2008年04月28日
カーポート
車庫の屋根工事です。カーポートともいいますが、最近は、ほとんどアルミ製のメーカーによる商品がほとんどでしょう。他に、木製や鉄製でもありますが、長いメンテナンスを考えるとアルミ製がよいと思います。
アルミは、ほぼ腐食することはなく、メーカーの商品ですから不具合も少ない。工事もほぼ1日でできます。カーポートに限らず、門扉・フェンスなどもアルミ製のメーカーによるものをおすすめします。価格もデザインも多様にあります。色も新築ならばアルミサッシに合わせることもできます。
ただ、寸法としてどうしても規格のサイズが入らない場合、多少は加工できますが、そういう場合は、鉄や木で製作するしかありせん。その場合、塗装など定期的なメンテナンスをおすすめします。
2008年04月12日
玄関タイル張り
玄関内部土間のタイル貼りです。タイルのメーカーも多く、色柄や素材も様々です。
大きさも通常は、100、150、200、300角ぐらいはあります。
ただ、都内の住宅では、なかなか広い玄関ができないので、あまり大きなタイルを貼ることはありません。目地の掃除などを考えると300角ぐらいやれれば見た目もいいのですが。
2008年04月09日
壁収納
リビングの完成写真です。壁天井は、ビニルクロス仕上げで、床が床暖房対応の化粧合板フローリングです。
昨今シックハウスで内装材が問題になりました。その要因として、ホルムアルデヒドの発生でした。最近は、のり、材料、塗装の成分が厳しき制限され、規格化されました。その表示として「F☆☆☆☆」とあります。当然ここでも、その規格にあった材料を使用しています。壁に収納がありますが、その材を保護するために使用した塗料も自然素材のものを使用しました。
これは、別の話になりますが、この壁収納CD1枚分は、埋め込まれています。なぜそれだけできるかというと、壁の中の断熱材が外部に張ってあるからです。
外断熱が性能上よいことは、お話しましたが、こういう副産物もあるのです。
2008年03月30日
外装完成
外壁の塗装が終わり、雨樋もかけて外回りの養生もはずしました。
外壁は、アイカ工業のジョリパットという吹付け材で仕上ました。色の種類は多くありますが、注文で作ることも可能です。吹付けた表面の仕上も玉の小さいものから粗いものまで何種類かパターンがあります。
外装が終わると、雨樋、換気扇関係の外フード、テレビアンテナなど外部に取り付くものを取付けます。そして、養生をはずし、足場を解体します。
2008年02月04日
ユニットバス設置
建物の外部がふさがり、雨も入らない状態になると先に設置する設備がユニットバスです。ユニットバスは、かなり種類がありそれぞれ特徴をもっています。かといってあれもこれもと見ているとなかなか決められません。時間があればじっくり各メーカーのショールームを見るのも良いですがまずはサイズ。自分の家に合ったサイズや希望のサイズを見ます。それから、基本的な機能はみな似ていますから、機能を見ましう。保温性、清掃性など。それからデザイン。
まずは、設計事務所や工務店が勧めるものを見て、気に入らなければ、他のメーカーをあたるというほうがよいかもしれません。あと、知り合いでユニットバスを入れている人がいたら、感想を聞くのもよいでしょう。
2008年01月31日
天井下地と配線
外部ができてくると、大工さんは中の仕事に入ってきます。まず、天井の下地の骨組みを組みます。
升目のように縦横に木下地を組んで、石膏ボードを貼ります。
この際、先行して電気工事の配線も組みます。主に照明器具の配線となります。
ですから、このころには、どこに照明器具の位置を決めるか、どこにコンセントをつけるかなどが必要となってきます。
2008年01月21日
通気層
外壁の下地の状態です。ここで何度も説明している通気層をあらためて説明しましょう。建物にとって大事なことと我々は考えていますので、今後もそのたびに説明していきたい工事です。
白いシートは、透湿シートといっていくつかのメーカーから販売されています。その特徴は、共通で防水の意味と外部の湿気を防ぎつつ、内部からの湿気は外部に通すという便利なシートです。ジョイントには、専用のテープで気密性を保ちます(専用のテープが無いメーカーもあります)。本来の外壁は、この上に貼るのですが、なぜこのように湿気を防ぐ必要があるかというと、シートの上に竪に打ってある木が、外装材を受ける材ですが、同時にこの期時の間の空間が通気(空気)層になるのです。
壁の下から入った空気が、上昇気流でこの空間を通るのです。そして、屋根の換気棟から出て行きます。となると壁の中を湿気を含んだ空気が通るので透湿シートが必要なのです。そして内部の湿気をこの空気層で上に押し上げるのです。
この通気層によって、漏水・湿気を防ぐこと、断熱効果をあげる効果があります。アルミサッシのペアガラスがなぜ良いのかというと、2枚のガラスの間の空気層が断熱効果を出すからです。それと同じです。
この通気層を持つか持たないかで家の性能は大きく変わるといってよいでしょう。
2007年12月26日
コロニアル葺き
コロニアルとは、屋根葺き材の商品名でスレート屋根ともいいます。薄い板で軒先から順番に重ねながら棟に向って貼っていきます。屋根材を葺く前には、アスファルトルーフィングという防水シートを貼ります。万一雨がコロニアルのすき間を吹き込んでも下のシートが中に雨が入るのを防ぐようになっています。
屋根の所々に置いてあるなにやら兵器みたいなものは、コロニアルをカットするのに使う裁断機です。
2007年12月25日
ホールダウン金物
いまや義務付けられている金物です。木造の弱点といえば、柱や梁など各々の部材の接合部分です。今までは、ほぞを掘ったり、木材を加工して接合し、不足部分を金物で補強していました。でも、その金物も大きな効果になっていませんでした。また、木材を加工することで、かえって大きな地震の時の力によって、切断されてしまうという状態も起こりました。
そこで、構造用の金物が多く出され、各々の接合部分に掛かる力を考慮し、それに見合った金物を取付けます。写真の金物は、基礎と柱を固定する金物です。
2007年12月19日
上棟
棟上、上棟など呼び方はいくつかありますが、基本的に棟(屋根の一番高い位置にある水平材)をあげることを言います。この時点でおおよそ家のボリュームも含め形が見えてきます。レッカー車という機械を使い、大工や鳶が一体となって作っていく状況は、見ていて面白く、楽しみです。一方ミスがないか、事故がおきないかと心配も同じくらいにあります。ですから無事に終わるとお施主様同様うれしくなってしまいます。
建て方の機械
上棟に際し、ほとんどの現場では、レッカー車という機械を使用しています。
現場の規模によって、重量(釣り上げる力)の違うものが来ます。ただ、電線が邪魔したり、道路や敷地が狭くてレッカー車が置けなかったり、厳しいことも多々あります。ここでも道路を半分ふさぐような状態になります。一方通行路なのでまだ良い方ですが、車や人間の往来を邪魔し危険なので、警備員をつけ、安全に誘導します。
また、所轄の警察に道路使用許可をもらうようになります。これには申請費がかかります。家を建てるということは何度も言いますが、結構大変です。
2007年12月15日
土台入れ
基礎が出来上がりますと土台を敷き込みます。土台は、柱を受け基礎と連結する役割があります。土台は、アンカーボルトという事前に基礎に埋め込んである金物で取付けます。土台と土台のジョイントは、構造用金物で連結しています。
写真で小さく写っていますが、大工さんが測量機器を使って土台のレベルを見ています。
ちゃんと作ってはいても基礎の高さは、微妙に違います。それを基礎もしくは土台で水平調整します。ここで水平調整しないと建物がまっすぐに立ちません。そこで土台のレベルを測量しています。
2007年12月05日
基礎・アンカーボルト
基礎は、コンクリートと鉄筋が主な材料で、建物の規模でその数量や強度が決まります。最近多くの基礎がベタ基礎といって写真のように土間も含めて鉄筋を組、コンクリート打ってしまいます。基礎下の湿気も防ぎますし、施工性もよくほぼ一般的な基礎になったといえるでしょう。
その基礎にアンカーボルトという金物を先に埋め込みます。このボルトが、土台や柱とつながり建物の足回りを強化します。この本数などは、建物の形状で変わるので、見た目に多い少ないは、わかりません。ただ、このアンカーボルトが重要です。
2007年12月01日
基礎鉄筋組み立て
基礎下のグリ石敷きが終わったら、突き固めてから気密シートを貼ります。それから捨てコンクリートを打ちます。別に捨てていらないコンクリートではありません。本当の基礎の底板を作る前に厚み5センチほどコンクリートを打ちます。写真のように基礎の中には、鉄筋が組まれます。鉄筋はただ入っていれば良いわけではなく、土や空気に触れるような位置にあってはいけないので、なるべく基礎の中ほどに来るようにします。スペーサーというもので調整はしますが、この捨てコンクリートによってより土から鉄筋をはなす意味もあります。また、この捨てコンクリートに墨線を出して型枠の立つ位置を書き込んだり、型枠を立てるベースにもします。
2007年11月29日
基礎工事と先行配管
基礎に入ると基礎のそこの部分まで堀り、グリ石を並べて突き固めます。
現在その状態まで来ており、その時点で設備業者(主に水道関係)が、コンクリートや鉄筋の配筋前に先行して配管を入れます。ほかに電気業者がアース関係の配線も入れます。必要に応じてガス業者も先行配管しますが、ここではオール電化なのでガス工事はありません。この後、気密シートを敷き込み、鉄筋を組みます。
2007年11月25日
地鎮祭とやり方
建てる前の準備で儀式としてあるのが地鎮祭です。これは、土地の神様に対して行う儀式で、工事の安全祈願とお施主様の繁栄を主にお願いします。
神社の宮司によって執り行われるのが一般的ですが、できるだけ地元の神社にお願いしましょう。それでこそ意味があります。地域によっても違うこともあるでしょうが、写真のように四方に竹を立て祭壇を中に置きます(南に向けて)。注連縄で竹を結び、縄には魔除の飾りをつけます。右下に砂を山のように盛り、敷地内の草木を建てます。
地鎮祭が済むとやり方といって、建物の建てる場所の位置出しと基準線を出していきます。奥に見える柵のようなものがやり方です。これらが済んでやっと基礎工事が入ります。
2007年11月23日
仮設電気の準備
どんなに工事をしたくても現在では、電気が無ければ不可能です。そのためには、仮に電気を引込む必要があります。更地を購入した場合は、当然電気がありませんので、引込まなければいけません(業者がやります)。
建替えの場合でも、既存の建物を解体する場合にいったん電気のメーターは撤去されます。どちらにしても仮に電気を引込みます。工事が済む前には、正式に電線から再度引込み、この仮設の柱は、撤去します。そして、建物に新しいメーターを取付けて内部とつなぎます。
2007年11月15日
地盤調査
何度か紹介している、スウェーデン式調査です。
写真の機械を使い、槍のような棒を差し込み、おもりを載せてその荷重によって地盤に入っていく速さや深さを見ていきます。地盤が悪いとさほど荷重を掛けなくても勝手に沈んでいきます。地盤が良いとこの機械によって回転させながら入れていきますが、なかなか入っていきません。ただコンクリートガラのようなものがあると入っていかないこともあり、これは、かえってよくない状態です。
上に建つ建物の規模・重量によっも左右されるので、調査の上設計事務所や調査会社の判断を仰ぎましょう。
2007年11月12日
解体完了
MI邸の解体も着工から約1週間で解体完了しました。
既存の建物が敷地の奥にあり、手前に壊さない家があるため最初は手壊しからはじめました。通路を確保してから機械を入れて、解体しています。
解体も立地条件や建物の規模構造によって早くなったり遅くなったりします。
2007年11月06日
解体開始
解体工事というのは、新たな現場の始まりでもあります。
近隣への迷惑も他の工事に比べて気を使う工事です。
解体に入る前に、ガス、電気、水道、電話を止めます。水道を除き基本的に撤去します(状況によっては、変わりますので施工業者に聞くこと)。
解体前にはできるだけ近隣に挨拶回りをしておきましょう。この行為があるかないかでご近所の印象は、大きく変わります。
また、当然お引越しが済んでからの工事ですが、大事なものなど忘れていないかチェックしてください。また、壊してはいけないものが敷地内にあれば、よく伝えておくか移動しておきましょう。