて、浴槽を置いて、鏡・化粧棚・タオル掛け等を設置します。ほぼ1日で完成です。
ただ、床の支持構造やパネル取り合いなど細かいところで、メーカーごとに変わります。
そのどれがいいとか悪いはありません。
各メーカーは、それぞれの特徴を生かしていますから、ショールームに行き、商品を実際に見て、
または、説明も受けておくと、納得しやすいでしょう。
ただ、メーカーの数が多いので、全てを見てしまうと、どれがいいのかわからなくなります。
工務店に聞いたり、すでに工事をされた方に(新築でなくても)、感想を聞くのもよいでしょう。
2015年02月12日
屋根葺き
屋根の下地ができて、仕上げに入っています。
ガルバニウム鋼板の平葺きで仕上げます。屋根材は、どんな材料でも下から葺き上げていきます。
途中に突起しているものは、雪止めです。最近の大雪で需要が伸びましたが、ある程度勾配がある屋根では、これをしないと雪が解け始めに滑って落ちてしまい、隣地や通行人などに危害を及ぼす可能性があります。また、自身の雨樋を壊すこともあります。
2015年02月10日
屋根葺き下地
木工事の屋根下地が終わったら、屋根の仕上げの業者になります。
ここでは、ガルバニウム鋼板という金属板の仕上げ材です。
どんな仕上げ材でも、先にこの防水紙を貼ります。もちろん雨漏り対策です。
これを仕上げた後に、ガルバニウム鋼板を施工します。
外壁下地構造用合板
骨組みが出来て、屋根ができると外壁に入ります(基本的に、外部から仕上げていきます)。
壁には、構造用合板の厚み9?を貼っていきます。
これは、2×4工法などのパネル工法によく見られるやり方です。
在来軸組も、阪神大震災以来、構造強度を上げる方向に行き、材木同士と継手や筋交いの入れ方などが変わってきました。
その流れの一つが合板を外周に張ることです。
これで、水平方向の風力や変形に対応します。
ただ合板を張ってあればよいわけではなく、上下については、土台から桁など水平方向の構造材にかかっていないといけません。
また、左右については、基本的には柱から柱にかかっていないといけません。柱がない場合は、間柱にかけます。
釘のピッチも15?以内、太さ長さも決まっています。
見えないところですが、重要なところです。
2015年02月03日
屋根通気
上棟が済んだら、まずは屋根から作業に入ります。施工の手順と言う理由もありますが、屋根が出来れば、多少の雨でも作業ができるからです。
屋根垂木と言う骨材を約45?ピッチに屋根勾配なりに留めたら、その上に合板を張ります。
通常は、その上に屋根仕上げとなりますが、その前に屋根通気の施工をします。
屋根通気は、屋根仕上げの下地材と屋根垂木の骨材の間に通気層(空間)を作り、そこに空気が流れるようにします。そのことによって、屋根にあたる日射からの熱を、外部へ逃がすという仕組みになり、家の中の暖冷房の効率を上げる作用を考えています。
通気層は、入口と出口も作らなければなりません。空気が流通することで初めてその効果が出ます。また、通気層も25?以上の厚みがないと薄すぎても効果がありません。
屋根の場合、軒先から空気が入るようにして、棟で排出します。また、そのような製品もちゃんとあります。ここでは、壁通気もやるので、軒先の通気はなく、壁の通気が屋根を通るようにします。
写真の縦に流している材木がその通気層の厚みを確保するための骨材です。屋根垂木と同じピッチで留めて、仕上げの屋根材がしっかり固定されるようにします。
通気の材料の下に透湿シートを貼ります。雨水侵入時の防止と共に、湿気が入るのを防ぎ、内部の湿気を吐き出すことができるシートです。
この上に、もう一度屋根仕上げ材用の合板を張って、屋根仕上げ工事になります。
2015年02月02日
上棟
無事、上棟完了。写真は、2日後ですが、上棟時も天気がよく、立地上、レッカー車が使えず人力になってしまいましたが、順調に進み屋根垂木までできました。
鳶も足場に養生のネットを貼って、周囲に物が落ちないようにしてもらいました。
写真では見えませんが、一番上に南へ向けて上棟用のお飾りを、取り付けています(工事が進むと屋根裏に入れてしまいます)。
作業後、お客様と外部の色などの確認を行い、それから建物の四方に、酒・塩・米を撒き、お浄めしました。
その夜は、お客様に一席用意していただき、終始和やかに上棟式は終わりました。
これからが、本番です。
2015年01月26日
金物付け
 
土台を据え付けたら、上の骨組みの材料を搬入します。
雨ならば別ですが、現場にて構造用の金物を取り付けます。
当社では、なるべくプレカットをしない方針なので、こういった作業が上棟までにいろいろあります。
この金物は、タツミ社のクレテックと言う商品です。
柱・梁・桁他構造材の接合部を従来の材木を加工して組み合わせるのではなく、金物で接合します。
もう10年以上も使用しており、問題もなく、当社ではこれ1本でやっています。
金物の性能については、メーカーのHPをご覧ください。
材木同士の組み合わせだと、欠損することが多く、本体の材木の断面積が失われます。この金物工法だとそれが少ないのです。
材木の大きさに合わせた金物を取り付けていき、あとは建てるのみです。
2015年01月24日
土台入れ
基礎が完成し、先行の足場もできて、いよいよ木造本体の工事です。
まずは、土台の据え付けです。
基礎に写し出した、建物の基準芯を土台にも写していきます。
それから、基礎から出ているアンカーボルトの位置を写し、アンカーボルトが入るように穴をあけます。
それが出来たら、基礎の上の土台を載せていくのですが、その前に防蟻材を塗布(写真奥の方で黄色になっている部分)します。
一方、基礎の天端には、基礎用の気密パッキンを敷いていきます(写真左の黒い部分)。
土台と基礎の間からの雨水・虫・冷気などの侵入防止のためです。
それらを終わらせて、土台を据え付けます。
2015年01月10日
水道先行配管
基礎ができて、周りのやり方も取り払うと、設備業者さんが水道や排水の建物周囲の配管を行います。
建物が建ちあがってからでは、作業がやりにくいことや、写真を見ても分かるように土を掘り返すので、汚してしまいます。あと、工期的にも厳しいので先に作業します。
建物から出てくる排水管を道路まで流すように配管していきます。途中雨水の排水も受けます。
この作業が終わると周りを整地して、足場を組みます。
2015年01月09日
基礎への墨出し
出来上がった基礎に、建物の通り芯をつけていきます。
木造に限らず、建物は、壁の厚みの中心(木造は柱の中心)で寸法を出します。
壁の外から外、内から内ではありません。だからたとえば、1m×1mの四角とすると、壁の厚みが10?なら、外々寸法だと1m10?の大きさになります。
それを通り芯と言い、その位置を基礎の天端に写し出します。
その時、基礎を作る時に基準として作ったやり方より、同じようにして位置を出していきます。
写真のようにやり方に書いてある芯の位置を糸を両端に張って、差し金などを使って基礎に写します。
この基礎に出した芯が基準となり、土台を据え付ける時の基準になります。
2014年12月25日
材木の刻み
墨付け、刻み・・・いろいろ呼び方ありますが、全て正解です。
実際写真の状態は、墨付けです(ボールペンでやっていますが)。
木と木の接合部分の加工するために印など書き込む(墨をつける)作業です。
土台から、柱、梁材などすべてにその印をつけ、その場所がどこになるのか、番号などをつけていきます。
それから、接合部分(仕口)の加工・・・刻みに入ります。
今は、工場に材料を運び、機械でこれらの作業をやってしまいます。コンピューター制御で、
業者の入力さえ間違えなければ、正確にできます。
それも仕事を進めていくうえでは、ありなのですが、やはり技術を継承していくことを考えて、人の手でやっています。
2014年12月19日
基礎型枠・立ち上がり
ベタ基礎という形式の基礎で、鉄筋の組立が終わったら、まずベースの土間にコンクリートを打ちます。
コンクリートが乾いたら、今度は、立ち上がりの基礎にコンクリートを打ちますが、その前に型枠を入れます。
設計図通りに基礎幅を考慮して、組み立てます。
また、コンクリートを打ちこんだ時に、型枠がずれないように周囲を補強します。
2014年12月15日
基礎配筋
 
周囲の型枠ができたら、鉄筋を組み立てます(基礎の形状で順番は変わることもあります)。
外周部の鉄筋を組み立て、それから土間の鉄筋を並べていきます。
鉄筋も長さの限度があるので、よほど小さな家でない限り、必ずジョイントは出ます。
その場合は、鉄筋同士を重ねて継ぎ足すのですが、その重ねの長さも法律で決められています。
外周部の立ち上がりの鉄筋と土間の鉄筋も必ず絡むようにしてつなげます。その時も長さが、決められています。
鉄筋の間隔は、構造計算や設計時事務所の判断で常に一定ではありませんが、その基準寸法は守り、一定間隔で鉄筋を並べていきます。
鉄筋同士をつなぐものは、結束線と言う針金のようなもので、何か所もしっかりと止めます。
全て組み上げたら、まずは、土間のコンクリートを打ちます。
2014年12月11日
基礎型枠
基礎土間下の転圧が終わったら(砕石を撒いて、突き固めること)、気密ンシートを敷いて、地盤の湿気止め対策をします。
それから、外周部に基礎の型枠を建てます。
ここでは、ベタ基礎と言う、基礎の立ち上がりから、土間まで鉄筋とコンクリートが一体化しているやりかたです(最近は、ほぼこのやり方)。
そのため、先に周囲に型枠を建てます。内部にも基礎の立ち上がりはありますが、それらは、土間のコンクリートを打ってから、建てます。
このあとは、鉄筋の組立です。
気密シート
基礎に必要な深さを図面の寸法通りに掘って、それに砕石を撒いて、突き固めます。
固めたら、気密シートを敷き込みます。
基礎下の湿気を基礎内に侵入させないためです。
これで、1階床下の基礎がいつも乾燥した状態になります。
2014年12月05日
やり方出し
同時に新築工事が始まり、同じような作業がアップされますが、ご了承ください。
もう一つの現場では、撤去してしまった、やり方をここでは、作っています。
何度も書きますが、これで建物の敷地に対する位置、建物の平面的な大きさ、基礎の位置、基礎および建物の高さを設定します。
つまり、これを間違えるとめちゃくちゃな建物になっちゃうということです。
2014年11月22日
解体後
解体後と言うと、何もない状態の事です。
建物を壊して、基礎も撤去します。あと、状況によっては、植木、物置、不要な残置物を撤去します。
それから、細かい解体材や整地を兼ねて、機械で地面を軽く掘ります。
その際、地中の埋設物も探します。
それらが終わると、きれいに整地します。
写真に石が残っていますが、お施主様の御要望で廃棄せずに残してあるものです。
機械や道具を搬出して、周りを掃除して、解体業者の工事は完了します。