2021年01月26日
瓦屋根の棟直し
瓦屋根の棟が壊れており、雨漏りしている形跡があるため、修理をしています。
棟の瓦を受けている土が流れてしまっており、棟が崩れた状態になってました。
写真は、いったん棟を撤去し、新しい土を補填して、再度積み直しをしています。
他にも割れた瓦も直します。
瓦屋根は、このように部分補修ができるという利点があります。
ただ、瓦屋根は、都内では減少しており、職人さんも限られてきています。
これから、どうなっていくのか、心配です。
2021年01月22日
外装工事
 
1階が鉄骨造で、2,3階と木造の住宅の外装工事です。
足場で囲い、外壁と屋根の塗装、防水が主な作業です。
割と大きめの建物と裏側が狭く、思ったように進んでいません。
天候にも左右される工事ですが、足場があるので、できるだけ早めに終わらせたいものです。
今、見た限りでも、きれいな壁になっているので、早く完成を見たいものです。
2020年11月19日
破風の修理
  
屋根の形状によっては、写真のように屋根の両端が、山形になっています。
この部分を破風と言いますが、古い建物だとその部分が木製になっており、塗装で仕上げています。
外装を頼まれると、その部分も塗装しますが、やはり経年劣化で、塗装がはがれてしまいます。
その都度塗装しますと、費用も掛かるので、今回は、破風にカラー鋼板を張ることにしました。塗装よりも劣化が遅く、雨風にも強いという利点があります。
ここでは、屋根の上から作業していますが、状況によっては、足場が必要です。
2020年09月29日
外装足場撤去
どんな工事でも足場を撤去するときほど、ホッとするものはない。
足場があると、台風など荒れた天候の時は気になるし、お客様もいつまでもあればうっとうしい。
また、足場を掛ける時も外す時も近隣には迷惑が掛かる。
見栄えも良くない。
養生のネットが外され、建物が見えてくると、塗装できれいになった壁が見えてくる。それも気持ちがいいし、邪魔なものが無くなっていく過程も好きです。
足場は、掛ける時よりも、外す時の方がはるかに速い。
天気がいいとなおさらいいもんです。
2020年08月12日
外装完了
外装工事が終われば、足場の撤去です。
足場を取った後の外壁が、ようやくみられる時でもあります。
きれいになるのは気持ちいいものです。
2020年07月14日
足場掛け
外壁や屋根の工事には、必ず必要な工事です。
作業の施工向上、安全、周囲への配慮です。
ただ、都内では敷地が狭く、づしても隣地に越境してしまうことも、よくあります。
隣地の方も越境することもあると思います。
お互い様ですので、お互い配慮するようにしていただきたいです。
2020年06月10日
屋根葺き増し完了
車庫の雨漏りがひどく、既存の屋根の上にさらに新規に屋根をかけました。
元の屋根が太いアルミ型材で丈夫なため、今度は木下地で作りました。
仕上げは、ガルバニウム鋼板貼り。
屋根勾配が緩いのと、屋根の重みを軽くするためです。
建物の屋根と同じく色を合わせました。
2020年05月27日
外装工事の完了
 
きっかけは、この写真では見えませんが、2019年秋の台風で、屋根材が吹き飛んでしまいました。
この建物は、RC造なので、屋根材の下は、コンクリートの躯体なので、直に雨漏りすることはありませんでした。
そこで、保険を使って、修理することになったのですが、同じ屋根材にすると、また台風で飛んでしまう可能性があるため、すべて撤去し、防水仕上げにしました。
工事に関しては、足場を組みました。その際、想定以上に外装が悪く、足場を掛けた流れで、すべて外装をやり直しました。
工事内容が大きくはなってしまいましたが、足場を掛けるということは、見えないものが見えるという、大きな利点があります。
軽微な状態もあれば、大きな修理が必要な時もあります。
できれば、足場があるうちに、工事をしたほうが、経費も含めて有効と思います。
予算の問題もあるとは思いますが、足場を含めた工事をお勧めします。
屋根の葺き増し
駐車場の屋根から雨漏りがひどく、何度か、修理したものの、解決されませんでした。
車庫には、電動のシャッターもあり、壊れているそうですが、雨漏りを解決しないといけないとメーカーに言われました。
そこで、現状の屋根の上に新しく金属板の屋根を葺き、車庫自体を覆ってしまう方法にしました。
写真は、新規の屋根の骨組みを取り付けています。
いろいろな方法があるとは思いますが、現場の状況によっても変わるので、いつもその方法で悩みます。
2020年02月28日
トタン屋根の棟の補修
春の日差しで屋根の上は、心地よいです(笑)
台風で屋根の頂部にあたる棟の釘が緩んでいたり、外れていたので、点検しながら新たに釘打ちをしました。また、台風が来ていたら、今度は屋根材が飛んでいたでしょう。
2020年02月05日
外部木部の塗装
 
以前、改修を行った際に、木戸や木部を生かした工事をしました。
その木部の塗装を行いました。
やはり木部なので、そのままにしておくと腐食します。それを防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。
ここでは、キシラデコールという外部用の塗装を使っています。木部の良さを生かしつつ防腐防虫効果があります。色も何種類かあり、クリアな色もあります。
2019年11月16日
バルコニー塗り替え
 
住宅の2階バルコニーの塗り替えです。
鉄と木でできているので、錆びていたり、腐食している部分があります。
下地処理をして、塗装をします。
足場無しでも可能ですが、屋根の修理もあることから、必要最低限の足場を組んでいます。
2019年06月14日
屋根塗装下地その2
 
コロニアル屋根の塗装の場合、下地材を塗る時に合わせて行う作業があります。
写真の部材をコロニアルの重ね合わせの部分に(写真上の置いてある金具の上)、写真下のように差し込んでいきます。
これは、雨水の吸い込み防止材です。
塗料をそのまま塗り込むと、コロニアルの重なり部分にあるわずかな隙間が塗料で被膜を作ります。完全に被膜していればいいのですが、その部分に吹き込まれた雨水が毛細管現象で吸い込まれてしまいます。
ある程度の重なり部分にある隙間は、中の圧力と外の圧力で吸い込まれないようにっているので、その隙間を保つために金物を差し込んでいます。
屋根塗装下地
建物全体を塗り替えていますが、作業としては、全体を水で流す「洗い」という作業をします。この作業で、汚れなどを落とします。
それから順番としては、屋根から塗っていきます(下地の段階では、外壁も合わせて行うこともあります)。
写真は、屋根塗装の下地材を塗っています。外壁でもそうですが、白い色なので、お客様からよく違う色を塗っていると指摘されますが、下地材なので指定の色を塗るのはこの次になります。塗料と屋根や壁がよく接着するための塗料です。
外壁亀裂修理
建物全体の塗り替え工事に入っています。
新築してから10年以上、大きくはないですが、細いひびが多々見られました。
その部分にシリコンを注入するなど、ひびを埋める修理をして、壁を塗ります。
2019年05月06日
雨樋直し
原因は不明ですが、横樋のジョイント部分が下がってしまい、そこから雨が下へ落ちていました。
ジョイントは、しっかり接合されていたので、雨樋の角度を支持金物を曲げて調整しました。あまり、やりすぎると角度が変わり別の方に雨がたまるので、調整が難しいです。
ごみが詰まってしまうことや、雪が乗って重みによる原因などいくつか考えられます。
また、経年変化でジョイントが外れてしまったり、樋自体がひび割れを起こしてしまうこともあります。
雨の日に雨樋からあふれるように落ちて来たりしたときは、気を付けてください。
また、晴れた日でも特定の場所だけ雨樋に汚れがついていたら、そこから漏れている可能性があります。
2019年04月23日
外壁・シール工事
 
古い建物で、外壁材のジョイント部分がひび割れてしまい、防水効果がない状態になっていました。
へーベルという外壁材で、この材料は、だいたい60?間隔ぐらいにジョイントがあります。
いわゆるコーキングというものとその後の塗装で、雨水が入らないようにしていますが、全く手入れされおらず、今回修理しています。
一度既存のコーキングを撤去し(上の写真左側の下がその状態)、新たにコーキングします。
きれいに仕上げるためと余計なところに付着しないように養生のテープを張って(緑色のテープ)、コーキングを打ちます(写真上)。
そのあと、専用のへらできれいに仕上げます(写真下)。
この作業が終わり、1日乾燥させてから、塗装工事に入ります。
2019年04月16日
外装工事中間
   
10数年前に新築した住宅の塗り替えです。
足場をかけて、屋根から外壁、ウッドデッキまですべて塗り直しです。
屋根は、金属板、外壁はモルタルの上に塗装、サイディング、格子は木製、バルコニーとウッドデッキは木製と塗装業者さんは、その個所ヶ所で材料を変えたり、養生したりが大変です。おそらく、塗る面積は大きいので、塗装はしやすいでしょうが、養生が大変でした。
この建物は木製の格子も多く、塗装が苦労したようです。
でも、デザインが面白い建物なので、工事が終われば、また元のようにきれいに見えるでしょう。足場を早く取りたいものです。
2019年03月13日
屋根改修
 
屋根の上に改めて屋根を作るカバー工法という工事です。
何度か、このブログでも紹介させていただいています。
現状は、コロニアル葺きの屋根で、以前、塗装を当社でさせていただきました。
塗装も何度もしてしまうとかえって、雨水の吸い込みがなりやすくなるなど、弊害も出てきます。
かといって、吹き替えると大工事になってしまうのと雨が降ると大変なので、カバー工法が多くなってきました。
新規に張る材料は、ガルバニウムという金属屋根です。
大きい屋根ではありませんが、写真のように屋根が折れ曲がっていたり、トップライトがあったりと役物が多く、少し手間がかかります。
防水紙を貼って、新規にガルバニウムを張っていきます。屋根が二重になるので荷重はかかりますが、金属なので大きな影響はありません。また、屋根が二重になるので、断熱効果もでます。
2018年12月26日
バルコニー笠木工事
 
外部の工事で、最後に行うのは設備以外では、バルコニーがない場合を除いて、笠木の工事でしょうか。
笠木は、板金業者にカラー鋼板で作る場合と、アルミサッシなどの建材メーカーで作る場合があります。
ほとんど、メンテナンスや雨漏りなどを考慮すると、サッシメーカーの笠木がほとんどでしょう。
この現場では、バルコニーの立ち上がりに壁の頂部に手すり付きの笠木を取り付けています。色は、同じサッシメーカーなので、アルミサッシと同じ色ができます。
形状やデザインは、いろいろあります。好みと建物の状態から選択します。
足場の後に施工するのは、たいてい笠木は、材料が長いので、足場が邪魔になるのと足場を撤去する際に、足場材がぶつかって傷になる恐れがあるためです。
2018年11月30日
サイディングの継ぎ目
外壁の仕上げ材、サイディングが張り終わると継ぎ目の処理に入ります。
サイディングは、材の長さが通常3mほどでどうしても継ぎ目が出ます。また、建物の角や窓廻り等も突き付けてはいないので、隙間が空きます。
そこにサイディングメーカーのコーキング材を注入します。
雨水の侵入を防ぐためです。
写真のように継ぎ目に養生のテープを張っていきます。これは、コーキング材が本体に付着して汚さないようにするためです。
このあと、プライマーという接着剤を塗布し、コーキング材を注入します。
メーカーのコーキングなので、サイディングと同色です。
これで、外壁は完了です。
2018年11月19日
軒先の塗装下地
建物外装工事の一部。屋根の軒先塗装の下地です。
防火のボードを軒廻りに張って、それを塗装で仕上げます。
塗装は直に塗れますが、ボードのジョイントやビスの頭などが見え、それは塗装では隠せません。そのために、パテを使って隙間やビスの頭を埋めて平滑にしていきます。
それらが乾いてから、仕上げの塗装となります。
2018年11月15日
外壁工事
  
外壁の仕上げ工事に入っています。
ここでの外壁材は、一般的言われるサイディングです。横張式で、幅約45?長さ3mほどのセメント系の板を下から上に向かって貼っていきます。
最初に一番下部に水切を取り付けます(写真上)。
雨水の侵入を防ぐためと外壁に垂れる雨水が最後に建物に回らないようにする部材です。
その後ろに見える黒いものは、防虫部材で、通気層の中に入る虫をここで止めるためです。
サイディング材が搬入され(写真中)、加工して貼っていきます(写真下)。
窓や換気口の穴あけをして、ジョイントがそろうように張っていきます。
コーナーは、専用のコーナー部材があり、先行して貼り、それが基準になります。
全部貼り終わると、ジョイントや窓廻り等にコーキングを施していきます。
2018年09月20日
外階段シート張り
木造アパートの外階段です。鉄骨製で、すべて塗装(防水)仕上げの予定でしたが、
今後のメンテナンスを考えて、階段と廊下の床を樹脂のシート張りにしました。
手摺などの鉄部は、塗装して、その後に貼ります。
塗装と違って、シートの場合汚れを除けば、まず張り替えることはありません。
歩く音も多少軽減されますし、滑ることもないので、外階段の床にはお勧めです。
規模にもよりますが、アパートぐらいでしたら、1日か2日で終わります。
また、塗装(防水)の場合、塗装後に歩行ができないので、住居者がいると難しいのですが、シート張りならすぐに歩行できるので、その心配もいりません。
2018年08月30日
瓦屋根から金属屋根
  
瓦だった屋根を金属板葺きに変えている工事です。
瓦を撤去して、防水紙を敷き込み、屋根材を軒先から棟に向かって貼っていきます。
写真下は、その途中の状態です。中の写真は、下地となる防水シートです。
この建物では、瓦の下にビニールが敷いてあったので、二重になった状態です(ただ、既存のビニルには、釘穴があるので、それで防水にはできませんが)。
写真上は、屋根が仕上がったところです。
軒先寄りにある突起物は、雪止めです。雪止めも屋根と同じ色のものがあります。
撤去した瓦は、900kg搭載のトラックで3回搬出しました。
ですから、計算上は。2.7tになります。
次に新しく葺いて金属板(ガルバニウム)は、軽トラック1台で搬入しました。約700kg。
つまり2tは、屋根が軽くなったということです。
今回は、耐震のために屋根を軽くしたいということなので、それが実現できました。
2018年06月27日
屋根塗装
既存の屋根に塗装を施しています。
左側は、まだ手を付けていない状態(高圧洗浄はしています)。右側の白い部分は、
仕上げの色ではなくて、下塗材を塗布したところです。これは、仕上げの塗料が
よく付着するように、接着剤のような働きをします。そのため、色が変わっています。
このあと、仕上げの塗料を2回塗っていきます。
2018年06月22日
雨漏り修理その2
先に紹介した、雨漏りによる屋根補修の工事写真続きです。
屋根材(ガルバニウム平葺き)を軒先から貼っているところです。
腐食材の交換
写真は、破風板と言って屋根の軒先の部分で、主に雨樋が設置してあることが多い部分です。
古い家だと軒先廻りが木でできているこは、よくあります。
新築時に塗装はしてあるとは思うのですが、10年以上、放置すると雨で腐食します。
写真ではわかりにくいですが、この部分の幅が大きいために反った状態になっています。
今回、外部をすべて塗装することになり、足場がかけられたので、塗装前に悪い部分を交換しています。こういう作業ができるのが木造の良いところではありますが、メンテナンスを定期的にしていただかないと、塗装業者だけでは済まなくなりますので、気を付けてください。
雨漏り修理
  
屋根の雨漏りで一度、コーキング材という防水材で簡易的に処置してみましたが、大雨では止まらず、正式に屋根全体を修理することになりました。
とはいえ、お客様の予算もあるので、屋根すべての葺き替えは、できず、雨漏りがひどい面を集中して修理することにしました。
ここでは、カバー工法として、既存の屋根の上に防水シートを張り新規の屋根材をその上に葺く方法です。
全体をやるとしても方法は一緒なので、写真を載せました。
一番上の写真は、棟の部分でここも腐食していたので、まず、棟を取り払い下地を交換(細長い板)、新しい棟は、屋根材を葺いた後に上からかぶせます。
中の写真は、防水紙を貼っているところ。軒先の方の写真ですが、この後全体に貼ります。
下の写真は、屋根の端の部分の見切り材を取り付けてます。
このあと、屋根材を軒先から貼っていきます。
2018年04月11日
屋根葺工事
   
屋根下地が出来、仕上げの屋根材の工事です。
カラーベストコロニアルという一般的によく使われる屋根材です。
まずは、軒先から葺き始めていきます(一番上の写真)。
それと同時に屋根の端部分には、カラー鋼板で屋根材の見切りを先に打ちます。
これは、「コ」の字状になっていて、ここにコロニアルを差し込みます。(二番目の写真)
このあと、軒先から順番に棟に向かって屋根材を葺いていきます。
その間必要な材料は、屋根の上に並べて置きます。(三番目の写真)
葺き終わって、雪止めも取り付けました(下の写真)。この写真は、まだ1面であと2面あります。
そのあと、棟を仕上げて完了です。
2018年04月10日
屋根葺き替え
 
古い木造アパートの屋根を葺き替えています。
セメント瓦という何十年前の材料で葺いてありました。もう瓦自体が生産していないので、同じものはできません。また、経年変化で弱まっており、割れたり崩れたりもしてきます。ですから、安易に屋根に上がって歩くとすぐに割れてしまいます。
また、その下地も悪くなっており、頻繁に雨漏りしていました。
最初は部分的に直していましたが、どうしても直しきれず、葺き替えしています。
セメント瓦を下ろして、下地も新規に構造用合板を張ります(上の写真)。あとは、通常の屋根ふき工事と同じで防水シートを張って(下の写真)、新たに今度はカラーベストコロニアルを葺きます。天気が続いているので助かります。
2018年02月27日
屋根葺き完成
古くなった屋根の上に新しい屋根を葺き終わったところです。
あまり大きな屋根ではなかったので、写真が追いつきませんでした。
もとは、コロニアルという一般的な材料で葺いてありましたが、材料が一度塗装はしたものの経年変化で表面が削れたような状態になっていました。
あと、棟等板金部分も腐食しており、今回悪いところは取り換えて、その上から金属板(ガルバニウム鋼板)を葺きました。
上から葺くのは、工期短縮、解体工事がなくごみも出さない、工事中の雨の心配がないからです。瓦屋根だと撤去しないといけませんが、それ以外の屋根材では、こうして上から葺くのが主流です。金属板だと雨の時の音がうるさいのではという懸念もありますが、二重屋根になっているので大丈夫です。また、二重屋根なので断熱効果も若干ですが高まります。
屋根は、そんなに上がることはできませんが、7.8年以上経過していたら、ご検討ください。また、飛び込みの業者には気を付けてください。
2017年12月14日
外装工事完成足場撤去
 
鉄筋コンクリート造りの住宅の外装工事を行いました。
外装の場合、足場をかけて、養生ネットで覆うため、作業が見えにくく、写真のアップもしづらいです。
ついつい完了の写真になってしまいました。
今回の外壁の色は、ちょっと独特で塗装業者も自分で色づくりをせずに、塗料メーカーに作成してもらいました。色は、短冊形の色見本があり、相当数の色のサンプルがあります。その中でも作りにくい色でした。こういう場合少し割高になるので、ご注意ください。
足場に関係のある所は、塗り終わったので、足場を外しています。
この時、初めて全貌がわかります。
足場も道路使用許可をとり、通行の安全のため警備員を立てています。この分の費用が余計に掛かりますが、工事を滞りなく進めるには必要です。
外壁の色が独特ですが、冬の日差しと夏の日差しでは変わります。どちらにポイントを置くかも考えるとよいかもしれません。
2017年11月04日
瓦直し
日本瓦の棟(屋根の一番上)を修理しています。
ちょうどその下の天井にひどく雨漏りがあり、屋根に上がると一番上の棟部分が破損していました。載せている瓦がずれて落ちていました。
経年変化なのか、東北の震災によるものなのかは不明ですが、そのままにはできませんので、修理しました。
一度、現状の瓦を撤去し、下地から改めて作り直しました。
日本瓦は、部分的に直したりできるので、便利です。
屋が重くなるとか、瓦が落ちると危ないという懸念もありますが、雨風をしのぎ、ほぼ経年変化もなく、通気性のとれた日本にあった屋根材ではないかと思います。
価格が高いため、取り入れにくい屋根材になってしまったことと、職人さんが減少してしまったため、今後の課題と思います。
2017年09月21日
屋根葺き替え
 
古いトタン屋根をふき替えています。
厳密にいえば、張増ししています。
瓦棒というトタン屋根で、木の桟が等間隔で並べてあり、その間にトタンを敷きます。桟のところ(ここを瓦棒という)は、写真でも古い桟が見えていますが、その上からコの字状のトタンをかぶせます。
古いトタンをはがすと費用も時間もかかり、雨が降ってきたら大変です。そのため張増しすることが増えました。ただ、瓦棒と一番上の棟は交換となります。
特に棟の下地の木材は腐食していることが多く、下地も交換になることが多いです。
トタン屋根は、初期の段階では塗装することが多いのですが、やはりいずれまた塗り替えが出てきてしまうこと。トタンが金属のため、天候によって伸び縮みがあり、思ったより塗装の寿命が短いこと。などから、ある程度年数や塗装の回数が過ぎたら、葺き替えをお勧めします。
2017年08月24日
樋と庇の修理
玄関庇(屋根)周りが腐食して、その補修工事をしています。
破風板という軒周りの木部の板が腐食していました。腐食だけでなく、そこに電気などの引き込み線が、止めてあったのでそれがはずれてもいけないので、交換しました。
併せて庇の屋根や雨樋も直しています。
屋根を直したのは、屋根自体が受け皿のようになっていて、雨をためて、1か所の排水口から雨を出すようになっているのですが、こういった構造は必ず長い年月で腐食を起こします。
排水が詰まると水がたまり、普段はいらないところから雨が入って木部を腐食させます。
仕上げ材も悪くなります。
雨樋を隠して屋根内で納めるという方法がありますが、できたら雨樋を外に出してほしいです。
この工事のあと、家全体を塗り替えます。
2017年06月08日
外壁張り替え完了
既存のタイル壁の上にサイディングを張りました。
細部の納まりで苦労したところもありますが、なかなかきれいに仕上がりました。
既存の壁を壊していないので、二重壁になりましたから、音や断熱性能も少し上がったんじゃないかなと思っています。窓周りが壁に埋まったような感じになってしまったところが残念ですが、何とか終わりました。
2017年06月01日
シール工事
既存の外壁(タイル)の上にサイディングを張りました。
ちょっと事情があって、敷地を分けることになり、この住宅の半分を解体しました。その際に張った外壁をお客様がすごく気に入って、正面の壁も張ることになりました。
壁を壊すと一大事なので、既存の壁に垂直に桟を打って、サイディングを横張しました。
写真は、そのサイディングのジョイントや端部にシール(コーキング)を打ち込んでいるところです。
粘着テープで養生し、プライマーという接着剤のような溶液を塗って、シール(コーキング)を打ちます。これで完成です。
2017年04月28日
屋根瓦点検
今では、とても珍しいセメント瓦の修理です。
瓦がコンクリートのようなものでできており、よく使わていましたが、今では製造もしていません。
ですから、破損すると屋根の葺き替えとなります。
ここでは、瓦が破損していないことや、修理に来た瓦屋さんが若干在庫を持っているので、修理をお願いしました。
また、瓦屋さんは、状況がわかるので瓦が割れないように気を付けて歩行します。
ここの瓦は破損はしていませんが、瓦と瓦の間のホコリなどが、雨を吸い込み雨漏りになっていると思われます。
いったん外して掃除し、瓦下の防水シートの様子も見て悪いところは張り替えます。
先にも記したように、セメント瓦は製造していません。耐久年数もありません。できれば、新しい屋根材に葺き替えていただくことをお願いします。
2017年03月16日
外装足場掛け
すっかり、最近更新をしていませんでした。
木造住宅1件の外装工事です。壁から屋根まで塗り替えをします。
まずは、足場掛け。これをしないと工事が始まりません。
高所の作業のためが一番ですが、職人の安全確保とごみや物が隣地に落ちないようにするためです。
足場が最後まで架かっているので、どのような状態になっているのかがわかりにくい点もありますが、
きれいになって、足場が取れるとそのインパクトは大きいです。
さて、次に高圧洗浄に入ります。
2016年12月07日
外壁タイル張
 
店舗の改装工事で、外部の仕上げに入っています。
当初は、塗装仕上げのみだったのですが、貸店舗として見栄えをよくということで、レンガタイルを張りました。
塗装部分をケレンして、接着の良いモルタルを下地として塗って(上の写真)、タイルを張ります。
それから、タイルの目地を埋めます(下の写真)。
やはり、タイルは見栄えも重みも出てきて、いい仕上がりです。
2016年10月21日
シール工事
ビルの2階が1階店舗の倉庫になっているのですが、その天井から雨漏りしました。
雨のたびに漏るわけでもなく、状況によってというところが、雨漏り修理の難しいところです。
ちょうど天井上に3階の配管があって、あおの外壁部分に亀裂があるためのようです。
場所が悪く、はしごでも上からも行けないところなので、絶対そこなのかという不安はありますが、
まずは怪しいところから直していくことにしました。
少しの工事でも、足場をよくしないと安全面、施工性に影響します。実際この工事は、足場の方が金額がかかっています。
本当は、雨が降るまで足場を残したいのですが、危険なのでこの後すぐに撤去します。
2016年09月03日
外壁面防水工事
 
5階建ての建物で4、5階とオーナーが居住しています。
その4階に雨漏りが起きました。
直上がバルコニーになっているので、その床や立上りの壁に防水をすることになりました。
あわせて、外壁面の工事も行っています。
外壁の仕上げがタイルと石張りになっていて、屋上から見てもその継ぎ目のシール材が劣化しているのがわかります。もしかすると外壁面からの雨漏りもあるので、足場をかけて、シール材を打ち変えることにしました。
既存のシールを撤去して、掃除し、プライマーという接着剤を塗布し、シール材を打っていきます。
写真下がシール材で、硬化しないよう機械で攪拌しています。
2016年04月24日
外装工事足場、養生
 
建物全体の外装をやり直す工事ですが、まずは、足場を掛けます。
場所が商店街ということもあり、警察で道路使用許可(足場が道路に出る部分があるので)をとり、
足場を掛ける際には、警備員を配置します。
ほぼ1日で足場を掛けて、足場に養生ネットを張ります。
これから、塗装作業に入ります。
2016年04月06日
外装樹脂注入作業
コンクリート建物の外装工事に入っています。
ここでは、ただ塗装するだけでなく外壁などの補修補強を行っています。
古い建物で、ひび割れも多く、場所によっては下地のコンクリートごと剥離しているところもあります。
剥離のひどいところはモルタルとコーキングで補修します。
あと、剥離はしていませんが、将来ひび割れから剥離してくる可能性のある場所については、エポキシ樹脂と言う材を注入して、補強します。
写真は、注入するための穴を開けているところです。
そのまま塗装しても剥離しては、意味がないのでコストはかかりますが、注入をしてもらっています。
2015年12月24日
外壁のタイル張り
新築の工事ではありませんが、外壁にタイルを貼る工事がありました。
ここは、設備材の問屋さんの会社です。
理由があって、入口廻り等を改装しました。既存の外壁がタイルだったので、それに合わせた形にしました。
ボーダーと言う種類のタイルで、横に細長い商品です。形も石らしい感じで、仕上がると重厚感があります。
この写真では、タイルの上下に隙間を開けており、ここに黒色系の目地材を塗ります。
この隙間を開けずに、貼ることもあります。
下地が、不燃材のボード(ケイ酸カルシウム板)が貼ってあるので、ボンドをつけてそのまま直に張っています。
2015年12月16日
外装塗装中
建物外部の塗装工事です。
写真は、外壁を塗装しているところです。工程では、2回目の塗装です。仕上げの色が白なので、分かりにくいですが、たいてい下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りです。
中と上は、仕上げの塗装材になります。下塗りは、外壁と塗装材の接着がよくなるようにする下地塗料です。白色が多いので、写真のように、どの工程かわからないかもしれません。
よく、仕上げの色がアイボリーやグレーなど色が入っていると、下塗りを見た時に色が違うと思われる方もよくあります。
外壁面は、大きい平面だとローラーで塗っていくことが多くなりました。
窓廻りや細部は、今でも刷毛塗です。
ローラーで、ある程度表面の仕上げを変えることもできます。平らにしたり、細かい波状にしたり、
塗料の硬度の調整で、その波状も多少変えられます。
ただ、元の外壁の仕上げによって、大きく変わるので、塗るのではなくて、吹付けをすることにもなります。
また、下地が悪いと左官業者によるモルタルの補修も発生します。
2015年12月15日
バルコニー手摺
外部の工事ですが、足場の撤去後に行う工事が、バルコニーの笠木や手摺工事です。
アルミ製で、窓と同じメーカーの商品です(アルミの色が、同色でできるのでそうしていますが、違うメーカーでも大丈夫です)。
笠木は、バルコニー立ち上がりの壁の最上端部に被せるカバーです。
これによって、雨水の侵入を防ぎます。
手摺は、その笠木より上の落下防止用のもので、笠木と一体となっています。
小さなバルコニーなら、数時間でできます。
デザインもいろいろありますので、価格と外観のバランスを考えて選びましょう。
2015年11月30日
外部塗装工事
この建物では、屋根の軒廻り、車庫の天井、ベランダの下面が塗装仕上げになります。
下地の建材は、外部用のものですが、その保護として塗装をします。
ビス等の頭をパテ処理して、2回から3回塗ります。
内部の塗装と違って、大きい面は、写真のようにローラーで塗り上げます。
細部は、刷毛で仕上げます。
塗装なので、色については自由になるので、外壁に合わせてもらいました。
2015年11月12日
外壁、サイディング張り
外壁の仕上げ工事に入りました。幅約45?、長さ3mの板状の材料を横張しています。
サイディング材の形状によって、横張なので、下から順番に張り上げていきます。
縦に張る商品もあります。表面の仕上げもタイル調、木目調、フラットなもの等々、建物の形状とデザインによって、どのような色や表面があるか考えます。
今回は、同じ材料ですが、場所によって色を変えて張り分けます。
外壁は、建物のイメージを形成しますので、近隣の建物を見てみたり、雑誌などからイメージされるといいでしょう。
2015年10月28日
屋根仕上げ
屋根の仕上げ材が葺き終った状態です。
下から順番に重ねて張っていきます。一番上には、換気棟と言うのが取り付けてあり、
外壁下から上がってきた空気をその棟から抜きます。
写真中央に見える横に並んだ金物は、雪止めです。
2015年10月27日
外壁下地、通気層
外壁材の下地として、材木を45?ピッチに縦に打っていきます。
外壁は、サイディングで横張します。そのため下地の材木が縦になります。
同時に、この材木の厚みが通気層となります。外壁の一番下は、この材木分だけ浮いた状態になっています。そこには、水切りと言う金属の見切り材や、防虫網なども入りますが、この材木の間を空気が上昇し。屋根から抜けていくようにしています。
通気層を持つことによって、建物の断熱効果が上がります(屋根も同じようにしています)。
アルミサッシのペアガラスにみられるガラスとガラスの間の空気層と同じ効果です。
当然建物内にも断熱材は入れるので、より効果は上がります。
屋根工事
屋根葺き工事です。この現場では、コロニアル(スレート)屋根になります。
屋根材を葺く前に、まず防水シート(写真の黒いシート)を張ります。万一の雨の侵入を防ぐための工事です。
この写真は、屋根を葺く前の状態です。屋根材を必要な分だけ屋根に上げて、作業しやすいように配列します。
準備ができたら、軒先から(低い方から)、重ねながら葺き上げていきます。棟(屋根の一番高いところ)が最後になります。屋根材は、釘で留めていきます。
2015年10月23日
改装工事の仕上げ外部
まるまる1軒の家をそっくり改装しました。
内部は、変え天井床すべて撤去し、新しく作り変えました。あまり大きな家ではないので、水廻り以外は、オープンになっています。
外部は、モルタル塗でしたが、ひび割れたり、補強もしたかったので、悪いところは撤去し、新しく壁を張りました。
ガルバニウム鋼板の波板(小並)の仕上げです。波板を縦に張っています。もともと長い材料なので、継手も少なくなります。全面波板を張り、バルコニーは、落ちそうだったので撤去して、新しくアルミ製にしました。どちらもメンテナンスが少ない材料です。
窓ももともとアルミサッシではありましたが、古いため戸車等細かい部品が劣化しており、複層ガラスのアルミサッシに交換しました。
屋根も改装しています。現状の屋根材の上にガルバニウム鋼板を張っています。これは、屋根のリフォームではよくあることですが、既存の屋根材をはがして、葺き替えるとなると、解体費と処分費がかかります。特に処分は、屋根材に含まれておる材料によっては、すごく高くなりますし、解体の養生が大変です。また、葺き替え中に雨が降っても困るので工期が天気に左右されます。
そこで、現状の屋根の上に新しく葺くことにしています。
屋根の劣化があまりひどくなければ、塗装する方法もあります。
ここまで直すと、雨樋も当然劣化しているので交換しました。
ちょっと、今時な建物に変身しました。
2015年10月15日
屋根下地
上棟が終わると、まずは屋根から作っていきます。基本的には、上から下へ降りていくという順番になります。
屋根を葺く前に下地を作ります。屋根垂木と言う屋根の骨組みを等間隔で並べます。それに構造用合板(写真)を張って、屋根の合成を強めると同時にこの合板を下地として、屋根材を葺いていきます。
屋根仕上げにもいろいろありますが、この手順は同じです。このあと防水紙を張ります。
2015年10月10日
外装工事始まり
 
一般的によく見られる住宅の外装工事です。
足場を組んで、養生のネットを張ります。東京など特に建てこんでいるので、近隣の方にもご迷惑をおかけすることは、よくあります。
事前にお知らせして、できれば近隣挨拶はした方が良いと思います(業者も)。
足場が出来たら、高圧洗浄と言って、屋根・壁を洗浄します。
それから、下地の塗料を塗ります。これを塗らないと仕上げの塗料が剥げやすくなります。
下地の塗料は、白の場合が多く、たまにお客様に違う色とだと指摘されます。
この上に塗る塗料が、正式の色となります。
2015年07月14日
雨樋掃除
 
雨が多い季節で、雨漏りと同じくよく問い合わせがあるのは、雨樋の不具合です。
雨樋から雨が垂れてくる、と言った内容が多いです。
原因の多くは、写真用に雨樋にゴミが詰まっていることです。
雨樋は、屋根の軒先に水平に取り付けられています。そこに屋根の雨を受けて、左右のどちらか(または両方)の縦樋へと流れます。
そこにジョイント部分に枡がありますが、そこがごみで詰まっていることが多いです。
いろいろな原因がありますが、写真の現場は、長年の土埃や葉などが溜まったもの。
土埃は、やがて写真のように苔も生えてきて、余計につまらせる原因になります。
葉類も同じです。
また、カラスなどの鳥が運んでくる場合や、風邪の強い時に、ありえないものが飛んでくることもあります。
雨樋の雨が、はけ切れないと、外にこぼれるだけでなく、軒先を痛めたり、雨漏りすることもあります。定期的に掃除するのをお勧めしますが、高所で危険なので、できれば、業者にお願いするとよいでしょう。
2015年03月28日
店舗外装
友人が地元でお店を開くということで、建物の正面のみ塗装しました。
元々酒屋さんだったのですが、商売を替えて雑貨屋さんを開きます。
せっかくだから、応援したいということもあって、協力しています。
元々タイル張りでしたが、別の工務店さんが、タイルを塗装しました。グレー系だったのですが、
友人の好みの色に変えました。
店舗ですから、目立つ方が良いとは思いますが、本人の要望とはいえ、かなり思いっきっています。
これに、入口上にテントを張って終了です。
店のイメージに合えば、うれしいです。商売繁盛を祈ります。
2015年03月18日
サイディングとコーキング
外壁材であるサイディングを貼り終わると、そのジョイントであるところや窓回りなどにコーキングを打ちます。
サイディングは、当社ではよく使う材料なので、たびたび紹介しますが、今回は、ニチハの新商品で、サイディング同士のジョイントが、基本的になく、メンテナンス性の良いものにしました。
通常サイディング材は、約3mしかないので、必ずジョイントがあります。それがなくなるという点では、見た目も良いですし、劣化の心配がないので、よいと思います。
しかし、窓廻りやコーナーなどでは、コーキングが必要になってしまいます。
写真のように紫色のテープが養生です。コーキングをする部分の両端にテープを貼り、はみ出ても良いようにします。それから、プライマーと言う接着剤のようなものを塗って、コーキングをやります。
サイディングの場合は、コーキングも専門の業者にお願いして、メーカー純正の材料を使います。
2015年03月05日
外壁工事・水切
外壁の仕上げ工事が始まります。
サイディングと言う材料で、横張方式です。
釘打ちするタイプもありますが、一般的に金物工法で、建物側に金物を取り付け、それに引っ掛けるようにサイディング材を取り付けます。
サイディングは、横張だと下から上へと張っていきます。その前に、写真用に水切を取り付けます。
水切は、字のごとく水を切る部材です。壁にあたった雨水が下へ流れるますが、その水が、基礎など外壁下にあたって汚れるのを防いだり、壁の見切りとして設置します。
水切りを取り付けた後に、サイディングを張っていきます。
2015年02月21日
サイディングのシール打ち
 
外壁工事でサイディングを貼りました。
サイディングは、定尺が3mなので、それ以上壁が長いとジョイントが出来ます。
そのジョイントにコーキングを打ちます。また、角や窓回りなども、コーキングを打ちます。
サイディング材同士を突きつけても、雨水は侵入します。7また、材も温度によって多少伸縮します。
それらをカバーします。
サイディングのメーカーの純正のコーキングだと、同じ色のものがあります。
これを打ち終わると外壁は完了です。
2015年02月17日
塗装下地
車庫となる天井の塗装下地工事です。
塗装するものは、不燃の外部用ボードです。取付は大工さんですが、釘やビスで下地の骨に留めています。
その上から塗装するのですが、いくら塗っても、釘やビスの頭が見えたままになってしまうので、写真のようにパテを使って、隠していきます。他にもボードのジョイントや、多少の不陸、ボードの傷などにもパテを施します。
個のパテが乾いてから、塗装します。
2015年02月12日
屋根葺き
屋根の下地ができて、仕上げに入っています。
ガルバニウム鋼板の平葺きで仕上げます。屋根材は、どんな材料でも下から葺き上げていきます。
途中に突起しているものは、雪止めです。最近の大雪で需要が伸びましたが、ある程度勾配がある屋根では、これをしないと雪が解け始めに滑って落ちてしまい、隣地や通行人などに危害を及ぼす可能性があります。また、自身の雨樋を壊すこともあります。
2015年02月10日
外壁工事
外壁の仕上げ工事に入りました。
サイディングという乾式の工事です。約45センチ幅で長さが3mのセメント系の板を張っていくものです。
工場で型があり、そこで作っています。デザインは、けっこうあります。コンクリート打ち放し風やタイル調、木目調、塗り物調等々。本来の仕上げ工事よりは、安く早くできます。
まず、外壁一番下のところに見切り材(水切)を取り付けます。それから、出隅(角コーナー)部分を先に張り、あとは平らな部分を下から順番に張り上げていきます。屋根の下が最後になります。
先に記述したとおり、材料の長さが3mなので、必ずどこかにジョイントが出ます。また、角の部材とのジョイント、窓廻り、換気口廻りなどもきっちりつけることはできません。
そこで、それらの部分は、約1センチ程度の隙間をあけて、そこにシール材(コーキング)を打ちます。このシール材で雨水の侵入を防ぎ、材のある程度の伸び縮みを吸収させる役割があります。
屋根葺き下地
木工事の屋根下地が終わったら、屋根の仕上げの業者になります。
ここでは、ガルバニウム鋼板という金属板の仕上げ材です。
どんな仕上げ材でも、先にこの防水紙を貼ります。もちろん雨漏り対策です。
これを仕上げた後に、ガルバニウム鋼板を施工します。
外壁下地構造用合板
骨組みが出来て、屋根ができると外壁に入ります(基本的に、外部から仕上げていきます)。
壁には、構造用合板の厚み9?を貼っていきます。
これは、2×4工法などのパネル工法によく見られるやり方です。
在来軸組も、阪神大震災以来、構造強度を上げる方向に行き、材木同士と継手や筋交いの入れ方などが変わってきました。
その流れの一つが合板を外周に張ることです。
これで、水平方向の風力や変形に対応します。
ただ合板を張ってあればよいわけではなく、上下については、土台から桁など水平方向の構造材にかかっていないといけません。
また、左右については、基本的には柱から柱にかかっていないといけません。柱がない場合は、間柱にかけます。
釘のピッチも15?以内、太さ長さも決まっています。
見えないところですが、重要なところです。
2015年02月03日
屋根通気
上棟が済んだら、まずは屋根から作業に入ります。施工の手順と言う理由もありますが、屋根が出来れば、多少の雨でも作業ができるからです。
屋根垂木と言う骨材を約45?ピッチに屋根勾配なりに留めたら、その上に合板を張ります。
通常は、その上に屋根仕上げとなりますが、その前に屋根通気の施工をします。
屋根通気は、屋根仕上げの下地材と屋根垂木の骨材の間に通気層(空間)を作り、そこに空気が流れるようにします。そのことによって、屋根にあたる日射からの熱を、外部へ逃がすという仕組みになり、家の中の暖冷房の効率を上げる作用を考えています。
通気層は、入口と出口も作らなければなりません。空気が流通することで初めてその効果が出ます。また、通気層も25?以上の厚みがないと薄すぎても効果がありません。
屋根の場合、軒先から空気が入るようにして、棟で排出します。また、そのような製品もちゃんとあります。ここでは、壁通気もやるので、軒先の通気はなく、壁の通気が屋根を通るようにします。
写真の縦に流している材木がその通気層の厚みを確保するための骨材です。屋根垂木と同じピッチで留めて、仕上げの屋根材がしっかり固定されるようにします。
通気の材料の下に透湿シートを貼ります。雨水侵入時の防止と共に、湿気が入るのを防ぎ、内部の湿気を吐き出すことができるシートです。
この上に、もう一度屋根仕上げ材用の合板を張って、屋根仕上げ工事になります。
2014年12月24日
屋根葺き
屋根の仕上げ工事です。
ここでは、ガルバニウム鋼板と言う金属板の屋根材です。
葺き方は、いろいろあるので、それはその都度紹介するとして、ここでは、平葺きとしています。
平板を水平に下から貼っていきます。
お互いを重ねて貼りますが、上から重ねていきます。重ねの部分は、お互いが折り返しがついていて、雨の侵入を防ぎます。
貼り終わったら、屋根工事が終わりです。
2014年12月22日
屋根下地
大工さんの方で、屋根の骨組み終わり、屋根の強度(剛性)を上げるための、構造用合板を張ったら、屋根業者が入ります。
ここでは、ガルバニウム鋼板という金属板を仕上げとしています。
その前に、防水シート(アスファルトルーフィング)を貼ります。万が一雨が侵入した時に、建物内に入れないようにするものです。
この下の骨組みの時点でも透湿シートを張ってはいますが、その以前に雨を止めたいので、このシートを貼ります。
このあと、屋根材を葺いていきます。
2014年10月28日
外装中
サイディング材も表面上、劣化してきます。
外壁は、手で触って、塗料の色が手につくようになってきたら、そろそろ塗り替えと思った方が良いです。サイディングの場合は、すぐにどうということはないと思いますが、見た目も悪く見えてきます。
そうなると、屋根はもっと劣化していると思います。
塗り壁なら、表面上の亀裂などいくつか見ていただくこと、7~10年前後経過していれば、時期的にも考慮していただいた方がよいと思います。
また、屋根だけとか外壁だけとかということもありますが、足場を組むことを考えると、全体を一気にされたほうが良いと思います(屋根が瓦の場合は別です)。
屋根材もあまり劣化していると、塗装ではなく葺き替えになります。当然その方が費用は掛かります。ただ、早めの処置であれば、塗装で十分です。
どんなことでも早めの対処が肝心です。
2014年06月16日
金属屋根の葺き替え
古くなったカラートタンの屋根を葺き替えています。金属板の葺き方として、写真のような瓦棒式とか平葺きとかあります。
どの葺き方にしても、やはり10年以上経過すると素材が劣化します。
早い段階ですと、塗装する方法があります。金属屋根は、屋根勾配が緩い屋根もあり、状況によっては、足場なしで塗装するので、安価にできる場合があります。
但し、あまり屋根の素材が悪いと、塗装しても短い期間で塗装が剥げてしまうこともあります(この現場がそうでした)。
いろんな原因があると思いますが、金属板が熱を持った時に、塗装材が対応できないとか、下地も悪く、塗装だけでは処理できなかったとか。
そこで、葺き替える方法が間違いありません。
ただ、天候の状況をよく見ないと施工中に雨になっては大変です。
最近の金属板は、性能がよく割と長持ちするので、やはり塗装よりは、葺き替えの方がよいでしょう。
違う素材の屋根に変える方法もありますが(断熱性とか、雨の音の問題で)、先にも記した通り、金属板の場合屋根勾配が緩い時もあり、他の素材の屋根では、勾配が緩すぎて雨漏りの原因になるので、どうしても金属板になってしまうかもしれません。
2014年03月31日
雪止め設置
最近の気象は、極端で、東京でも大雪になるほどです。
雪止めを取り付けることは、行っていますが、それを超える状態になっています。
ここでは、あらためて雪止めを増やしました。現在の位置から下がったところに、アルミのアングルを横に流しています。
勾配が急だったり、外装で屋根を塗り直したばかりのところでは、よく滑っているようです。
自然が相手なので、二段にして効果があるのかは、分かりませんが、処置をしないよりは、先を考えたら、やっておいた方が無難でしょう。
2014年03月08日
外装塗り替え
写真は、塗り替え後です。塗り替えたばかりの外装はやはりきれいですし、ツヤもあります。
ちょうど天気が良くて、青空とのコントラストがよかったので、写真を撮ってしまいました。
養生のネットも外し、足場を撤去しています。
その際に、屋根の方からもう一度塗り残しなどをチェックしながら下りていきます。
また、状況によりますが、窓の外側も拭いていきます。
築6,7年で塗り替えにはちょっと早いですが、早め早めに手を打たほうが家は長持ちします。
また、屋根は、遮熱塗料を使いました。まだ、夏にならないと分かりませんが、効果を期待しています。
ちょっとどうかなと思われる方は、思い切って塗り替えしてみましょう。気分もいいですよ。
2014年03月04日
アルミ庇の取付
また間違えて大きい写真になってしまった。
玄関を出て、雨などがかからないよう屋根の軒の出を深くしたり、庇をつけたりします。
ここでは、庇を取り付けました。
庇は、事前に本体から骨組みとして出す方法と後から取り付ける方法があります。
但し、後から出す取り付ける方法だと、あまり前に出すことはできません。
今回は、後付式ですが、取り付ける部分に補強材が入っているのと、上からも吊る方法になっています。アルミ製でサッシメーカーの商品です。
デザイン性にも優れて、メンテナンスもほぼないことを考えると、アルミの庇もよいかと思います。
2014年02月18日
雨樋
外壁が完成し、軒廻りの塗装が済むと、雨樋を取り付けます。
横樋(軒先に水平に入る樋)は、屋根から流れる雨を受けます。横樋は、軒先の破風板に取り付け、微妙に勾配をつけて、下に流す竪樋へとつながります。
竪樋に入る前に、集合枡という枡があり、横樋の雨水がそこに集まります。
屋根は、建物によって違いますが、軒が外壁より出ています。竪樋は、外壁に設置しますので、集合枡から、竪樋へ呼び樋を通って行きます。
竪樋は、地盤面まで伸びていきますが、そこで、排水管へとつなげます(下水へ流します)。
雨樋は、デザインや色もあるので、よく検討しましょう。
2014年02月07日
外壁コーキング
外壁のサイディング工事の仕上げ作業です。
サイディングは、どのメーカーもおよそ材料の寸法が幅45?、長さ3mです。
そうなると、長手方向でどこかに継手ができます。あとは、建物の出隅(角)、窓廻り、換気扇や設備配管の穴廻りなどに、隙間ができます。
そこを、メーカー専用のコーキング材で埋めていきます。専用にするのは、サイディング材と同じ色のものがあるからです。
コーキングは、今やホームセンターにもあるのでおわかりになるとおもいますが、ボンドのようなものです。チューブになっており、その先端を隙間に向けて、注入していきます。
うまくやれたとしても、どうしても、周りについてしまうことがあります。
そうなると手に負えないもので、汚れてしまいます。
それを防止するために、写真のように埋め込む隙間の周りを、シールで養生します。
コーキングを注入したら、このシールをはがして完成です。
2014年01月30日
サイディング工事
外壁の仕上げ工事です。セメントを固めたような材料で、一般的には、横長の材料で、下から順番に上に向かって、張っていきます(商品によっては、縦張もあります)。
長さが約3mで、ジョイントは、わざと1?ほど隙間をあけます。その裏には、薄い侵入防止の鉄板が貼ってありますが、コーキングという材料で隙間を埋めます。
サイディングも、気温によって多少動くのでそれを緩和するために、隙間をあけます。但し、雨水が入るので、コーキングをします。ですから、コーキングの耐用年数を考えると、10年前後にメンテナンスとして、コーキングの打ち替えが必要となります。
サイディングは、色柄、表面の仕上げがたくさんあるので、サンプルを取ってみてみるといいと思います。最近は、わざと違う色を張り分けることもあるようです。
2014年01月10日
壁通気
外壁の下地に、透湿防水シートを張ったら、次に通気層を確保する桟を縦に打ちます。
縦に打つのは、外壁の下から入った空気が上昇気流の要領で上に上がっていくためです。横に打ってしまうとそこで空気だまりができてしまいます。
その空気は、屋根の通気層につながり、屋根の棟から排出されます。
この空気の流れによって、建物への断熱、湿気防止の役割を担います。
通気層もあまり薄いと空気が流れないので効果がなく、25?以上は、確保します。
この通気層に虫や火が入ったら?という懸念もあり、専用の防火材、防虫材を取り付けます。
2013年12月27日
外壁の防水シート
外壁の強度を保つためと下地として、構造用合板を張りました。
次に屋根同様、通気層を設けるのですが、その前に透湿防水シートを張ります。
これは、屋根に張ったものと同じです。
外部の湿気を絶ち、内部の湿気を出すものです。下から張っていきますが、上から重なるように貼ります。横の継ぎ手も重なりを取ります(これは、屋根でも同じ)。
この後、通気層の工事です。
2013年12月26日
外壁下地と金物
 
大工さんは、屋根下地が終わると外壁の下地に入ります。
雨が降ると、内部の工事もしますが、基本的には外部を先行します。
ここでは、外壁に構造用合板厚み9?の物を貼ります(写真右)。土台から梁まで届く長さの合板です。
この合板と筋交いで建物の壁の強度を出しています(構造計算上、筋交いのみや合板のみの時もあります)。
また、基礎工事の時の紹介したホールダウン金物は、この状態で取り付けます(写真左)。
基礎と柱を個の金物で結びつけ、建物が基礎から引き抜かれることを防止します。今回は、平屋なので1ヶ所だけです。
外壁の下地が張れたら、窓のアルミサッシを取り付けます。それから、屋根と同様、通気層の工事に入ります。
2013年12月24日
屋根工事下地
木工事の下地が終わったら、屋根業者が入ります。
まずは、アスファルトルーフィングという防水材を貼ります。この作業は、屋根仕上げが何であれ、必ず行います。
この後に屋根仕上げ材を張っていきます。今回はガルバニウム鋼板です。
2013年12月21日
屋根通気
 
透湿防水シートをまんべんなく張った後、通気層をとるための桟を打ちます。
通気の厚さは、25?(薄いと効果がありません)。
45?ピッチ(強度上、下の垂木の間隔に合わせています)に桟を打ちつけます。
次に屋根仕上げ材のために下地の野地板を張ります。野地板という材料があるわけではなく、ここでは、構造用合板を下(軒先)から張っていきます。下に張った合板もそうですが、釘のピッチは、15?以内です。
このあとは、屋根仕上げの工事です。
2013年12月17日
屋根下地
屋根垂木(骨組み)を取り付けたら、屋根葺き材の下地に入ります。
ただ、当社では、屋根に通気層を設けるので、まず、屋根下地前に通気層の工事になります。
屋根垂木の上に合板を貼り、防湿シートを貼りやすいようにすると共に、垂木を面的に固定します。
写真は、防湿シートを張った状態です。
このシートは、透湿防水シートと書いてありますように、外部の雨の防水と内部の湿気を外部に出すという役割があります。
シートは、棟の方のシートが上になるように重ねて張ります。
それから、重なり部を防水テープで止めます。
このあと、シートの上が通気層になります。通気層を確保するため、厚み25?の桟木を45?ピッチで打っていきます。
2013年11月20日
外壁下地塗り
古い木造家屋で総2階建て、1階が店舗(焼鳥屋)でした。
店舗なので、出入り口の開口は大きく開いています。そうなるとやはり、耐震上は、弱くなっています。現実、やや傾いている状態でした。
直すことは不可能なので、それ以上ならないように、開口の半分を壁にしました(つぎを倉庫として貸すためそれが可能)。
基礎を作り、柱と筋交いを設けて、モルタル塗用の構造材を貼りました。
仕上げは、モルタル塗の上、塗装です(周りの外壁に合わせた)。
モルタルは、2から3回塗ります。この写真は一度目。このあと、モルタルが割れないように、網を貼り、また、モルタルを塗ります。
モル当てるを練って、適量を左手に持っている板に載せ、鏝(木と金属の2種類あります。用途によって変えます)で塗り込んでいき、平滑になるように均します。
1週間ほど乾かしたら、塗装します。
2013年11月12日
屋根修理・新規屋根張り
既存の金属板屋根の上に新規に金属板屋根を葺いているところです。
写真を見ても分かるように、下にあるのが既存の屋根ですが、錆だらけなのがわかるでしょうか。
通常、ある程度の年数が経った屋根の場合、塗装をいたします。
ただ、あまりにも錆がひどかったり、破損が多いと屋根を葺き替えします。
葺き替えするとなると、既存の屋根を壊すので、施工中の雨の心配があります。
どうしようもない時は、葺き替えますが、下地がしっかりしていて、作業が足場がなくても可能なときは、写真のように上から新しく葺きます。
二重の屋根になりますから、雨の心配も少なくなりますし、雨音の軽減にもなります。また、下の屋根との間に空間ができて、それが断熱効果を出します。
費用面でも解体費がない分、安価ですし、工期も早くなります。
スレートの屋根でも同じ工法があります。必ずしも、この方法があてはまるわけではありませんが、屋根を10年以上放置している方には、お勧めします。
2013年11月02日
屋根ガラスのやりかえ
玄関先の独立した屋根のガラスが割れてしまい、修理しています。
コンクリートの建物で、鉄のフレームにガラスを設置していました。デザイン上こういう形にしているものと思われます。
おそらく、長年の経年変化でガラスが伸縮し風などの衝撃で割れてしまったかもしれません。
直しても同じことが起こりうるこのですが、今回は、仮に破損しても問題ないようにポリカーボネート(簡単に言うとプラスチックのようなもの。但し、強度や粘りはある)にしました。
風で多少、音がするかもしれませんが、安全面を考えました。
でも、けっこうすっきりしていて、かっこいい感じになっています。
2013年10月31日
雨樋つまり
写真が下から撮影したのが近すぎましたが、雨樋のつまりを直しているところです。
よくあるのは、軒先のついている横樋から、雨があふれている状態を見て、連絡いただいています。
たしかに、高いところなので、雨樋のつまりは、上記のような現象が出ないと分かりません。
あと、詰まる場所ですが、たいてい横樋から竪樋にいくところ、集水桝という枡状の部分です。
実際には、枡だけでなく、枡から竪樋につながるエルボという、曲がった樋に詰まっています。
何らかのゴミなどが流れて、曲りのところでひっかり、それにどんどん葉や砂ほこりがたまって、詰まるということです。
ほっとくとどうなるのか。先にも書いたように、雨水が漏れてくるのもそうですが、その水が軒先に入り込み、雨漏りの原因になります。どちらにしろ、いいことではありません。
直す方法は、簡単で屋根に上がって、詰まったものを取り除くことです。
作業は、簡単ですが、高所なので危険ですから、業者にお願いしましょう。
場合によっては、竪樋の中まで詰まっていることがあります。そうなると、一度竪樋を取り外さないと直せません。また、屋根が急勾配だったり、3階以上に高くなると足場などが必要になってきます。
2013年10月09日
高圧洗浄
家の塗り替え時に必ず行う作業です。
通常は、家全体に足場を掛け、養生のネットをしてしまうので、この作業がなかなか見られませんし、写真も撮りにくいです。
ちょうど塀の塗り替えもあり、そこの洗浄している写真を載せました。
専用の圧送する機械を使い、ノズルのついたホースで洗浄します。よく車を洗う時に使うものと同じですが、圧力はこちらの方が強いです(調整はできます)。
塗り替えなくてもいいほど汚れが落ちて、きれいになります(塗り替えないといけないですけど)。
この作業を壁、屋根と行います。
先に書いた通り、圧力が強いので、壁や屋根がかなり腐食してたり、もろくなっていると変えて壊してしまうこともあるので、注意です。
この場合は、洗浄をしないこともありますが、あまりにひどいと塗り替えも難しいです。
2013年07月23日
雨樋工事
 
建物で目立たないけど必要なのが、雨樋です。
これがないと、いつも雨が上から垂れてくる、嫌な思いをするのを避けるのもありますが、軒廻りの雨の侵入を防ぐための、大切な設備です。
また、雨樋が詰まってしまい、雨があふれて軒先が雨が侵入することもあるのでご注意を。
ここで、あまり見ることのできない、取付前の状態を載せます。
軒先に水平に取り付ける軒樋。それを請ける金具を取り付けています(写真上)。金具に糸が見えるのは、水平を決めるために張った水糸です。
それと、竪に地面までおろす竪樋を支える金具を取り付けている写真が下です。今は、支える部分が樹脂でできているものが多いです。
他に軒樋を竪樋に落とすための枡、角度を変えるエルボなどいくつか部材があります。
色も何種類かあるので、外装に合わせて選びます。
雨樋は、他にもデザインされたものもあるので、建物のデザインに合わせて選びましょう。
2013年07月19日
太陽光発電
  
これまでのブログでは、初めて掲載する工事です。
太陽光発電を採用して、工事をした物件は何件かあります。当社から発注したものや、お客様が自ら発注したものと様々です。
ここで、太陽光発電の事を書き始めたら、終わらなくなりますので、施工をご紹介します。
太陽光発電のメインとなる太陽光のパネルは、各メーカーから出ており、どのメーカーのものがいいかは、シュミレーションしてもらい見積するのがいいでしょう。
施工方法は、細かいことを除けば同じかと思います。
まず、パネルを取り付ける屋根面(通常南面)に、載せるパネルの位置を出します(写真上、赤い線)。
それから、パネルを受けると同時に、屋根に固定する金具を取り付けます。この部材や取付方法がメーカーによって、若干違います。いずれにしろ、屋根に穴をあけるので防水には、細心の注意を払います(写真中)。
最後にパネルを取り付けます(写真下)。あとは、このパネルから発生する電気を送る配線が、パネルから、建物内の配電盤に近い位置まで外壁を這わせます。
だいたい2日間で完了です。
2013年07月18日
外壁のコーキング
ここでのコーキング工事とは、サイディング材のジョイント部のコーキングです。
サイディング材は、長くても3mほど。どうしても途中でジョイントが出ます。また、窓廻り・換気口廻りなど開口部の周りにもコーキングをします。
ジョイント部は、わざと1センチほど隙間を作ります。開口部周りも1センチほど隙間があります。
その隙間にコーキング材を充填します。
まずは、テープ養生をします(余分なコーキングなどが外壁につかないように)。
それから、プライマーと言う接着剤を塗り込んで、コーキングを充填します。
コーキングは、サイディングメーカーのものを使用しますので、外壁と同じ色になります。
これで、雨水の侵入を防ぎますが、長年の経年変化が発生することも事実で、サイディング材のメンテナンスよりも、コーキング材の劣化によるメンテナンスが出てきます。
2013年07月10日
外壁・サイディング工事
水切りが終わると、サイディングを下から張り上げていきます。
サイディングは、ジョイントが実式になっているので、どこからでも適当に張るわけにはいきません
。
サイディングの長さは、どのメーカーもほぼ3m。だから、長い外壁面には、ジョイントが出てきます。
そこには、コーキングを詰めます(外壁と同じ色のコーキングが純正品であります)。また、窓回りや換気扇の周りなどもコーキングを打ちます。
2013年07月09日
水切り工事
外壁の工事に入りました。ここでは、セメント系のサイディング材を横張にします。
まずは、壁の一番下に水切りを入れます。これは、サイディングメーカーの純正品で、通気用になっていて、水切り下から空気が入るような穴があります。
水切りを水平に建物外周にすべて設置します。
それから、サイディングを下から張り上げていきます。
2013年06月25日
屋根葺き工事
雨の合間を縫って、屋根葺き工事。これで、少し落ち着ける・・・。
カラーベストコロニアルと言う、屋根材を葺いています。色、形状何種かあり(価格も違いますが)、選べます。
平たい板で、水平方向に並べていき、下から順番に重ねていきます。
もっともポピュラーな屋根材と言えるでしょう。
屋根の端と棟(一番上)は、カラー鋼板でおさめます。棟は、屋根の通気の出口になるので、専用の換気棟材を取り付けます。
2013年06月24日
透湿防水シート
建物の外壁にあたる面に、構造用の合板を全て貼ります。木造は、柱や梁など角材で構成されているわけですが、水平方向などにかかる力に抵抗するために筋交いを入れます。
しかし、その筋交いだけでは構造耐力上、不足することもあり、それを補うために構造用合板を貼りますが、一部だけ貼っても、次の工事で困るので、全面に貼ります。
あくまでも構造耐力上貼るのですが、それだけでない施工上の利便性があります。
写真のように、雨水の侵入を防ぐために、防水のシートを全面に貼ります。この下地としてあると便利なのです。また、どのような外装材にしても下地として釘などが利きます。
さらに、通気胴縁を打つ時の下地にもなります。
さて、この防水シートも、それだけの効果だけでなく、湿気を防ぎ、内部の湿気を出すと言う機能を持っています。
通気胴縁をやって、外装材との間に通気層を設けるので、湿気のある空気が通っても、内部に侵入することはありません。
シートは、上に重なるように貼っていきます。重ね部分から湿気が入らないように専用のテープで留めます。
また、穴が開いた場合も、テープやコーキングでふさぎます。
これで、気密性と防湿を高めます。と、同時に防水の役割も担っています。
2013年06月18日
屋根フェルト敷
屋根の構造用合板を貼れば、次に屋根葺き工事ですが、その下地としてフェルトと言う防水シートを貼ります。屋根材から侵入した雨が建物内に入らないようにするためのものです。
これを貼っているだけでも、基本的に雨は吹き込んできません。
この上に屋根材を葺いていきます。
2013年04月15日
錆落し
ただいま行っている外装工事の中に、既存の門扉の塗り替えも入っています。
これは、鉄製の門扉で、だいぶ錆が来ていました。
取り替えないということで、もう一度塗るのですが、そのまま塗ったのでは、すぐに塗装がはがれます。まずは、カッターのような刃物で、はがれかけた塗料や錆を削り落としていきます。
ただ、完璧に落としきれないので、この後、錆止めの塗料を塗ります。
2013年04月10日
外装の足場掛
 
建物外部の塗装工事が始まります。
先に行うのは、足場の組立です。単管で足場を廻りに組み立てます。
これは、何度も紹介してきた工事なのでこの辺で。
下の写真で、真新しい骨組み(庭の庇です)が見えています。
これは、足場の前に骨組みをやりかえた後です。
これには、ビニルの波板が貼ってありましたが、今回の塗装工事で足場の邪魔になるため撤去しました。足場のためでもありますが、塗装するためでもあります。波板が貼ってあると、波板を受ける材料が塗れないためです。それだけでなく、ここでは骨組みが腐食していました。そこで、足場前に波板を撤去し、骨組みをやりかえました。
塗装工事が済んで足場を撤去したら、波板を貼ります。
2013年04月09日
屋根点検
このブログを始めるきっかけになった、最初の住宅です。
とても変わったデザインをしていて、鳥がはばたくような、波打っているような屋根です。素材は、ガルバニウム鋼板でできています(でないと不可能ですが)。
お恥ずかしい話ですが、テレビアンテナがVHFのままでした(ちゃんと地デジの対応はしていましたが)。
そのアンテナを撤去するついでに、屋根の点検もしました。
新築して8年。まったくきれいな状態でした。アンテナも簡単に撤去できて、一安心です。
そうなると、ブログも8年たつんだなぁ。
2013年03月29日
店舗看板の塗り替え
近所にある四川料理屋さんの看板と外部の建具を塗り替えました。
施工前の写真がないのでわかりにくいかもしれませんが、建具は当初の色がわからないぐらいで灰色になりつつあるところでした。木製なのでどうしても経年変化で色が、落ちてしまいます。
それだけでなく、木部もどんどんいたんできます。
そうなると、塗装では無理が出てきます。今回も、ぎりぎりでした。
その場合、色は、どうしても濃い目にはなります。ただ、木部が多く、雰囲気からも今回は濃くしてもよかったです。
次に、看板ですが、これも店舗名がわかりづらいほど黒くなっていました。
ただ、これも同じように塗ってしまうと、文字の黒色がわからなくなります。
そこで、薬品を使って、汚れなどを落としてもらい、文字以外は、浸透性のある外部用の塗料であえて、クリアに仕上げました。あとは、風合いが出てくるのを待つのみです。
2013年03月12日
外装完了
足場をかけてから、およそ1週間。外装もほぼ終わり、養生ネットを外し始めています。
塗装している間は、窓は養生のビニルで閉められてしまい、外部も養生ネットで見えにくくなります。
ですから、ネットを外すと全く新しい色になった建物が飛び出てくるようです。
特に今回、既存の色と全く変えたので、余計にそう感じます。
でも、塗装したという実感はわきますね。特に今回のように天気がいいと、色がさえて見えます。
やはり、きれいにするというのは気持ちいいものです。
2013年03月06日
塗り替えの足場掛け
また、塗装工事のブログ。
こういうこともたまにあります。
塗り替えのために足場を家全体にかけて、、養生のネットを貼っているところです。これがすんだら、高圧洗浄に入ります。
よく塗り替えの時に聞かれるのは、いつの時期がいいですかと言われます。特にはありません。
職人さんが熱いからとか寒いからという、同情はいらないのです(笑)。作業効率の問題はあるでしょうけどね。
でも、梅雨や台風シーズンは、工事が進まないため、避けるというか、工期を長めに見ていただくようになります。また、冬も雪が降ってしまうと、数日間はできなくなります。屋根に霜が降りることもあり、濡れている間は塗装ができないことも。
やはり、そうなると春が多いでしょうか。暖かくなって、動きやすいというのもあります。
でも、春ばかり狙うと、塗装業者さんが困るので、天候を見ながら、お互い打ち合わせてやるようにしましょう。
2013年02月25日
塗装養生
 
最近、塗装ばかりのブログになっています。
ちょうど時期的に塗装仕上げが重なっているためでしょうか。
調合など色合わせは、紹介しました。塗装業者の次に大事なところは、養生です。
周りを汚さないための養生という意味でもありますが、見切りという意味での養生もあります。
写真のように窓をビニルとテープで養生しています。ここでは、窓のまだガラスが入っていませんが、外装の場合は、窓のアルミサッシを汚さないようにする養生です。
ここでは、窓を木枠で塗装をするのですが、まずは壁から塗るため、枠を養生しています。
塗り分ける場所を見切りための養生です。
下は、塗り分けになる平面をテープ見切りをしています。隙間にはコーキングを差し込んでいます。
塗装業者さんは、つい簡単な仕事と思われがちですが、塗り方はもちろん、こういった下地の準備も重要なのです。
2013年02月20日
色の調合その2
塗装は、原色で塗らない限り、必ず色の調合をします。特に少量ならば、職人さんが現場で調合します。
外部で鉄部などペンキを塗る場合、内部で木枠など木部に塗る場合、周りの色や既存の色に合わせて、色を調合します。
調合に使う色は、写真にもありますが、赤・黄・黒です。それとは、別に隠し味(?)で白を使います。
木の色、つまり一言にいうと茶色。それは、赤と黄で作ります(図工でもやりましたよね)。
でも、木は、材種によって、経年変化によって、黄色が強かったり、赤くなってたり、黒ずんでいたりします。その状況に合わせて赤や黄の配分を考えて混ぜます。そこに、黒や白で調整します。
外部でも、鉄階段とか、ちょっとした部分では、一般的には、グレー、ベージュ、アイボリーといったものが多いです。それもこれらの色をうまく配合して近づけるのです。
まったく同一は無理ですが、かなり近くなります。あとどうしても好みの色が出せないと、色見本から、工場でオーダーしますが、これには、かなりの数量でないとコストがかかります。
この調合は地道な作業で、感覚の問題もありますから、楽しそうで大変です。
また、色を作った時、すぐその色で判断してはいけません。時間がたって、塗装が乾くと濃くなったり、薄く(明るく)なったりします。塗る素材にもよります。
この加減が、我々にも難しいです。
2013年02月07日
雪止め工事
続けて雪止めの工事です。
やはり、雪の後は、雪止め工事の依頼が増えました。
屋根材によりますが、施工はいたって簡単。写真のようにスレートの屋根ですと、材の下から、雪止めを差し込み、材に引っ掛けて留めるだけです。釘も使わないので雨漏りはありません。
単純ですが、これが雪止めになるのです。当然一つの屋根面に約45?ピッチで、千鳥に設置します。
カラー鋼板の屋根ですと、アングルを横に流す方法になります。
角度が壁のように強いところや平らなところでは、効力を発揮しにくいですが、勾配がある屋根には設置をお勧めします。
雨樋の修理
雪が屋根から落ちるときに、よく壊れるのが雨樋です。
年数もたっていると、雨樋もやや耐力がなく、そこへ重い雪が落下したり、滑ってのったりするものですから、外れたり、破損したりします。
ここでは、破損はなく、ジョイントが離れてしまったのと、雪の重みで横の雨樋が下に向かって曲がってしまいました。
これは、止めている金具をもう一度手で直し、向きを戻せば直ります。ジョイントも専用の接着剤で直りました。このように被害は最小限でしたが、やはり、屋根に雪止めをお設けていないためになったことでした。
できれば、年に1度か2度のことですが、備えていただいた方がよいと思います。
2013年01月18日
雪の被害その2
雪の被害による補修が続きました。
屋根から落ちた雪の塊が、簡易的に作った下屋(物入?)n屋根を壊してしまいました。
その修復工事を行っています。
屋根から落ちる雪は、特に2階からとなると非常に危険です。
下にあるものは壊れてしまいますし、人の場合は、身体に影響が出ると思います。
雪止めというものがあれば、そこで雪が止まり、徐々に溶けていくので、急な雪の塊の落下の可能性が低くなります。
東京など関東では、大雪は珍しいですが、1回の大雪でこんなになってしまいます。
近年気候もおかしくなっていますし、他人事ではなく、雪止めを屋根に設置しましょう。
2012年12月06日
木部の再塗装
木製サッシの外部を再塗装しています。もともと塗装はされていますが、風雨によってやはり表面が劣化します。
「コシヤマ」というメーカーの木製サッシは、丈夫で長持ち。さほどメンテナンスをすることがありませんでした。でも、色合いも風化し、塗装が亡くなると徐々に木部の腐食になっていくので、塗装しなおしています。
まずは、はがれかけている、塗装を紙やすりでこすって落とし、シンナーで洗って、塗装します。
写真は、紙やすりでこすった後、はけでほこりを払っているところです。
塗装材は、木部外装用の「キシラデコール」でお好みの色で塗る予定です。「キシラデコール」は、浸透性の塗料なので、ペンキのように被膜するものではなく、ツヤはありませんが、はがれてくる心配は少ないです。木部には適しているでしょう。ホームセンターでも販売しています(でも、当社に依頼してくださいね・笑)。
2012年12月05日
コーキングの劣化
コーキングの劣化というのは、どんな状況かというのを写真にしてみました。
サイディングとサイディングのジョイント部、窓回りなどにコーキングは施されています。
それが劣化すると、まず表面に細かなひび割れが見えます。まだ、細かいものは、まだよいのですが、右側のように太く割れているのは、サイディングから離れてしまっている状態です。
そうなると、雨水が侵入する可能性があります。
ひび割れなら、打ち増しという方法もありますが、割れが入ってしまった場合は、コーキングを除去し、新たにコーキングを打ちかえます。
メンテナンスの指標にしてください。
コーキングのやりかえ
サイディングのコーキングが劣化してきて、やりかえることになりました。
今年後半に来て、2軒目。ともに、新築から20年弱の月日が経っています。
おそらく、この時期のものが、続けてくるかもしれません。
ただ、これは昭和電工のラムダというサイディングで、当社の外壁もそうですが、15年以上でもさほど劣化がなく、長持ちしています。他の商品に比べれば、長い方でしょう。
しかし、それでもコーキングの部分は劣化しており、やりかえることにしました。
古いコーキングを削り取り、そこへあらためて、コーキングを入れます。
さほど悪くないところは、打ち増しと言って、その上からもう一度コーキングします。
このコーキングを除去する作業が、時間がかかります。
2012年10月25日
外装完成
今年(2012)は、外装の工事が多い年です。塗装はしなくても、窓やベランダを直すなど、外回りの工事が多かったですね。
原因の一つに当社が新築した物件で消費税初導入前後に結構新築をやり(ほかにもいろいろ理由はありますが)、ちょうどそれから15から17年目の住宅が外装のメンテナンスをし始めたというもの。再び、昔に建てた建物に触れるのはうれしいことです。
あとは、地域的に塗り替えなどの時期がちょうど回ってきたということでしょうか。他の工務店さんも多いという風に聞いています。
それと、少数ですが、太陽光発電の導入です。当社の工事ではありませんが、世田谷区の助成金を受けて工事をする方が、ついでに外装もやってしまうことです。
来年はどうなるかわかりませんが、10年以上経過している方は、ぜひご検討ください。あまり長すぎると、塗装業者だけでは、直せなくなります。
2012年09月20日
バルコニーのやり変え
断崖絶壁に立っているようですが、これは、2階バルコニーの先端です。
雨漏りによって、骨組みが腐ってしまい、手摺関係を壊したら、もうすでに腐食していました。
原因は、排水廻りでした。ふりい建物ですと他にも窓下部分、手摺部分など経年劣化によって雨漏りの原因G生じてくる場所は多くあります。床の防水もすでに、だめになっていました。
そこで、床から壁を壊し、新規にやり直し始めています。
外壁や軒裏の天井もはがれてかけていたので、ちょうど工事がいいタイミングでした。
画面が青いのは、ブルーシートで囲っているからです。念のため。
屋根葺き替え
日本瓦からコロニアル葺きに変えました。理由はいろいろありますが、今回大きかったのは、太陽光パネルの設置です。補助や助成金関係から太陽光の工事も増えたり減ったりしていますが、世田谷区によって太陽光を促進させるために補助してもます(施工者は決まってしまいますが)。
そこで、当社に何の仕事が来るかというとつまり、日本瓦をはじめ太陽光パネルを設置することが難しい屋根状況があるということです。
そこで、屋根の葺き替えを依頼されることがあります。
それともう一つの理由としては、屋根を軽くしたいということです。やはり日本瓦は重いため、地震の時には、ややマイナス面となります。
屋根工事をやることよって、今回は、断熱材も入れました。古い家だと断熱材が入っていないこともあるからです。どうせ壊すならということでやれることはやってみようとなりました。
足場もかけているので外装もやります。工事としてのボリュームは大きいですが、できるときにできることをした方がよいと思います。
2012年09月14日
屋上の防水工事
とあるマンションの屋上防水工事を請けました。シート防水という、まさしくシートを一面に敷き込んだような防水だったのですが、経年変化によって劣化し、いつ雨漏りしてもおかしくない状態でした。
そこでウレタン防水という塗布防水を新たに施工することになりました。ただ、そのまま施工したのでは、意味がなく既存のシートをすべてはがしました。
するとコンクリートが出てきたのですが、そのコンクリートに伸縮防止の目地があり、そこも劣化していました。それらも撤去し、コーキングなどを充填しました。
これから下塗り中塗り仕上げとなりますが、平らな面も大事ですが、隅々などに気を配った施工をしてほしいです。排水廻り、立ち上がり、何か別物との取り合い、機械など設置してある場合の足元。
こういったところからの雨漏りが多いのです。
2012年09月04日
塗装と窓交換に屋根葺き替え
内装と建物外部の塗り替え工事として始まった現場ですが、太陽光発電を急きょ取り入れることとなり、屋根葺き替えの準備を始めました。また、雨戸が木製で老夫婦には、とても開け閉めが大変だということで、交換となりました。実は、塗り替え工事がもうすでに始まっていたため、足場が掛かっており、ちょうど良いタイミングではありました。
ただ、塗ったところを壊してしまうということにもなりました。
雨戸に関しては、もともと古いということを考慮すれば、おすすめしておくべきでした。お客様には、工事の流れはわからないものです。タイミングも間違えてしまうこともあるでしょう。
また、屋根の葺き替えにしても(これは、太陽光の工事を急きょ取り入れることになったからですが)、塗装の前に工事する内容です。
工事の前後をご説明したつもりではありますが、やはりプロではありませんから、思いつくままにご要望を言われるのは仕方ありません。そこは、反省しています。
こういうこともありますから、仕事前には、なにか思うことがあったらお伝えください。よろしくお願いいたします。
2012年08月04日
壁のタイル貼り
7月30日にアップした壁のタイル張りの続き。
下地を兼ねたセメントのようなものを塗り、1枚1枚貼っていくので、なかなか進みません。でも、仕上がると重厚感が出ます。
コストとかいろんな面で外壁にタイルを貼ることが少ないのですが、やはりタイル仕上げはいいもんですね。
2012年07月31日
シャッターの塗装
シャッターの正面を塗装しています。シャッターも鉄製、アルミ製などがあります。鉄製なら塗装可能です。ただ、やはり開け閉めが激しいと塗装もはがれやすいので、一時的なもと考えたほうがよいでしょう。また、シャッターは、たいてい店舗が多いですから、お休みを狙ってやる方が多いです。
でも、きれいに塗ると気持ちいいもので、新しく感じられて気分も一新です。
2012年06月28日
防水等外部状態
車庫の屋根もだいぶ出来上がり、外装の下地に入っています。屋根にあたる部分は、FRP防水を施して、すでに仕上がっています。
次に外壁にあたる部分に入りますが、まずは下地として防水シートを巻いていきます。外部の車庫とはいえ、雨水が侵入すれば、木部の腐食にもつながるので、その防護として防水シートを張ります。
ここでは、タイル張りの仕上げなので。シートの上には、ラスカットと言ってモルタル用の下地合板を張っています(手前の黒い板)。強度もこれで向上します。
いろんな材料が一度に写せたので、紹介させていただきました。
2012年06月25日
屋根の防水工事
屋根といっても車庫の屋根です。
既存のコンクリートの壁の上に木造の屋根を作りました。お客様の要望から、屋根の仕上げをFRP防水で仕上げとしました。
何度か紹介しておりますが、防水としては信頼性の高い、FRP防水を使用することが多いです。
グラスファイバー製の白いシートを防止する箇所に施します。ここは屋根といっても平らな屋根なので周囲に立ち上がり(パラペット)の壁があります。その天端までシートを張り込みます。それから強力な接着剤を塗り込んで接着させると同時に固めていきます。これでも雨漏りはしない状態といってもいいぐらいです。
接着剤が硬化したら、防護材(トップコート)を塗ります。
写真は、シートを張りながら、接着剤を塗り込んでいるところです。
2012年06月12日
車庫の屋根づくり
雨が降ってきてしまい、途中で工事をやめました。
既存のコンクリートでできた車庫屋根を解体して、新しく木造で屋根を作ります。
車庫ですから、間口や奥行きが大きいので、集成材を使い高さの高い材料にしました。
屋根は、FRP防水で仕上げるのでほぼ平坦です。また、その方が軽くできます。
2012年04月09日
軒廻りの塗装
軒廻りというのは、屋根の先端(鼻先)、屋根の左右の端などです。
すでに塗装された商品をその部分に設置する場合などは、塗装しないこともありますが、
素地の部材を取り付けた場合、塗装をします。
ここでは、セメント系の部材を取り付けており、それを塗装します。
塗装なのでほぼ好きな色に塗れますから、外壁などの色のバランスを見て決めています。
写真は、塗装する前のパテ処理です。隙間などはコーキングをしています。
パテをするのは、内装のクロスの時と同じで、時間がたつと釘やビスの跡が見えてくるので、パテで平滑にしています。
塗装は、エナメル系とかアクリル系とかペンキとか原料の種類がいくつかあります。
素材に合わせて、またメンテナンスなども考えて選んでいます。
原料については、木部でなければ、塗装業者の推薦する材料がよいかと思います。
2012年04月04日
サイディングのジョイント
サイディングが貼終わるとそのジョイントや貼り仕舞を処理します。
サイディングは、長さ3mほどのもので当然長い壁の中にはジョイントが出てきます。
それから、軒裏とのジョイント、窓回りなど。
ただ、サイディング同士を突きつけただけでは、雨水が入ります。
そこでわざと1?ぐらい離して、そこにコーキングをします。ジョイントの裏側には、継手の金物も入ってはいますが、それだけでは危ないのでコーキングをします。
コーキングは、ボンドのような粘着性のあるもので専用の手押しポンプで注入していきます。
ただ、コーキングがあちこちについてしまうと汚れてしまい、取れなくなるので、写真のようにテープで見切りをしているのです。
2012年03月31日
サイディング張り
サイディングを張り始めてから、そろそろ仕上がるところまで来ています。
下から順番に張っていきます。
釘を打っているのは、サイディングを留めるための金具を先に打っているのです。
その金具にサイディングを引っ掛けていくのです。
このあと、サイディング同士のジョイントをコーキングします。
2012年03月26日
サイディングの張りはじめ
 
この新築現場では、サイディングと一般的に言われる外壁材を仕上げにしています。
サイディングは、セメント系の素材でできた外壁材で、幅が約45センチで長さが約3m。
厚みは、14ミリからあります。
たいていは、このサイディングか、左官業者などの塗り壁の上に吹き付けが多いでしょう。他には、金属系のサイディングもあります。
サイディングは、下から張っていきます。雨水の切れがいいようにまず、水切という金属材を先に張ります(写真上)。これは、規格でできたものから、加工して作るものとあります。
それから、スターター(黒いもの)を付けて、それを基準にサイディングを下から張っていきます。
それと同時に建物の出隅の角に役物(コーナー材)を張っていきます(写真下)。
このコーナー材を基準にサイディングを横にして(縦張りもあります)張っていきます。
サイディングを止めるのは、釘やビスを使うところもありますが、専用の金物を先に打ち付けて、それにサイディングをひっかけます。そうやって下から作業しますが、積み上げていくような感じでもあります。
サイディング同士のジョイント、軒裏との取り合いなどは、コーキング材を打ちます。
2012年03月13日
壁の通気層
外壁下の通気層となる材木を打ったところです。この木は、厚みが25ミリあります。
この厚み分が空気層となります。
外壁の下から空気が入り、屋根を抜けて棟の頂部から空気が抜けます。この空気層が、
断熱効果を上げます。アルミサッシの二重ガラスと同じ効果です。
厚みはあればあるほどいいのですが、そんなことをしたら、都内では隣地に行ってしまうので、個の厚みがちょうどよいです。これより薄いと今度は効果が少なくなります。
この木は、約45センチピッチに打ってあります。当然この下には柱など構造材があるので、外壁の重みにも耐えます。
建築業者によって、やり方も変わるので、木の打ち方が違うこともありますが、この通気層は一般的な方法となりました。
2012年03月07日
透湿シート張り
この白いシートで建物を覆おうと包帯まいたみたいな感じです。
写真を見ても分かるようにこれは、透湿防水シートというものです。防水は、その名のとおり、雨が入らないように保護するためです。万が一仕上げの外壁材から雨水が侵入しても、このシートがそのカバーをして、外壁下から排水します。
もう一つは、湿気止め。このシートと外壁の仕上げ材との間に空気層を設けます。外壁の下から屋根上まで空気が抜けるように厚み25ミリの空間を作るのですが、当然湿気も流れます。
その湿気が中に入らないようにするための効果もあります。また、シート同士の重ね部分が出てきます。これも15センチ以上、上から重ねるようにして、ジョイントに専用の防水テープを張ります。
薄いシートですが、結構重要な役割を持っているのです。
2012年02月20日
屋根葺き
屋根の骨組みを組んで、構造用合板で強度を上げ、その上にアスファルトルーフィングという防水紙を貼り、そして屋根仕上げ材を葺きます。
葺くという言葉は、個人的には藁葺き屋根とかの草葺きの屋根材に使う言葉と思っていて、ちょっと違和感を感じます。
ここの屋根葺き材は、ガルバニウム鋼板です。最近一般的になりましたが、金属板の一種で以前は、トタン張りとも言って、ちょっとイメージが悪く感じますが、材料の素材がよくなっており、さびたり色が変わるなどが少なくなりました。
この方法だと、屋根の勾配も少なくできるので、高さ関係に困ったときは助かります。
ただ、内部で鋼板にあたる雨音が気になる方もいるので、音の対策をした方がよいときもあります。
2012年02月17日
屋根下地その2
屋根材を葺く前にする下地にアスファルトルーフィングを敷きこみます。
屋根の下地によくつかわれる防水材です。当社では、この下に透湿シートというものも敷きこんでいます。二重の防水にはなっていますが、防水という意味での材料としては、こちらのアスファルトルーフィングが主たるものになります。
このルーフィングを敷いてから、屋根材を葺きます。
2012年01月25日
外装の工事(塗り替え)
屋根、外壁塗り替え工事が終わりに近づいて、養生ネットを取り外しました。
今まで養生で隠れていたので、どうなっているのかわからなかった外装が一気にお披露目です。
基本的に塗り替え前と同じ色で塗っているので、劇的な変化はありませんが、明るい色を多用しているので、写真のように晴れた日だととても鮮やかに見えます。
やはりなんだかんだ言ってもきれいなことはいいことです。
これは、アパートですが、見た目を重視する建物ですから、きれいなほうが印象が良いでしょう。
見た目だけで塗り替えるわけではありませんが、外部については、定期的な検査、メンテナンスが必要です。
2012年01月19日
外装足場と下地
  
今年は、わりと外装工事が多く、早くも3件目です。
ですから、また足場の写真を載せました(笑)。
なんにしてもまずは、足場をかけて、足場に養生ネットをするのが最初の仕事です。
それから、高圧洗浄を家全体にかけます。汚れを落としておかないと塗装がうまくのりません。
それから塗装に入りますが、まずは下の写真のように窓、換気扇、ドアなど塗装しないものに養生ビニルをかけます。どんなにうまく塗っても注意してもどうしても塗装がどこかにつきます。
それを未然に防ぐ作業です。塗装が終わるまでは基本的に外しません。
次に右上の写真のように塗装面に継手や釘頭などが見えているところはパテで処理します。
新築時にも同じ作業はしていますが、古くなってくるとそういった場所が見えてくるようになります。
この写真を撮影する際。私も建物周囲を点検しました。また、雨樋の中も合わせて清掃してもらいました。
塗装に入るのは、こういった作業の次となります。
2012年01月06日
足場
新年、いろいろ工事が始まりますが、そのうちの一つに外装工事があります。
壁やベランダの防水工事です。
どんな外装でも足場は掛けます。もちろん高所での作業は足場なくしてはできません。
作業性、安全面の上でもどうしても必要です。
また、ゴミや落とし物などが外部にいかないようにするための物でもあります。
解体の場合、足場に防音用のシートを掛けて、騒音を少なくしています。
ただ、やっかいなのが台風など強風の場合です。足場だけならいいのですが、シートを貼るとそれに風を受けてしまって、倒れてしまうこともあります。その場合、事前にシートをたたんでおきます。
足場もマンションのように大きい建物だと数日かかってしまいます。住宅なら1日か2日です。
危険な作業でもありますので、あまり近くで見ない方がよいです。
2011年09月19日
壁の塗装
 
ちょうど、外部と内部の塗装工事をしました。
左が内部の壁の塗装で、下地は石膏ボードです。ボードは、ほぼビスで留めてあり、そのビス頭とボードのジョイント部分をパテで平滑に処理しています。このやり方は、クロス業者と同じです。
塗装の場合、クロス以上に仕上げに出てしまうので、この作業が大切です。
右が外部です。ここも元ドアだったところを壁にしたので、ジョイント部分などパテで平滑にして、塗装します。やけに白い塗装になっていますが、これは下地で仕上げは色合わせをして塗ります。
このような大きい面を塗るときは、ローラーで転がすことが多くなりました。
2011年08月24日
外装仕上がり
外壁が塗り終わり、養生のネットを外しています。
天気がいいので 新しい色で塗られた建物が青空に映えて、とてもきれいです。
これから、細かい塗り残しを探し、足場を外していきます。
建物に外的な損傷もなく(地震の影響も含めて)、欠陥もなく、大きな問題がないため、塗装だけで済みました。
また、屋根に使われた塗料は、遮熱性に優れたものです。小屋裏や2階の真夏の暑さ対策に向けてお薦めの塗料です。やや単価が高いですが、お見積だけでもしてみてください。
2011年08月23日
外装下地塗り
外壁の塗装を始めました。前にも紹介した通り、まずは高圧洗浄で表面の汚れを落とします。
ここは、外壁がサイディングなのでジョイントのコーキングもやり直しました。
それから塗装ですが、写真にあるピンクっぽい色は、元の外壁の色です。
その上に下地の塗装をします。白い色になっているところが下地です。
これで、上塗りがちゃんと接着するようにするのと上塗りがきれいにいくように塗ります。
色が白いので、たまにお客様に間違って塗っているといわれることもあります(笑)。
それから、お好みの色を塗っていきます。
2011年08月16日
外装、屋根の塗り替え
足場も掛けて、養生ネットを貼って、高圧洗浄してこれから塗装にはいります。
何事も上から始めます。屋根の塗装から入りますが、まずは、シーラー処理(下地の塗装面に塗料がよく付くように塗る溶剤)。
足場があるとはいえ、ロープを体につけています。
ローラーでまんべんなくシーラーを塗っていきます。
この後、中塗り、上塗りとなります。
2011年08月15日
外装工事に入りました
まずは、なにはともあれ足場から工事します。
足場を掛けて、養生のネットまたはシートを掛けてから、外部塗装工事の場合、高圧洗浄に入ります。夏は、涼しくなってちょうどよい工事です(笑)。
この建物は、屋根がコロニアル、外壁がサイディングとタイルの混合。
いずれにしても高圧洗浄してから塗装工事に入ります。タイルは塗装しませんが、洗浄することできれいになります。
屋根が一番塗り替えに必要な状態でした。新築してから10年以上メンテナンスをしていなかったので、もうそろそろというところでした。やはり、雨風に当たるので屋根が一番風化します。
当初の色が薄くなってきており、このままほっておくとコケが生えたり、屋根材そのものが薄くなってきたりします。
外壁は、サイディングなので素材そのものに問題ありませんがジョイントのコーキングが耐用年数の限界で、ところどころ切れていました。
外装をするのは、きれいにリフレッシュするというだけでなく、建物本来の性能を持続させる意味合いがあるのです。残念ながら、現在永久不滅の素材がないので、メンテナンスは常に配慮してください。
2011年06月30日
外壁のモルタル塗
既存の建物を改装しているところですが、窓の位置が変わったり、構造上の補強のため、外壁を壊しています。その部分の補修になるのですが、既存の外壁がモルタル塗りの上に吹き付けてあるので、それに合わせた仕上げにします。
ラスカットという、モルタル下地用の合板の上にネットを貼り、それからモルタルを塗ります。金製の鏝でむらなく均等に平らに塗っていきます。
この上から塗装するといっても塗装材で均等に平らにはできないので、このモルタル塗りが大事になります。
柱の補修
窓枠が腐食して、その周辺に雨漏りの形跡があったので、外壁を一部撤去したら柱が腐食していました。
みると、2階のバルコニーと建物の付け根にひびが入っており、そこから雨が浸入し長い間に壁の内部で腐食したようです。さらにそのこにシロアリも来て周囲の土台壁下地がやられていました。
新しい柱などに入れ替えたりして補修しましたが、ちょっと大変な工事です。
取り替えた材木には、防蟻材を塗布して元に戻します。
雨の侵入から始まったと思われるこの状況。ちょっとしたひびなどでも長い年月になるとおおごとになってしまいます。不審な点を見つけたら、工務店に相談しましょう。
我々は、ある意味医者と同じですから。初期症状なら簡単に直せることもありますよ。
2011年05月25日
防水仕上げ2
仕上げ材を塗り始めると、色によって下地が消えていくので完成が近いことがわかります。
立ち上がりやコーナーなどを塗ったら、大きな平面を塗ります。塗り残しがないよう隙間なく塗っていきます。
塗り終わったら完成です。
ローラーで塗っていくのでむらがなく、とてもきれいに仕上がります。
2011年05月24日
防水仕上げ
FRP防水の最後の仕上げ工事です。トップコートといって防水の保護といったところでしょうか。色は、何種類かあります。
まずは、コーナーや役物から塗っていきます。
2011年05月19日
防水グラスファイバー
ブログを始めてから、このエントリーで記念すべき1000件目です。
ですが、実に地味な エントリーになってしまいました。
FRP防水の要であるグラスファイバーを敷き込み始めているところです。これに防水用材を流し込むことで固まり、床材のように固くなります。
簡単に言うとウレタン防水のような被膜でなく、もう一つの床といってもいいかもしれません。
これらが固まるとトップ材を塗り、仕上がりです。
2011年05月18日
防水工事中
 
下地調整をしたら防水作業に入ります。
プライマーという接着系の塗布が終わった後、クラックや怪しいところにコーキングを施します。
それから、写真左のグラスファイバーのネットを貼り込みます。これで防水が切れたりするのを防ぎます。それから樹脂系の溶剤を塗り込み固まると船の底板のようになります。
それから、トップ材といってお好みの色の塗装を掛けます。
これは、FRP防水という工法のやり方ですからすべてが同じではありません。
ただ、共通するのは、においがきついです。
防水工事をするときは、ご近所にお声を掛けたほうがよいかもしれません。
2011年05月16日
防水前の下地
防水工事にしても塗装工事にしても 下地処理は大切です。
既存の防水を撤去して、本体を痛めないようにして、次の防水工事に入ります。
何の防水にしてもいきなり仕上げません。まずは、プライマー処理をします。
ようは、接着をよくさせるための工事です。ちょっとにおいがきついです。
隅々にプラーマーを塗ると同時にコーキングなどを併用して、下地だけでもしっかりと処理をします。それから、防水工事に入るのです。
2011年05月14日
防水の劣化
屋上の防水がだめになって、雨漏りがおきています。
その防水材をはがしてみると、とてもひどい状態でした。下地は水でふやけてしまい、
はがしたところがまだ濡れていました。
その下は、コンクリートなので長年水にさらされれば、浸透してしまいます。
ここまで悪いと上でいかに処置しても長持ちしません。
こういった防水材を撤去し、掃除して改めて新しい防水を施します。
2011年05月13日
防水工事の下地処理
どんな工事でも下地処理が大切です。下地をしっかりやっておかないと仕上げが悪くなるし、長持ちしません。
そこで、下地処理といってもここではリフォームです。
塗装でも防水でも既存の材料を洗浄したり、落としたりする作業が必要です。
今回は防水工事ですが、防水にもいろいろなやり方があります。それにしても、既存の防水が悪くなってやり直すわけですから、現状のままその上から新規に防水しても何の効果もありません。
ここでは、シート防水といって、ゴム状のシートを貼りめぐらす防水がなされていました。そのシートから雨が入っていたのです。
まずは、そのシートをはがす作業です。悪くなっているのではがしやすいかと思いきや、結構とるのは大変そうです。
また、この状態で雨に降られると間違いなく雨漏りするので天候をにらみながら作業しています。
やることは単純ですが、気を使う作業が防水なのです。
防水工事の下地処理
どんな工事でも下地処理が大切です。下地をしっかりやっておかないと仕上げが悪くなるし、長持ちしません。
そこで、下地処理といってもここではリフォームです。
塗装でも防水でも既存の材料を洗浄したり、落としたりする作業が必要です。
今回は防水工事ですが、防水にもいろいろなやり方があります。それにしても、既存の防水が悪くなってやり直すわけですから、現状のままその上から新規に防水しても何の効果もありません。
ここでは、シート防水といって、ゴム状のシートを貼りめぐらす防水がなされていました。そのシートから雨が入っていたのです。
まずは、そのシートをはがす作業です。悪くなっているのではがしやすいかと思いきや、結構とるのは大変そうです。
また、この状態で雨に降られると間違いなく雨漏りするので天候をにらみながら作業しています。
やることは単純ですが、気を使う作業が防水なのです。
2011年04月22日
雪止め
屋根の葺き替えの時に改めて取り付けた材料です。
これは、新築でもつけます。
屋根材によって種類は違いますが、だいたいこんな形状です。
雪が屋根に積もって、溶け出して落ちてしまうことがあります。後半の屋根だと特に滑るでしょう。
そこで、雪を留めるという意味で取り付ける材料です。この材で受けている間に、徐々に雪が解けていくという仕組み。
東京などあまり大雪にならないところでは、必要ないようですが、それでも雪が落ちた時の衝撃はものすごく、車の屋根もへこみます。
万が一のことでしょうが、是非取り付けていただきたいです。
ただ、屋根前面に取り付けることは少なく、北側など影になりやすく雪が積もりやすい面に取り付けることが多いです。とはいえ、予算あれば全面あった方がいいでしょうが、南面は、庭など空間があることが多いのと日当たりが良くて積もりにくく溶けやすいことから、北面のみにすることが多いです。
屋根の葺き替えその3
 
屋根の最後は、棟といって、一番頂上部にあたるところの工事になります。これは、他の材料でも同じです。
棟も同じくカラー鋼板で仕上げますが、骨となる木を一度打ちます(左)。
それから、棟の板をかぶせます。これは、釘打ちです。
残念ながら、最後は釘打ちで留めるしかないので、長年の間にはゆるむこともあります。そのため、台風などの強風でよく飛ばされていることがあります。
その意味では、メンテナンスが必要な部分です。
強風や地震などありましたら、瓦に限らず点検してみましょう。屋根の点検をお願いしましょう。
屋根の葺き替えその2
  
カラー鋼板の屋根葺き替えを前回も述べましたが、工程がよりわかりやすい写真が撮れたので、更新しました。
合板による屋根下地ができた後にフェルトという防水シートを貼ります(左上)。
それから、今回は瓦棒葺きなのでシートを押さえる意味も兼ねて、垂木を45センチピッチで打ちます(左上)。
それから、垂木の間にカラー鋼板の平板を長手(流れ・勾配)方向に貼ります。
板は、雨が走って上にあがって入るのを防ぐために両端を折り上げています(右上)。
次に垂木の上からコの字に折った鋼板をかぶせます。これで、雨が入らないような仕組みになります。危ない取り合いのところには、コーキングを打ちます。
2011年04月21日
屋根の葺き替え
 
東北大震災の地震で瓦屋根の方は、だいぶ被害を受けた方が多いかと思います。
当社のある奥沢でも古い瓦屋根は、棟(いちばん最上部)の部分が崩れてしまった家が多かったです。
急なことで材料や職人さんが回り切れず、応急処置でブルーシートで覆っていました。
次に直すことになるのですが、やはりまた同じことが起こることを恐れて、軽い屋根にしたいという方も多いです。
そこで、ここでは、カラー鋼板の屋根にすることにしました。
まずは、瓦を撤去。いっぺんに屋根から瓦を下していきました。
それから、フェルトといって屋根の下地になる防水紙を貼ります。
それとここの屋根は、施工性の早い瓦棒式の葺き方にしました。
垂木を45センチピッチに打って、その間にカラー鋼板を貼り、垂木の部分にはカバーのように上から鋼板を打ちます(既製品としてある)。コストもかからず早い方法です。
2011年03月28日
鉄部の塗装前
外部にある鉄製の階段や門扉などは、経年変化によってさびが出てきます。
塗装とさび止めがあると思うのですが、永久不滅の材料ではないので、はがれてきたりします。そうすると鉄部が錆びてきます。
錆びた鉄部を放置すると鉄そのものに穴があいたりしてきます。
そこから雨などが入ると骨組みもさびたり壊れたりします。
そうなった場合は、塗装では治せません。
早い段階で、まめにメンテナンスを見ていただいたほうがよいでしょう。
最近の塗装材は、以前より良くなっているものの、やはり永遠には耐えられません。
さびてきた鉄部は、まずケレンと言ってさび落としをします。刃物のようなもので削ったり、サンドペーパーでこすったりします。
そうしないとそのまま塗るとすぐにはがれてしまいます。
それからさび止めを塗ります。
2011年03月17日
外装工事(外壁塗りの手順)
 
外壁、屋根、その他外部に関するものを塗り替えしています。
通常7,8年から10年単位で塗り替えをお勧めしています。
まず、写真のように足場を組んで、安全面と近隣対策としてネットを貼ります。
それから、高圧洗浄を家全体にします。車をよく洗浄するのと同じような感じです(ただ、圧力がこちらの方が強いですが)。
高圧洗浄をするのは、付着した汚れを落とすためです。そうしないと塗料の付着が悪くなるからです。けっこうこれだけでもきれいになることも。
それから塗ります。
下の写真は、わかりにくいと思いますが、素地、下地、中塗り、仕上げと左から順番になっています。モルタルの上に塗るので素地は、モルタルです(グレーの部分)。
それから塗料の接着を良くするための下地(ここでは、白。よく、お客さんに仕上げと間違えられてしまうことがあります)を塗ります。それから、二回ほど塗ります。
仕上がったら、ダメを見て、足場を外します。
2011年02月25日
モルタル塗
 
外壁の下地としてモルタルを塗っています。最終的な仕上がりは、塗装工事になります。
改装工事なので、既存の外壁が残っています。元の外壁は、やはりモルタルの下地塗りの上に塗装か吹き付けをしています。
違う素材で仕上げるとつぎはぎになってしまうため、同じ材料で仕上げ、最終的には、外壁すべてを塗装します。
モルタルを練って、それを壁に塗りつけます。金属製の鏝で均一に平坦に仕上げます。
場合によっては、デザイン上わざと斑を作ることもあります。
塗り厚みは、以前と比べるとだいぶ薄くなっています。
それは、塗る前の下地の材料がよくなっており、薄塗りに対応しているからです。
薄いと乾きや施工も速く当然工事の進みも速くなります。
これがいいことか悪いことかは別として、現在の建築工事の流れでは、以前のように何センチも厚みをつけることは少なくなりました。
ただ塗り終わったから即塗装というわけにはいかず、だいたい1週間ほど乾かします。
2011年02月23日
屋根工事・板金
増改築工事の中で増築した部分に屋根を張っているので、状況がへんに見えると思います。
こういった、細かな屋根やつなぎの屋根などは、自由がきく金属系の屋根で仕上げることが多いです。
新築でも金属系の屋根は、普通に取り入れています。以前は、トタンといったカラー鋼板系の屋根で金額も安価で屋根勾配も自由にできました。ただ、さびが来ていずれ塗装か張り替えというメンテナンスが必要なのとイメージとして安普請というものがありました。
しかし、昨今ガルバニウム鋼板といったアルミニウムめっき合板が登場してから再び多く取り入れられるようになりました。
他にステンレスもあります。
トタンほど安価ではありませんが、自由な屋根を作りやすい点もあります。
モルタル作り
 
従来からある建築材料としてモルタルというものあります。
外壁、塀、土間といった場所に多く使われます。主に左官業者による仕事です。
水とセメントと砂を混ぜて鏝で塗り、時間がたつと固まる材料です。
外壁のように塗る量が多くなると左官業者さんは、セメントや砂を混ぜる機械を使います。少ないとフネと呼ばれる大きい箱に材料を入れて水を入れながらクワなどで人力で混ぜていきます。
もしくは、写真のように撹拌機を使って大きなバケツの中でモルタルを練っていきます。
場合によっては、冬のように寒いと塗った後に凍ってしまうので早めに固まるよう硬化剤も入れているようです。
逆に夏だと急激に乾いてしまうため、早く塗らないといけません。
ある意味生モノなので、作り始めたらドンドン作業をしなければならず、サボるわけにはいきません(笑)。
2010年11月27日
塗り替えその3
塗り替え作業もほぼ終わり、足場の養生ネットを取り払っています。
天気も程よくスムーズに作業ができました。
なんにしても養生をとるときは気持ちいいものです。この時、はじめて新しい外観が見えてきます。
まだ、作業は終わっておらず、細かい部分の塗り、汚れ落とし、塗り残しのチェックをしています。それらが済むと足場を撤去します。
2010年11月26日
塗り替えその2
 
下地の処理が終わると上塗りで希望の色の塗料で仕上げていきます。
吹き付けの場合は別として、現在多くの現場では、ローラー塗りとなっています。
色斑が出ないという特性もあるからでしょう。塗る早さも全然違います。
ただ、それは大きい面やローラーで塗りやすいところだけです(写真上)。
細かいところ、ローラーが入らないところ、色分けや塗る塗らないの違いがあるところなど微妙なところは、やはり刷毛塗りです。
どんなに距離があっても軒先の破風部分は、刷毛塗りです。
外壁が塗り終わると、細部の補修に入ります。
2010年11月25日
塗り替え
  
足場掛けが終わり、洗浄もすむと乾き次第に塗りに入ります。
塗装といってもその場所、仕上げ、下地の状況で材料は変わったり増えたりします。
一番上の写真は、塗装屋さんが現場で材料を置いているところ。
何が何だか分からないくらいにいっぱいあります。特にペンキでは、色合わせをするため、3色ぐらいのペンキの缶をあけます。それらを調合して、希望された色にします。
また、外壁や屋根の塗料は、基本的の塗料メーカーの持っている色から選んでもらいます。結構種類はあります。
塗料なので自由に作ることはできるのですが、基本以外になると時間やコストがかかってしまいます。
ただ、いきなり塗るのではなく、下地から塗ります。ここでの写真は、その下地作業中です。この下地作業が大事で、いきなり仕上げを塗ると、早い段階で塗料がはがれる可能性もあります。
2010年11月24日
塗り替えの足場掛け
 
家も10年以上になると汚れなどで古さが目立ってきます。
一番早いリニューアル方法としては、塗り替えでしょう。
塗り替えるために必要なのはまずは足場です。高所で作業するので安全に作業をするためには必要です。
そして、廻りにネットやシートを張ります。
転落防止やごみや落としたものが飛び散らないようにするためです。
この作業の後は、高圧洗浄します。機械を使って、屋根外壁を洗浄します(洗車のような感じ)。
それは、汚れを落とすことで、これからの塗装が付着するようにします。案外これだけでもきれいになります。
ネットを張っている都合上、その作業が見えにくいです。
2010年11月08日
外壁のコーキング
サイディングという外装材(外壁)は、たいてい長さが3mほどなので、どうしても
途中でジョイントが出てきます。特にコーナーは、ジョイントがあります。
写真は、コーナー部分です。
ジョイント部分はどうするかというと、コーキングというボンドのようなもので埋めます。
その埋める作業のために、サイディングは、わざと10ミリほど間を開けます。
ぴったりくっつけることもできますが、当然そんなにぴったり付きませんし、逆に隙間がなさ過ぎてコーキング材が入らないのです。
隙間の奥にあたるところは、サイディングを貼る前に下地材が入っており、仮に雨水が浸入しても、下に流れるようになっています。
サイディング材とその下地にプライマーという接着剤を塗布します。それで、コーキングの接着をよくします。
それから、コーキングを注入します。写真は、その作業中で、2本の線がジョイントに合わせてありますが、養生のテープです。プライマーやコーキングがサイディングにくっつかないようにします。
写真では、上が完了してテープをはがした後で、下がこれからコーキングを注入するところです。
2010年10月30日
外壁の下地完了
外壁の下地が完了しました。あとは、仕上げ材を施工するのみです。
白いシートは、何度も紹介した透湿シート。これで、この家の湿気と雨漏りは守られています。
縦に打ってある桟は、外壁材の下地になるとともに空気層となり、家に対しての断熱効果を高めます(屋根にも施されています)。
極端に言うとこのままでも家の機能は果たすのです。
実は、ここで言いたいのが機能だけでなく、養生のシートがはがれていることをいいtかったのです。
終わっていないのに?
実は、台風がくるので、シートやネットが風に飛ばされたり、それが原因で足場が崩れることもあるからです。過ぎ去るまでは、このままです。
逆に、この下地がよく見えて説明しやすくなりました。
このシートが貼ってあるから、養生をはがせるというのもあります。
台風が過ぎるとまた隠れてしまいますけど・・・。
2010年10月22日
外壁の透湿シート貼り
外壁の工事に入る前に行うのが、この透湿(防水)シート貼りです。
今では、あちこちの現場でこういう白いシートが貼ってあるのをよく見かけるのではないでしょうか。そのシートによくメーカー名が入っています。
外壁材が何であれ、そこから雨漏りする可能性は木をつけて施工はしていてもあります。
万が一、そういった場合に雨が浸入しないようにするためのシートです。
縦に貼ったり横に貼ったりいろいろですが、いずれにしてもシート同士の重なりは、10センチ以上確実に重ねます。そして、常に上に上にシートが重なるようにして水がジョイントからはいらないようにします(当社の場合、ジョイントに専用テープを貼ります)。
次にこのシートの特徴としては、雨を守ると同時に外部の湿気を室内に入れないという機能も持ち合わせています。湿気を入れないということは、木材のためにもよく、家の湿度もエアコンによって調整しやすくなるので、長持ちすることになると思います。
ラッピングしているような、シートにメーカー名が入っているので巨大な広告のように見えるかもしれませんが、これがとても大事なものなのです。
2010年10月08日
屋根の構造用合板貼り
上棟が済むとまずは、屋根から作っていきます。
屋根ができれば、少々の雨なら下で仕事ができます。
垂木という骨組みを組んで、その上に構造用合板を貼ります。屋根の仕上げ材の下地になることから、野地板とも言います。
ただ、以前の野地板には、構造上の強度としての意味は少ないのですが、この合板を貼ることで屋根を固めることができ、家全体の強度もあげているのです。
厚みは、求められる強度が違うのですが、だいたい12ミリです。
それを2×4用の釘で(通常の釘よりも太い)約15センチピッチで留めていきます。
これが済むと屋根業者さんの出番です。
屋根通気
建物に通気層をとるという考えは、だいぶ当たり前になってきました。
手間が余計にかかることですが、建物のためには、さらに家の内部のためにもいいことです。
白いシートの上に屋根なりに取り付いている桟のようなものがあります。この厚み分(30ミリ)が通気層となります。
当社の場合、壁にも通気層をとるので、家全体が通気層におおわれるようになります。
白いシートは、透湿シートといって、防水の役目(雨が万一浸入した時でも防ぐ)もありますが、通気層を通る湿気を室内に入れない役目もあります。逆に内部の湿気を出すこともします。
通気層は、厚ければ厚いほどいいのですが、それでは大変なので約30ミリ前後にしています。
この通気層によって、外部の温度や湿気を建物内に入れないという役目を持っています。ということは、室内の空調設備の効率も良くなります。エコですね。
アルミサッシのペアガラスもガラスとガラスの間にある空気層が断熱効果を持っているのです。
ちょっと手間はかかりますが、長い目で見た場合にこの通気工法を是非取り入れていただきたいものです。
2010年09月18日
外壁いろいろ
  
いろんなデザインの家を作る仕事ではありますが、今回のように多種類の外壁材を一つの家に施工したのは初めてです。
木製のバルコニーはもちろん、外壁が黒くなっているところは、杉板を貼って、キシラデコールという塗装材で黒く塗りました。
真ん中の写真の左側の壁、下の写真の黒い板の上は、金属板です。2階部分の壁は、ほぼこの金属板で角波板というでこぼこの金属板を貼っています。
真ん中の写真の右側の壁は、サイディングです。
下の写真の白い壁は、しらす壁という左官材料の塗った壁です。
だいたい4種類になります。
外壁材の見本みたいな感じですが、おのおのが誇張せず、うまく調和した建物になっています。
これは、下地材として不燃材であり構造耐力材でもある「MOIS]という材料を使っているため可能になりました。やはり薄い金属板だけや木では、不燃材とならないので都内のように建物同士が接近している地域では不可能です。
各々の長所短所は、あらためて紹介するとして、違う材料や色などをうまく組み合わせるとおもしろいデザインになることと、下地となるものを法的かつ安全上にクリアすれば、コストとの兼ね合いもありますが、自由なことができるということです。
2010年08月26日
金属板の外壁
夏の青空の下 ガルバニウム鋼板の外壁がきれいに映ります。青いドアの色も
美しいです。
外壁の種類がいろいろあるのは、何回も紹介しましたが、このガルバニウム鋼板は、金属板の1種で外壁材としてメーカーから出されている商品です。
防火の問題もあることから、なんでも好きなものというわけにはいきません。
ただ、さびの問題などは通常の鉄板に比べれば少なく、ジョイントも少なくコーキングにもあまり頼らないので、メンテナンスとしては良い材料といえるかもしれません。
ぜひ、ご検討ください。
2010年06月15日
外壁の下地と通気
わかりにくい写真になってしまいましたが、右側が建物の壁になります。
まだ、下地の段階ですが、ここが重要なところです(何事も下地が重要ですが)。
外壁の下地でもあり、建物の構造上強度を高めるために構造用合板を貼ります。
その上にすぐ外壁材で仕上げる現場をよく見ますが、ここからが建物のための下地です。
まず、最近よく見かける透湿シート(防水の効果が主な要素で雨水の侵入を防ぎます)を貼ります。これで外部の湿気を入れずに内部の湿気を放出します。
放出された湿気はどうなるかというと、次に縦に桟を等間隔(45センチぐらい)に打ちます。この桟の厚みが空気層となり、上昇気流で内部からの湿気を上に流します。当然下に通気の入り口があるので、外部の湿気も通ります。そこで透湿シートが貼っていないとだめなのです。
この桟が外装材を留めるための下地になります。
2010年06月12日
自然素材の外壁
 
左官業者が塗って仕上げる外装材です。
この現場では、壁の一部に使用しており、玄関廻りの一番よく目に付く場所になっています。
左官業者の塗る材料は、近年いろいろ出ており、以前のようなモルタルばかりではありません。漆喰も日本の伝統的な材料で自然素材といえますが、今や各地域からその地域特有の素材が左官材として産出され商品として出ており、迷うほどです。
珪藻土もその一つでしょう。
ここでは、九州で産出されるシラス台地から生まれた自然素材を使用しています。
断熱保温効果はもちろん調湿機能も備え、その材料はリサイクルも可能です。
まさに今の時代にあったエコ材料。さらに家のためにも良い。
仕上げも塗る材料なので、フラットなものからかき落としといって、写真のようにブラシのようなものでわざと削ってあらく仕上げる方法もあります。
色の種類もあるのでお好みの仕上げができるでしょう。
予算も関係しますが、一つの提案として考えて見てはいかがでしょうか?
2010年06月04日
外部の塗装
屋根の軒先裏側を塗装しています。
なかなか都内では、大きく軒先を出すことができない建物が多いです。
それは、敷地が狭いために建物を許される面積いっぱいに建てるため、軒先が出せないということです。
雨風をしのぎ、夏の日差しを遮るという性能を持つ軒先は、ある意味日本独特のスタイルかもしれません。それが、建物の立体的なデザインにもなっていきます。
軒先は、ほぼ不燃の材料を使うようになります。塗装品もありますが、建物のイメージ上塗装することが多いです。
色は、その建物のデザインからくるのでこれといって、決まりはありません。
特殊な塗装でなければ、全体のバランスを見て好きな色にしましょう。
2010年05月29日
外壁・サイディング
外壁材の仕上げの一つであるサイディング材を加工しているところです。
サイディングは、長さが3mほど幅が約45センチほど。それを下から順番に貼っていきます。
当然その途中には窓もあり、屋根や壁の凹凸があったりもします。
そうすると、地面で加工してその場までもっていき貼っていきます。
貼り方としては、釘で直接貼るものと先に金物を打ちつけその金物に引っ掛けていく方法があります。
材料の寸法や貼る方法は、ほぼどのメーカーも商品も一緒です。
長さが3mほどなので、途中で継ぎ手も出ます。そこには、下地にハットジョイナーという金物を打ちつけ。万一雨が浸入してもその金物をつたって外壁下から出す仕組みになっています。また、ジョイントにはこの後専用のコーキング材をやりますから、まず大丈夫です。
サイディングは、よほどのことがない限り、貼り替える必要はありません。商品によっては、上から塗装もできます。
ただ、ジョイントのコーキングは、経年変化で劣化していきます。そこの部分だけ、メンテナンスしていただければ、この外壁材は長持ちします。
2010年05月11日
外部の塗り替え
家も古くなると見栄えが落ちます。
汚れたりして、印象も悪くなります。そこで、塗装の塗り替えとなるわけですが、見た目を良くするために塗るという考えはいけません。
確かにきれいな家が多く並んでいたほうが、街並みもよく見えます。
しかし、本来は家の性能を維持していくのが、目的です。
雨漏り、外部の損傷、それらの修理を含めた塗り替えです。塗装も古くなり性能が落ちれば、雨水の浸透も起きます。そういう理由から塗り替えをするのです。
すると、また何年かの性能は保たれていき、メンテナンスを続けていくことで、家は長持ちします。
2010年04月24日
外壁板張り
雨が梅雨のごとく多い・・・。
何が困るかというと外の工事がさっぱり進まない。
塗装業者さん、防水工事業者さん、外構(エクステリアなど)工事業者さん、外装業者さん、
みんな雨のために予定が遅れています。
そんな愚痴はさておき、晴れの合間にせっせと外装工事を始めました。
外壁の種類は、今やたくさんありまして、金属、サイディング、塗装、左官系塗り物などなど。ここでは、板を貼っています。
当然、火に弱いので構造体が防火上問題なく法的に合致していることが条件です。
また、腐食するものなので、塗装をしないといけません。
すこし、メンテナンスとして面倒を見てあげなければいけませんが、おもしろい仕上がりになっていきます。やはり木っていいなぁと思います。
全面を貼るのは難しいですが、部分的に貼ってみてはいかがでしょうか?
2010年03月18日
防水
外部鉄骨階段の防水工事です。
外ですから、雨にぬれてしまうので防水する意味は?
基本的に鉄部分は、さび止め塗料とペンキで保護しています。
ただ、踏み板のところは、鉄ではなくモルタル仕上げやタイル仕上げになることも多いのです。それらの材料は、完全な水止め効果はありません。
いずれ水が浸透すると、それを受けている鉄部分が錆びてきてしまいます。
そこで、先行して防水して、水の侵入を止めます。
防水の種類もいくつかありますが、施工しやすく単価もこなれるのはウレタン防水でしょう。
防水した後に、砂を捲いて上に塗る材料がよく接着するようにしています。
ベランダ、屋上、浴室などこの防水が多く使われます。
2010年03月17日
外装の完成
いよいよ、完成となりました。
外壁は、サイディングという材料。窓は、アルミサッシで当然ペアガラス。
窓には、手すりを設けています。
石目調のサイディングで色は、ベージュっぽくそれにアルミサッシの白い色が際立ちます。
窓の横にロボットの手のように見えるのは、物干し用の金物。角度が変えられ、不要な場合は、たためます。
天気がいいと、写真もよく見える?
2010年02月19日
屋根骨組
上棟したら、まず屋根から作っていきます。
当たり前ではありますが、上から順番に作っていくのです。屋根ができてくれば、多少の雨なら工事が進められることもあります。
屋根垂木という屋根を受ける骨組みを組んでいます。屋根材を受ける距離によってその材の大きさが変わります。
この垂木に構造用合板を打ちつけ、屋根材を仕上げていきます。
2010年01月22日
外壁工事・サイディング
 
外壁の仕上げの一つにサイディングというのがあります。セメント系の材料で押し型を使っていろいろなデザインがあります。
タイル調、石目調、木目調、コンクリート調などなど。
たいてい、幅が45センチで長さが3メートルあります。
長さが決まっているので、途中で出てくるジョイントには、その下にジョイナーという下地材を入れて(下の写真で縦に青く細く見える材)、それからコーキングを入れます。
サイディングも多少伸び縮みするので、ゴムのようなコーキングがよいわけです。
外の空いているスペースで、搬入されたサイディングを加工し、下から順番に貼ります。
角は、同質のコーナー材があり、まずはそこから貼り、本体を下から貼るのです。
貼る方法は、釘打ちと金物を先に取り付け、それに引っ掛ける方法とあります。
ほぼ劣化しないのといろいろなデザインがあること、乾燥材なので養生する必要がなく工期も速いことからよく使われます。
ただ、いろんな素材が出てきて一時ほど使われませんが、違うデザインや色を組み合わせておもしろく見せる方法もあります。
メンテナンスは少ないのですが、ジョイントのコーキングだけは劣化するのでそのメンテナンスは考えておいてください。
2010年01月12日
壁の通気
外壁に透湿シートを張ったら、次に外壁材を仕上げるのですが、通気層を確保するために桟を打ちます。この桟が外壁材を留めるための下地にもなります。
だいたい45センチピッチで厚みは2.5センチから3センチ。許されれば、厚い方がよいのです。
基礎の上から(写真で言えば、ちょうど桟が終わっているところあたり)、空気を自然に取り入れ、壁を通って、屋根の頂部から抜くというものです。
状況によっては、屋根ではなく壁の頂部、軒下で抜くこともあります。
これが、何の利点があるかというと 通気層というのは、当然外部ですが、温度が上がると空気が上昇するという性質を利用したものです。だから、空気層ではなく通気層なのです。
この流れる空気の層があると外部の温度、湿気の侵入を防ぐのです。
アルミサッシのペアガラスの空気層と同じで、断熱効果をもたらします。よって、エアコンの機能にも影響するのでエコな工法なのです。
目に見えないわかりにくいところですが、そこにこそ必要なものは隠れているのです。
透湿シート張り
壁の合板が張り終わり、アルミサッシを取り付けたら透湿シートを張ります。
屋根でも紹介していますが、湿気の侵入と雨水の侵入を防ぐすぐれたシートです。
ちょっと紙のような感じもしますが、実際は、非常に丈夫です。
これを壁にすべて隙間なく張ります。ジョイントが当然出てきますが、そこは、専用のテープで目張りします。
土台の部分は、土台の下から立ち上がっています。また、アルミサッシの周りも完全に防いだ上にテープで留めます。
よって、すっかり包んだ状態になっています。隙間があれば、そこから湿気が入ってしまいます。また、万一外装の仕上げ材から雨水が浸入してもこのシートが保護してくれます。
また、侵入した雨水は、この後施工する通気層を通って、外部に出てしまいます。
2009年12月15日
屋根下地
上棟しますと続けて木工事が始まるわけですが、まずは屋根から作っていきます。
要は、上から順番に作っていくわけですが、屋根がある程度できると少々の雨でもしのぐことができるため、屋根下の工事ができるので、雨が降るたびにお休みすることはなくなります。
屋根の骨組みができて、屋根の剛性を高める合板を貼ると防水シートを貼ります。
防水シートといっても透湿シートといって、外部の水の侵入を防ぐと同時に内部の湿気を外部に出すという特性を持っています。
屋根通気をとるため、屋根下地上に外部の空気が通ることから、このシートを貼ることによって、通気層の湿気を入れずに、内部の湿気を通気層に出すのです。
非常に家のために良い環境ができるわけです(この方法を外壁にも行います)。
また、万一雨が浸入してもこのシートで内部に入ることを防げます。
2009年11月29日
外壁のいろいろ
外部が完成し、足場も撤去され、建物の外観が見えてきました。
この建物は、立地の都合上、南側の線路越しからしか全景は見えません。
下が、紺色に塗装したサイディングで上がいまや主流になりつつあるガルバニウム鋼板。
材料が混在しているのは、設計事務所の方が3階建てですべてサイディングにすると思くなってしまうとの判断から上と屋根は、鋼板になっています。また、電車の音や風圧から守るために下をサイディングにした設計になっています。
ただ、サイディングが無塗装品のため、そのままだと雨水が浸透する恐れもあったので、塗装しました。その代わり好きな色が塗装できるわけです。
外壁の種類は、他に多いのが右隣の白い壁の建物です(当社とは関係のない方です)。
これは、モルタルを塗って、その上から吹き付けまたは塗装しています。
これも、好きな色に塗装できるメリットはあります。
あと、モルタルのように塗る材料で仕上げることも多く、その時は、色のほかに塗り方のパターンで特徴を出せます。
選び方や組み合わせ、色などでいくらでも建物のイメージは作れますし、変わります。
2009年11月10日
外壁の塗装
 
外壁の仕上げとしての塗装工事です。
下地の材料は、サイディングというセメント系の材料で通常は、この素材にタイル調や石目調などいろんなパターンの柄があり、サイディングを貼って完了ですが、ここで使用している材料は、無塗装品です。
サイディングはフラットな仕上げになっており、平滑な仕上げとなる塗装にはちょうど良い材料です。
無塗装品は、その分材料費は安価です。ただし、塗装しなければいけないということはありますが、仕上げが好きな色ができるという意味では、選択肢の一つです。
メンテナンスは、やはり長い年月で色も褪せては来るとは思いますが、サイディングのジョイントに施しているコーキング材が劣化してくることを考えると、同時期にメンテナンスできます。
周りが白い建物で囲まれていますから、独特の仕上がりになると思います。
塗装業者は、まずサイディングを止めているビス頭などにパテをし、平滑にします。(金物で取り付けるサイディングの場合、ほぼパテは必要ありません)
それから、塗装します。細部は刷毛で押さえて、大きな面はローラーで仕上げます。
ローラーだと斑が出にくいといわれています。
塗装材もシリコン系、ウレタン系などいくつかあり、コストバランスに応じて選択しますが、色については好きなものが選べます。
ここで、色ですが、塗料なのでものすごい数の色の選択はできるのですが、蛍光色や彩度の強いものなど、場合によっては工場生産する必要があり、マンションぐらいの大きい建物でないと割高になる色もあります。車と同じような色を好まれることもありますが、実は無理ではありませんが、コストに反映されます。
塗装業者と相談すれば、好みに近い色を工夫してくれると思いますので、相談してみてください。
2009年10月27日
外壁工事
この現場では、外壁が2種類あり、セメント系のサイディングと金属系のサイディングの混合です。
まずは、セメント系から貼っていきます。施工前に材料が搬入されます。
職人さんは、このサイディングの割り付けを計算し、その寸法に合わせて加工して、
下から順番に貼っていきます。
サイディングは、横張と縦張があります。ここでは、横です。
デザインも様々で石調、タイル調、木目調など。一番手頃な外装材といえます。
この現場では、無塗装で何も模様や柄のないプレーンでフラットなサイディングです。
あとは、塗装業者が塗装して仕上げます。逆に好きな色にできます。
2009年10月15日
通気層
このブログをよく見られている方は、もう飽きた写真ではないでしょうか?(笑)
壁の通気層です。
基礎の上が通気層の下になります。通気層は、普段は桟木という下地材を使っており、その厚みは25?です。この厚みが通気層になります。
ここの入り口から、温まった空気が入り、屋根に向かって空気が上がり、屋根上で抜けていきます。
この空気の対流が、家に対して断熱効果と湿度を防ぐことになります。
アルミサッシのペアガラスというものは、ガラスとガラスの間の空気層が断熱効果を出すもので、同じ効果といえます。
ただ、この外部の通気層は、空気が動くので湿気も流れていくと考えています。それでも、湿気が入り込むのを防ぐために防湿シートを貼るのです。
断熱材も入りますが、それ以上の効果を生み出すものと考えているので、頻繁にブログに載せているんです。
この上に外装の仕上げ材を貼ります。
2009年10月10日
看板の洗浄
店舗のあるビルの外装工事をやっていますが、外壁面のタイルを洗ったり、塗装したりで徐々にきれいになってくると、手を入れていないところがだんだん目立ってきます。
たとえば、クロスの張り替えで天井だけ残すとそこがやはり目立ちます。
ここでは、看板の汚れが目立ってしまいます。
外壁面を洗浄するので、その汚れも付きますし、長年の埃の汚れが普段目にして気がつかないのが、廻りがきれいになると目立ってくるのです。
工事完了前に、洗剤で洗ってみました。やはりきれいになりますね。
いつも看板洗いばかりやっているわけではありませんが(笑)、ちょっとしたことが気分を良くするものです。
2009年10月09日
透湿シート
この白いシートの機能としては、防水がメインですが、そのほかに外部の湿気や冷気を通さず、内部の湿気を外に出します。
壁や屋根の構造の上に通気層を設けていますので、当然そこに外部の空気が流れているわけです。その中には冷気や湿気もあるわけでこのシートがそれらの侵入を防ぐのです。
なおかつ内部の湿気も出してくれるので、それが通気層によって外気に出されるわけです。家のためには非常に良い材料です。
また、そういう機能なので、雨水の侵入も防いでくれますから、万一外部から水が浸入しても建物内部に入り込まないようになっています。
建築中の建物で白いシートに覆われているのは、このシートです。
2009年10月03日
外面の下地状況
ちょっとブログさぼっていたら、建物の構造写真を逃してしまいました。
現場は、常に動いているので、その速さはそのたびに変わりますが、油断すると見逃してしまうこともあります。
とは言っても、先に載せた構造用金物の取り付け確認や構造用合板の取り付けなど、ちゃんと確認し、施工写真としては残しています。つい、携帯の写真を撮り忘れてしまうので。
ただの骨組みから今度は、屋根・外壁に構造用合板を貼ります。ほぼ貼り終わった状態の写真です。
骨組みだけでは、構造上の強度が不足している場合、合板を張ることで面として強度を保たせています。2×4工法は、その考えです。
つまり、在来と2×4の混合というわけです。
ただ強度上だけでなく、防水(透湿)シートも貼りやすく、気密性も取りやすいという利点もあります。仕上げの外装材に対してもこの状態なら、いろいろな仕上げに対応できます。
2009年08月21日
外壁の塗装下地処理
やけに太い腕の人が施工していますが、これでも塗装業者さんです。
別に彼を紹介するコーナーではありません。
どんなに力があっても、この仕事は繊細なのものなので、腕の太さは関係ありません。
外部を直している工事で、新築ではありませんが、仕上げ工事の内容は同じです。
外部用のボード(ケイ酸カルシウム板)を張った後、塗装仕上げなのですが、クロス工事のように、ボードのジョイント、釘やビスの頭をパテで平滑にならします。
これをしないと塗装のように仕上げの薄い材料は、そのまま見えてしまいます。
だから、力ばかりでなく、細部に注意のいる作業なのです。
2009年07月07日
屋根葺き替え
梅雨や台風の時期になると増えるのが雨漏りです。
これは、当社の手掛けた建物だけでなく、雨漏りでお困りの方からよくこの時期になるとその修理が増えます。
台風など風の強い雨は、普段考えられないところからも雨漏りします。また、梅雨のように毎日雨が降り、ときには強く降ると雨漏りする方もいます。
建物が古くなって、そういったことが出始める方。建てた時の施工方法に不具合がある方。
いろいろ理由はありますが、まずは直さないといけません。
その中でもやはり屋根からの雨漏りが多いでしょう。
コーキングなど応急処置で済むときもありますが、状況が悪くちゃんと直さないといけないこともあります。
病気と一緒で、原因を突き止め適正な処置が必要なのです。
そういった検討した中で、屋根を葺き替えることもありますが、その工事中に雨が降るとこれもまた一大事です。
ここでは、現状の屋根に防水シートを敷き込み、改めて屋根材を葺きます。二重の屋根になることから多少の断熱効果や音の軽減にもつながります。また、工事中に雨が降っても大きな問題になりません。
これも状況次第ですが、お勧めするやり方です。
外壁コーキング
外壁材のサイディングが貼りおわるとそのジョイントのコーキング工事に入ります。
サイディングに伴って出るコーキング工事というのは、サイディング材の多くが3mほどの長さになっており、どうしても長手の壁やコーナーでジョイントが出ます。そこをコーキングで収めます。
そのほかに 窓廻り、換気扇の穴関係庇周りなど どうしてもサイディングだけではとめられないところです。
コーキングは、手にくっついたりすると大変でなかなかとれず、その手で他の物を触るとさらに汚してしまう厄介者です。
当然、施工もきれいにやらないと見た目が悪くなります。そこで、コーキングを打つところの周りに養生のテープを貼り、余計につけなくしたり、ラインをきれいに出すようにします。
サイディング材は長持ちするのですが、このコーキング材が10年前後の寿命です。コーキングの表面が切れてきたなと思ったらメンテナンスをお願いいたします。
2009年06月26日
外壁サイディング
サイディングという外壁材です。セメントに繊維など他の素材が混入された材料で、タイル調から木目調、コンクリート風などかなりの種類があります。
金属系のサイディングや塗り物などが増えて、一時期ほどはやらなくなりましたが、まだ主流の材料です。
メンテナンスもジョイントのコーキング材だけですみます。
当社の工法の場合、通気層を確保するための縦に打った桟にサイディング専用の金物を取り付け、それにサイディング材を引っ掛けていきます。
コーナーには、専用の材料があり、コーナー材として取り付けます。たいてい材料は、3mぐらいなので、ジョイントごとにコーキングを打ちます。
汚れが付きにくい塗装とか、断熱性のある素材とかいろいろメーカーによって特色のあるものが出ています。
2009年06月23日
雨樋の修理
いろいろな修理や補修を頼まれますが、わりと多いのが雨樋の修理。
樋が外れたり、詰まったりいろいろです。
詰まるのが一番多い相談ですが、その奥の原因が葉や枝によるつまり。それから埃がたまり、樋から雨がばしゃばしゃと落ちてきます。落ちてくるならいいのですが、その雨水が軒先のどこからか侵入してしまうのです。そうなると建物にも被害が出ます。
ですから近くに大きい木があるときは、まめに枝をはらってもらうか、その木は、あきらめていただくかです。でなければ、雨樋を頻繁に点検するしかありません。
葉が入らないような網をつける方法もあります。ただ、それがカバーのようになってしまい本当に雨が入らなくなる時もありますから、やはりまめに点検が必要でしょうね。
ただ、自分でやらない方がいいですよ、危険ですから。
2009年06月14日
通気層の入口
建物のために通気層を外部に設ける話は何度も紹介してきました。
基礎の上あたりから空気を取り入れ、屋根の頂部でぬくという方式で、空気が暖まると上昇する原理を応用しているものです。
その入り口にあたる部分がこの写真。
外壁の仕上げ材の一番下には、必ず水切りを入れます。この写真でいえば、こげ茶色した金属。
アルミだったり、カラー鋼板だったりします。水のはねあげを止めたり、垂れてきた雨を文字の通り切って、建物につかないようにします。
この金物の裏から空気は入ります。それから、壁に打ち付けた桟の間を通って、空気は屋根に上がります。
青く見えるのは最近入れるようになったのですが、防鼠材です。空気を入れるために外壁の下部に穴があるわけで、そこからネズミや大きな虫が入るのを防ぐための材料です。これをつけたら、外壁の工事に入ります。
2009年06月05日
壁の断熱材入
今では、どこでも入れている断熱材。
このブログでも何度も紹介していますね。
グラスウールという素材で、壁の柱の間に入れ込みます。隙間なく入れる反面奥に押し込まないようにして、裏側に少し空間ができる程度に入れます。
隙間なく入れるのは、当然熱を入れたり逃がさないためで、少し浮かすのは、空気層を作るということとそれによる結露を防ぐこと。また、断熱材をぐちゃぐちゃにつぶすと効果がないからです。
こんな綿見たいのが何の効果がと思いますが、リフォームで古い家に断熱材がなく、入れた上で工事すると やはりだいぶ違うといわれます。
素材は、ほかにもありますが、既定の性能を備えた断熱材で適正な工事をすれば熱効率のよい家となり、環境にも良いことです。
プラス外部に通気層を設ければ、よりよい家となります。
2009年06月04日
塗装の現場
塗料がいろいろ置いてありますが、手前の茶色の塗料が破風板や軒先などのペンキ(OP)、シンナーの箱と外壁の仕上げ塗料、刷毛を入れている道具箱、木枠の灰色の塗料(OP)などなど・・・。
ちょっとこの場にいると匂いがきついです。
地面に塗料がつかないようシートを敷いています。また、横の塀にも飛び散らないようビニルで養生しています。
よくある光景ですが、よく見るものではないのでご紹介しました。
塗り替え完了
今年(2009)は、塗り替えが多くて塗装業者さんのために仕事を取ってきているような錯覚に(笑)。
10件近く塗ったのにまだ、物件が残っていますから。
そうはいっても塗り替えるときれいになって気持ちがいいです。
新築同様とは言いませんが、近い形に戻りますからね。
養生のネットをとったときに見えてくる外観は、楽しみで、それがオープンになったときにはうれいしいものです。住んでいる人と同じ気持ちですね。
何でもかんでも塗り替えようとは勧めませんが、10年以上手をかけずにしている方がいれば、そろそろ気にしてください。5年ぐらいの時間で建て替えを考えている方は、逆に塗り替えないでください。
その費用は建築費に回したほうがよいです。
2009年05月27日
外装の施工経過
ちょっとわかりづらい写真で申し訳ありません。
外壁に塗装したところですが、色が3パターンになっているところがわかるでしょうか?
右が現状の壁の色、中が微弾性フィラー、左が仕上げの色です。
偶然そういう状態になったためで、写真撮るから塗り分けてと言ったわけではありませんので、現場に行くといつもこのように見えるかは、わかりませんので気を付けてください。
右から行くとやはり、新しい色を見るといかに壁が汚れているかがわかります。
また、同じ色を選んだにしても新しい塗料と古い壁では、明るさに差が出ます。
中の白い色が下地の色で仕上げの塗料がはがれにくいようにするための接着剤のような塗料です。
よくこの色が白いため、お客様が勘違いして(そういうこちらも)色が違う!と、言われることがあります(笑)。
もう少し、温かく長い目で見てください、ちゃんと指定の色で塗りますから・・・。
左が仕上げの塗料です。外装材の色見本からお客様と打ち合わせの上、決定した色を塗ります。この写真の状態は、1回目ですが、あと1回塗ります。色が薄かったりするとなかなかその色が出せない時は、さらに上塗りします。
色については、業者とよく相談しましょう。どうしても小さなサンプルで見るので、大きく塗ると明るく見えます。つまり、色が薄く見えるようです(薄いわけではないのですが)。
明るく見えますが、雨や埃でややトーンが落ち着いてきます。そういった状況を見ながら選びますが、まずは第1印象ですね。それとその色から1ランク濃い色ぐらいを選ぶとちょうどよいかもしれません。
塗りかえるのも費用がかかるので、毎年塗るわけにもいかず次が10年ぐらいあとになるので、慎重になるかもしれませんが、楽しんで選んでほしいと思います。
2009年05月26日
通気工法
外壁の通気層です。なにが??
防水(透湿)シートを貼りめぐらした後に通気層を作ります。壁の下から空気を取り入れ屋根上まで通気層を作り、屋根棟から出します。
その層を確保するために厚み25ミリの桟を竪に打ちます。
柱や間柱と同じ間隔で打ちます。その間が通気層となり、基礎上ぐらいから入るようにしています。
この桟は、外壁材の下地材にもなります。
空気は、上昇気流の原理で地面で温められ上に上昇していきます。出口がないと空気だまりになるため、屋根棟から出します。この通気層が外部の熱を遮断します。層が厚いほど効果があるのですが、そんなに厚くはできないため、現状の寸法にしています。
また、空気が流れることで湿気も上部に逃がす効果を持っています。
これだけでは、断熱効果はまだ弱いので断熱材も併用するのです機械を使わない、通気工法でより家のためによい作り方を目指しています。
2009年05月24日
外装
建てて10年近いアパートです。外壁は、もともと無塗装のサイディング材にオーナー様のご要望に合わせた色で塗装しました。
やはり10年も経つとサイディングのジョイントになるコーキング材が悪くなっていました。壁の色は、汚れた程度のものと思われますが、やはりアパートなのでイメージ的にもそろそろきれいにした方がよいだろうということになりました。
屋根も貼り替えるほどではありませんが、本来の色が失せかけており、やはりきれいにした方がよいかなという状態でした。また、それをほっておくとより悪くなったときに塗装では無理な状態になります。次に貼り替える状態になってしまうよりは、塗装の方が安価です。そこで外壁に足場をかけて塗装するなら早めの処置をすることにしました。
足場をかけて養生のネットを貼り1週間以上その状態だと、工事が終わって見えた時にある意味新築のような状態になっています。
外部をよく点検し、メンテナンスをしていくことは建物を長持ちさせることになります。
頻繁に取り換えるような安価なものではありませんから、より長く持たせることを考えましょう(頻繁に建て替えてくれると商売上は助かりますが・笑)。
2009年05月20日
防水シート張り
正式には、防水ではなく、透湿シートです。
メーカーも多数あり、いろいろな名前で出ていますが、基本性能として雨水の侵入を防ぐのはもちろん、外部の湿気も入れず、かつ内部の湿気を出すというものです。
この上に桟を打ち通気層をとり外壁材を貼ります。つまり建物本体と外壁材の間に空間ができるため、そこを通る空気に含まれる湿気の侵入を防ぐのです。
それが、防水効果にもなるため、万一雨水が浸入しても内部にはいることなく、通気層を通って出ていく仕組みになっています。
このシートは、屋根まで貼ってあるので、雨水対策としては安心できる状態になっています。
2009年05月18日
外壁のコーキング
シリーズのようになってしまいましたが、コーキング工事です。
写真は、仕上げた状態です。コーキングがきれいに打ってあるとサイディングもよく見えます。
このコーキングは、サイディングメーカーのもので外壁材に近い色になっています。
外壁を塗る場合には、このコーキングもその上から塗ります。そうすれば、外壁の色は揃います。
その際、塗料が乗って後ではがれないようにコーキングの材料も気をつけなければいけません。
2009年05月16日
コーキング打ち
古いコーキングを撤去し、養生して、プライマーをつけたらコーキング打ちです。
よくガンと言っていますが、コーキングの入ったチューブを取り付け水鉄砲のように押し込んでいくものです。そのあとへらなどできれいにします。
ここでは、外壁を塗装するので、コーキングの色は現在はあっていません。
コーキングも変成シリコン、ウレタン、シリコンなど用途によって種類が違います。
外部でかつ塗装が可能なものとしてここでは、変成シリコンを使用しています。
内部で簡単にやるときはシリコンで行います。
コーキングだからと言って何でもよいわけではないので、プロに任せるか助言をもらってください。
コーキングの準備
外壁のコーキングが劣化したため、やり替えを行っています。程度がさほどひどくなければ、上から打ち増しすることもありますが、悪い場合には、すべて取り除きます。
きれいにとったあとは、新しくコーキングを打ちますが、その前にコーキングや下地のプライマーが壁に使いないように テープで養生をします。
それからプライマーという接着剤のようなものを塗りこみ、新しいコーキングを打ちます。
コーキングだけだとすぐに取れてしまう恐れがあるのためです。
2009年05月13日
コーキングのやりかえ
サイデイングという外壁の材料は、必ずジョイントがあり、そこのコーキングという材料で埋めています。
固まるとゴムのような状態になります。防水を目的としていますが、ジョイントとしてクッション材の役割もあります。
ただ、経年変化によって劣化してしまいます。劣化したコーキングは、写真のようにはがれやすくもなってきます。
このコーキングをはがし取り、後ろに青く見えるのはバックアップ材で万一雨水が入ってもここから下へ流れます。
プライマーというボンドのようなもので接着性を高め、新しいコーキング材を打ちます。
2009年05月12日
外壁補修
 
塗り替え工事は、必ず足場が必要となります。この建物の場合、屋根の勾配がきついため、歩いたりすることはできないので、屋根にも足場が必要となります。
こうして塗り替え工事に入るのですが、この足場を利用して建物の点検ができます。
下から見ただけではわからないことが、よく見つかります。
ここでは、外壁の仕上げ材・サイディングの継ぎ目です(実際は、目視でも悪いのがわかったのですが)。
サイディングの継ぎ目は、コーキング材と言ってボンドのようなものでジョイントします。サイディングそのものが劣化することはあまりないのですが、このコーキング゙が、写真のように切れてきます。
10年近くなると表面が劣化するのと、多少なりともサイディング材も熱で伸び縮みするため、コーキングがその伸縮に耐えられず切れてしまいます。
そうするとここから雨水が侵入します。雨漏りにもつながり、躯体にも影響します。
サイディングで仕上げている方で10年近く建っている方はこの目地をよく見てください。写真のようになっていたら補修することをお勧めします。
ただ、当社の工法は、通気層を取っており、その下に防水シートがあるので即雨漏りにはつながりません。だからといって、ほっとくのはよくないのでやはり注意してください。
2009年05月01日
屋根下地
建物が建ち上がるとまずは、屋根から仕上げていきます。
屋根ができれば、雨が降ったときにでも内部の工事が可能だからですし、屋根がないといつまでも工事が進みません。
屋根の骨組みが終わり、構造用合板を貼って面として屋根を固めます。
写真にはありませんが、その前に通気層を作ります。厚さは、25ミリほど。
のちに外壁に作った通気層とつながり、屋根の一番上となる棟から排気します。
上昇気流を利用したやりかたで、湿気、熱などから家を守り、断熱性能を上げるので空調効率のよい家になります。
通気層は、外気が通るので透湿シートを貼っています。その上に構造用合板を貼って、家の構造補強をします。
それから屋根業者が来て屋根を仕上げますが、その前にフェルト(黒く見えるシート)を貼ります。
防水性能があるシートで、屋根材から雨が浸入してもこのシートで防ぎますが、今までは、このシートの下がすぐに骨材でした。ですから雨漏りするとこのシートがうまく貼れてていなかったり、何らかの隙間があったときには、小屋裏に入ってしまいました。
しかし、通気層を設けているので万が一雨が入ってもその通気層を通って雨が逃げますので二重の仕組みになっています。本来の機能ではありませんが、メリットがほかにもあるということです。
このフェルトが貼りおわると屋根材の工事になります。
2009年04月22日
塗装養生
築30年以上かと思われる住宅の塗り替えです。
前に足場と養生のネットについて掲載しましたが、塗装の養生はほかにもあります。
この写真のように窓に養生のビニールを貼ります。
窓というかガラスは、塗りませんから(塗れませんが)養生しないと塗装がついてしまいます。
面格子などが付いているとその養生は、面倒です。
他にも塗装しない場所については、ビニールなどで養生します。
養生をしたり、塗り分けたりするところをテープを貼ったりしてから、やっと塗装に入ります。
この養生に案外時間がかかります。
新築の場合でも外壁を塗装する場合、すでに窓などはできているのでこのように養生します。
2009年04月12日
養生のネット
新築で建物が立ちあがったとき、外部の塗り替えのとき、その都度必要なのが足場です。
足場をかけるとそこに養生のネットを掛けます。よく見かける光景だと思います。
ネットの色も白だったり、青だったり、緑だったりいろいろです。
解体業者の場合は、音や熱を考慮して白いシートを貼っています。ビルになると鉄のパネルになっています。
この時、足場を利用して会社の広告を兼ねて「豊島工務店」のネットを貼ります。ホームページのURL、電話およびFAX番号、住所など書いています。これは、どこの業者や工務店さんもやっていいるでしょう。
広告が主な目的ではありますが、誰が工事しているのかをお知らせする意味もあると思っています。
どこのだれかわからない業者がやっているというのも何か不信感を持たれるような気がします。
何かあったときの連絡先にもなります。
自分の名前を出すというのは、ある意味責任を持たなくてはできないことと考えています(と、かっこよくまとめます)。
2009年04月05日
外部塗装・壁
壁の塗り替えは、よく見かける工事だと思いますし、経験されている方も多いのではないでしょうか。
一番目立つ場所で、かつ一般の方でも検討しやすく要望がでる工事だと思います。
壁が汚れてきて元の色が変わってしまって・・・という意味合いで塗られることも多いでしょう。
それと同時にモルタルの壁だと大なり小なりひびが入ってきて、そこからの雨水の侵入を考えてというのも多いでしょう。こちらの方が重要なことです。
ひびは、コーキングなどで補修する方法もありますが、それだとミミズが這ったような格好の悪いものになるため、それを隠す意味でも塗装をセットで考えます。
小さなひびは塗装でもカバーできますが、ある程度のひびは、ちゃんと処理をすべきで塗装だけでは防げません。
塗装も下塗りというのをやります。よくこれが白いため注文した色と違うという勘違いをしてしまうこともたまにあります。その上に本来の色を付けた塗料を塗ります。
今は、吹き付けよりもローラーで塗ることが多くなりました。ローラーでも模様のパターンのついたものもあります。においや風で塗料が近隣に飛んでしまうことを考えるとローラーという選択になります。
ただ、細部は刷毛を使って塗ります。
外部塗装・木部
古い家だと外部に木の部分がよくあります。写真のような軒廻り(破風板)、軒下、窓廻りの枠、雨戸、格子、外壁(羽目板)、独立して建っている柱などなど。
当然雨風にさらされているから、腐食したり塗装がはげたりしています。壁のひびと同じようにこれらをちゃんと処理しないと雨水の侵入がおきます。
早い段階なら塗装工事でカバーできます。よく見えるところでうから、時々気にしてください。
2009年03月31日
外壁塗り替えの足場掛け
気候が良くなってくると、塗り替え工事の依頼が多くなってきます。
やはり、寒かったり暑かったりしたときに外でネットを貼られてにおいのする作業が行われるのは住みながらでは気持ちいいものではないでしょう。
中には、職人さんがかわいそうという方もいらっしゃいますが、あまり関係はありません。確かに温暖な季節の作業する方がやりやすいのは事実です。
また、雨も少なく乾きが早くなど季節の左右されることもありますので、春秋に依頼が多いのは当然かもしれません。
まずは、足場をかけて塗装するところを水洗いします。水洗い前には、養生のネットを貼り、ごみや物が落ちないようにします。
人の往来や住む人の生活を考えながら足場を組みます。また、塗装工事以外の作業が入る場合、その工事の作業性も考えて足場を組みます。
足場が道路に出てしまうようなことがある場合は、警察に道路の使用許可を申請しなければなりません。これには、費用がかかります。
駐車の取り締まりも厳しいので長期に車を道路にもおけず、その駐車費用も考えなければなりません。
そんな事情から、工事に伴って細かな経費がかかることもあり、皆様にはご了解をお願いいたいします。この場を持ってお知らせさせていただきました(笑)。
2009年03月06日
屋根廻りの塗装
外部の塗装する人をなかなか身近で見られないと思い、載せてみました。
屋根の軒廻りをペンキで塗っています。ウレタン系のペンキで以前よりは長持ちするようです。
古い家でなくても、軒廻りは雨風にやられやすいところで、どうしても見た目も悪く見えるので塗りたくなるところです。
屋根はなかなか見ることができなくても、この場所は、よく見えて屋根のラインをよく表しています。
濃い色にしてラインを強調したり、外壁が濃くて逆に白くしたりとわざとそのラインを強調させます。
外壁でもそうですが、せっかく塗り替えるのですから、少しこういったところで遊んでみるのもいかがですか?
塗装業者は、何軒も塗り替えていますから、この色なら間違いないというのを分かっていますし、この色ではおかしくなるというのもわかっています。おまかせしてもらえれば、間違いのない外装に仕上げてもらえますが、お客様の個性を出すためにも相談されてみてはいかがでしょうか?
案外プロよりもよいものが出てくるものです。我々は無難な色にしたがるので(誰が見てもおかしくないような)、怒られるんじゃないかなとか、あまり深く考えずに聞いてみるといいですよ。
「え!」っていうこともあるかもしれませんが(笑)。
2009年03月03日
軒裏の補修
なんか天井に頭をつけて 支えてるように見える写真ですが、軒裏に不燃の板を貼っているところです。
外装工事(家の外部の塗り替え)に入ったときに いろいろ不具合を直すのが一番です。
せっかく足場をかけたのですから、足場がないとできないことをやりましょう。
その一つに今回の軒裏の補修があります。合板関係のもので年数がたち 腐食してしまったものです。
同じ合板を貼ればまたすぐに悪くなるので、塗装をすることが分かっているので無塗装の不燃材を貼ります。
雨樋などもよく見ましょう。状況によっては、取り替える必要があるかもしれません。
とにかく、外部のメンテナンスをちゃんとすれば家は長持ちします。
2009年03月02日
建物外部の塗り替え
木造2階建ての住宅の外部の塗り替え工事に入っています。築30年ぐらいでしょうか。
その間に1,2回塗り替えています。
できれば、建物というのは永久にメンテナンスがなければお金もかからずとてもいいことです。
しかし、現状の材料では、10年前後の周期で外部のメンテナンスは必要です。
このことについては、当社のもう一つのホームページに点検のポイントを載せていますので参考にしてください。
でも、ちゃんとメンテナンスをしていれば、今の建て方ならばそんなに頻繁に建て替える必要はありません。また、木造は、リフォームのしやすい構造です。生活スタイルにもあわせた直し方も可能です。
家を長持ちさせるためにもまめに点検とメンテナンスをお願いいたします。
2008年12月02日
雨樋工事
よくある工事ですが、あまり紹介されていない工事です。
雨が降って、雨樋に支障がない限り、気にならないものではないでしょうか?
屋根から伝わって落ちてくる雨水を受けて、地面もしくは排水管に流すものです。
これがなければ、玄関先にいつもぽたぽた雨が垂れたり、軒先を雨水で痛めてしまいます。
雨の多いい日本では、必要な設備ですが、反面樋が詰まると逆に軒先を痛めたり雨漏りの原因にもなります。もし、雨が降って樋からあふれてくるようなら詰まっています。業者さんに直してもらいましょう。危険ですから決して自分ではやらないように。
樋の形は昔は、半丸の形が多くデザイン上嫌がられることもありました。今は、色・形状共種類が増えましたので、家の外観に合わせて選べます。
2008年11月05日
モルタル塗り
ラス網が貼りおわると、いよいよモルタルを塗ります。
練ったモルタルを適量にパレットに載せ、鏝を使ってむらなく塗ります。厚みも均一に凹凸の内容に塗るのは、やはり左官さんの技術でないとできません。今回塗装が最終的な仕上げですが、このモルタル塗りがきれいでないと、塗装業者さんもうまくできません。
ビニルクロスの仕上がりも下地の大工さんがちゃんとやらないとだめです。何事も下地が大事なのです。
今回の外壁は、塗装仕上げですが、左官仕上げの材料もあります。むらなくフラットに仕上げる方法もあれば、わざとパターンをつけることもできます。ある意味遊びができます。
いろんな建物の外壁を見て、どんな仕上げがよいか散歩しながら研究してみるのもおもしろいですよ。
ラス網
写真がわかりにくいかもしれませんが、壁に鉄製の網を貼ったところです。この網を壁全体に貼ります。
モルタルは、材料の性質上乾燥してきたりで、長年の経年変化でひびが入ります。
これは、どうしようもなくでてしまうのですが、そのひびが出るのを極力おさえるためにこの網を貼ります。また、この網を貼ることによってモルタルの塗りも厚くなり、壁の劣化防止にもなります。
左官の機械
なんですか、これ?
この中にあるのはモルタルで、外壁に塗る材料です。砂とセメントと水を混ぜてモルタルはできるのですが、外壁ほどの量となると手で煉るのは大変です。
そこで、ドラム缶のような容器の中に羽根が付いている機械に入れて自動でまぜます。
煉りおわると下の口から必要な分だけ、モルタルが流れてきます。
現場にはいろんな道具や機械があります。それを見ているだけでも面白いですよ。
2008年10月20日
モルタル下地
外装の下地関係もやっと終わりが見えてきました。
ただ、これも木工事としての下地工事です。
この現場では、モルタル塗りの上、塗装(吹付け)の仕上げになります。
モルタルを塗るために、その下地を作っているのですが、ラスカットという910×1820サイズの合板材を貼って、その上にモルタルを塗ります。
以前は、ラス板と言って12mmぐらいの厚みの幅の狭い板を横板に貼り、その上に網を貼ってモルタルを塗っていました。
モルタルはどうしても長い年月の間にひびが入ってきます。それをなるべく少なく長く持たせるために、新しい(といっても、もう登場して大分経ちますが)材料として、ラスカットがあります。ジョイントは、専用のコーキングを使用します。
このあと、左官業者によってモルタルを塗ります。
2008年10月16日
通気水切
外壁の最下部に当たるところです。ここに水切を取り付けます。
サイディングにしても塗り物の壁にしても、必ず水切は付けます。雨などの水が壁をつたって落ちてきたときに、水切がないとその裏側に水が変わってしまうことがあります。まさに水を切るのです。
また、どんな外壁材も下側は、仕上がっていなかったりして何か止がないとうまく納まりません。
そんな働きをするものですが、通常の水切を取り付けるとせっかくの通気層をふさぐことになります。
そこで、通気専用の水切材を使うと水切を兼ねて通気も取れます。ただ、ここでは、水切を通気層の前に取り付けることで通気を確保しているので通常の水切を使用しています。
色の種類もあるので、外壁の色やアルミサッシの色と考慮して選びます。
青い部材が見えるのは、通気層に虫が入るのを防ぐ防虫材です。
2008年10月10日
壁通気
外壁材の下地受けでもあり、壁の通気層を確保するための桟をうちます。
通気層は、できればその空間が大きいほうが有利なのですが、外壁が外に多く出てしまうことや下の隙間から虫や火が入る恐れがあるので15から25ミリぐらいまでになります。
この通気層が屋根まで上がり、そのまま屋根の通気層につながっていきます。そして、棟の換気口から排気されます。入口は、土台下つまり基礎上ぐらいの高さになります。
通気を行うことで、外部からの断熱効果を高め、湿気を防ぎ、それが空調の効率を高めます。
それが、環境にもやさしい(エコな)ことになります。
この通気層の桟を打った後、外壁の仕上げ材を貼ります。ここでは、モルタル塗りの塗装仕上げなので、モルタル塗り用の下地材を貼ります。
2008年10月03日
外装リフォーム・完成
雨が続けば、私たちの仕事も滞り、どうにもならなくなります。それも3日も続けば悲鳴も出ます。
ここ数日雨が続き当初より、塗装が延びました。自分の家ながら、早く終わらないかな・・・。
きっとお客様もこういう気持ちなんだろうと。養生がこんなにうっとしいとは。
でも、シートを取って出来上がりを見たとき、自分の思う色とバランスになっているのがわかるとうれしいものです。特に天気のいい時に見ると、気分もいいです。
色の好みは、様々なのでこの写真の色の評価はさておき、やはりお施主様に喜んでもらうのが何よりです(ここの場合、自分ですが)。
塗装業者は足場を外しつつ、塗り残しや塗装の悪い所を直して行きます。
外壁の防湿
屋根にも張った透湿シートを外壁の下地にも貼ります。この上が通気層になるので、外部の湿気を入れないためにここの工程で貼ります。
透湿シートの効果は、何度も紹介しましたが、外部の湿気を防ぎ、内部の湿気を出す効果があります。
この住宅は、外断熱工法なので、断熱材を貼った後にこのシートを隙間なく貼ります。特に窓周りは、雨漏れの原因になりやすいところなので、注意して貼ります。
このあと、通気層を設け、仕上げ工事に入りますが、外断熱をやらない場合は、壁の構造用合板の上にこのシートを貼ります。
外断熱
外壁の構造用合板のあとに断熱材を貼ります。ここは、外断熱工法なので、断熱材は外部に貼ります。
断熱効果は、内側よりも外側のほうが効果があります。ただ、外断熱材の場合、断熱材の種類が限られています。気をつけなければいけないのは、隙間なく、また、まんべんなく貼ることです。そのため、外断熱の効果がよりでてくるわけです。
内側に断熱材を貼る場合は、この工程はなく、通気層をとり、仕上げ材を貼ります。
外断熱については、いろいろ工法が出ており、また、考え方も様々です。ただ、当社としては、今までの経験からこの方法のほうがより断熱効果があると考えお勧めしています。もちろん、従来の内断熱も行っていますから、ご相談ください。
2008年10月02日
外装リフォーム・塗装
外壁に、ローラーで塗装しています。塗料は、シリコン系のものを使用しています。
写真が見にくいかもしれませんが、建物が隣地との距離が近いことから、日が入りにくいことと養生のシートをしているため、見えにくい状態になっています。
現状の壁の色よりやや濃いめにしていますが、すくなくても新しいとそうですからきれいにはなるでしょう。
早く、養生をとってみてみたいです。
色については、趣味の問題もありますから、規則はありません。ただ、街の景観もありますし、周りとの調和も多少は考えたほうがよいかと思います(どこかで派手な色で問題になりましたが)。
また、場合によっては、行政によっては原色が使えないところもあります。
個性を出しつつ周りとの調和となると難しいです。そのため、現状の色に近い場合が多いです。
でも、アクセントを入れてみたり、現在の色に多少のアレンジをするなど工夫はできますから、塗装業者と相談して決めてみましょう。
2008年09月25日
高圧洗浄
わかりにくいかもしれませんが、外壁を洗っているところです。
洗うといってもコンプレッサーを使って圧力で水を噴出し(よく車を洗う時もやっています)、水圧で汚れを落としていきます。
場合によっては、これをやるだけでもきれいになる時もあります。
この洗浄が終わって乾かしてから、塗装工事に入ります。洗浄は、通常塗装業者が行います。
この洗浄をすることによって、外壁もしくは屋根の表面をきれいにして、塗装材や下地材がよく接着するようになるのです。
2008年09月24日
外装リフォーム・養生
外部を塗り替えたり修繕したりするということは、高所の作業のためには、足場が必要です。
また、その足場にシートを貼ります。リフォームの場合に中にいる人間にとっては、とっても邪魔な存在ですが、安全や保護のためにはシートが必要なのです。
作業中に物を落とした場合でも、このシートによって、足場より外部に落ちることを防ぎます。
また、多少のほこりなどを外に漏らさないようにもします。
足場があるからといって安易に上らないでください。ヘルメットは当然するべきですが、それでもけがをします。私たちの場合、最悪労災で処理することもできますが、お客様までは保険をかけていませんから、どうしても何か見たい場合は、職人や監督に写真を撮ってもらい報告してもらってください。
また、我々も下から見えないところで、悪いところがあればお客さまに報告します。そして、足場のある間に処理するようお勧めします。
外装リフォーム
実は、この写真は当社の会社兼住宅です。ホームページ上で全景を出すのはお恥ずかしながら初めてでしょう。
今回外装のリフォームなのですが、これまた恥ずかしながら築12、13年なのに初めてです。
通常、木造の住宅で我々がお勧めしているのは、建っている環境や建物の仕上げ材にもよりますが、7?8年です。倍近くもやらないとは・・・。
外壁がサイディング材なのですが、汚れを除けば商品そのものを塗り替えたり張り替えることはあまりありません。ただ、材と材のジョイント(この場合水平に貼っているので縦の継ぎ目)のコーキング材が切れてきており、いずれここから雨が浸入する恐れがあります。そのメンテナンスが必要となります。
今回は、汚れが多く、落ちにくい状態になっていることから、シリコン系の塗料を塗ることになっています。それに合わせてコーキングも補修します。足場がかかりますから、ほかに不具合があれば直すつもりです。
いずれにしろ10年以上、外部のメンテナンスをほっとくのはいけないということです。
塗り終わりましたらまた、載せます。
2008年09月17日
外壁の構造用合板その2
外壁の構造用合板を室内から見たところです。
斜めに入っている部材が筋違いです。もともと筋違いは、建物の水平方向のゆがみを補強するもので、これに構造用合板を貼ることで、より強い建物になるわけです。
筋違いもただ釘で止めるだけでなく、構造用の金物で接合して、万が一にも外れにくい方法にしています。
外部に合板を貼ったり、金物がついてたり、それはどんな工法でも強い建物を作るためなのです。
外壁の構造用合板貼り
屋根ができたら次は外壁のほうに入ります。
柱などの部材に構造用の合板を貼ります。ただ、貼るだけでなく土台から梁、柱から柱へ1枚でとどくようにします。構造部材を合板で固めることによって剛性を高めるので、中途半端な貼り方では意味がありません。
釘も太く、15センチピッチに打ちます。
これは、2×4のやり方と同じで箱の状態にして、強くするやり方です。
この方法に日本在来の柱梁、そして筋違い、そして構造用金物に2×4の良いところを組み合わせてより耐震性のよい建物にしています。
2008年09月12日
屋根工事
スレートという屋根材を葺いています。もっとも一般的でポピュラーな材料ですが、価格面や重さなどを考えるとやはりお勧めする材料です。
とはいえ、メンテナンスは必要で多くは塗装による補修が主流です。
ただ、状態が悪い場合は、葺き替えてしまうこともあります。
軒先から順番に重ねて貼りますが、1枚1枚は釘で留めていきます。
写真では見えにくいかもしれませんが、ある間隔で雪止めの金具求めています。
この間に大工さんたちは外壁の作業に入っています。
屋根下地貼り
屋根材を貼る前に、フェルトというシートを貼ります。
これは、透湿シートと違って、以前から屋根下地材として貼られているものです。目的としては、雨漏り対策です。
屋根材から何らかの原因で雨水が浸入した場合、このシートで骨組に入るのを防ぐのです。
これは、一般的に施工されている方法です。
また、通気層を取っている当社の工法だとこのフェルト材を超えても通気層の下に透湿シートがあるので、通気層を伝って土台に排出されます。二重構造のようなものです。
だからといって、雨水が入ってもよいというわけではありませんが。
2008年09月10日
屋根通気・仕組
先に屋根の通気のお話はしましたが、そのしくみがわかりやすい写真です。
上棟時には、屋根垂木(屋根を支える骨組)まで組めました。そのあとに屋根剛性を高めるために構造用合板を貼るのですが、ここでひとつ工夫しなければいけないのが通気層です。壁に通気層をとれば、当然その行く先は屋根です。屋根も通気しなければ、一番熱を受ける場所ですから意味がありません。
そこで、屋根垂木の上に薄い合板を貼り(これは、透湿シートが張りやすいことと、大工さんの足場を良くするため)、透湿シートを張ります。
その上に桟を流します。この桟の厚みが通気層になるわけです。その状態がこの写真です。
この上に構造用合板を貼り、その頂部に隙間を作り、空気を排出するのです。壁の場合は、順番がちょっと違うのでまたあらためて。
2008年08月06日
外装いろいろ(完成外観)
完成後の正面からの外観です。
南北に住宅が並んでおり、東に道路があることから東向きの家になっています。
玄関もメインのお部屋も東側にあります。
外壁は、何度も紹介していますサイディング材。ニチハというメーカーで厚み16?のものを使用しました。サイディングとはいえ、温度で材料が変化したりするので、なるべく厚い物を使用しています。
ベランダは、アルミ製。最後に取り付けますが、骨組みは建てた時に取り付けています。アルミなのでメンテナンスは少なく、アルミサッシの色とあわせることが可能です。
窓やドアは、アルミサッシですが、ペアガラスの断熱サッシになっています。もはやあたりまえになっていますが、断熱効果を考えるとこれははずせません。
屋根は、コロニアル(クボタ松下電工製)です、軽くて安価な材料なのでほとんどの住宅は、メーカーは違ってもこの商品が多いのではないでしょうか。
天気のよい日に出来上がった建物を見るのは気持ち良いものです。
2008年08月04日
屋根葺替
現在、瓦屋根からスレートに変えるため、解体しているところです。
瓦屋根は、日本の風土に合った屋根材で、昔からあるものですからできれば残していきたいものです。
ただ、建物のバランスとして考えた場合、重い材料なので耐震性を考えると不利な場合があります。
今回は、建物のバランス耐震性を考慮し、さらに太陽光発電を取り入れることから、屋根に載せるパネルの負荷を考え、やむを得ず瓦をあきらめました。
とはいっても、簡単な工事ではなく、雨が降れば大変なことになります。次に進む作業をうまく段取りすること、天候をうまく見ること。万が一に備えた体制をとっておくことなど、結構大変な工事です。
また、テレビアンテナがある場合が多いので、注意しましょう。
ただ、雨漏りがひどい状態であったり、建物の構造に負担が多い場合であれば、大変でも瓦よりも軽い材料に変える事をおすすめします。
2008年07月21日
樋のつまり
雨樋の掃除をしています。
写真のように近くに植木や近所に木が多くある場合、またはグランドなど砂埃が多く出るところなど、雨どいをよく注意して点検しましょう。
樋に草やホコリまたは、飛んで来たごみがたまり、樋が詰まります。
そうなると雨が降ってもうまく流れず、あふれた雨水が軒先から内部に入ることもあります。入らなくても、軒先を傷めることになります。
だから、定期的に樋の点検は行ってください。
とはいえ、1階の屋根ならともかく2階の屋根となると危険です。樋から雨水があふれているような状態を発見したら、業者に点検を依頼したほうがよいでしょう。
2008年07月17日
外装とテント
外部の塗装が済み、1階の出入口にテントを張っているところです。
もともと店舗だったので、看板を兼ねてついていたのですが、それをそのまま庇として残しました。新たに張替えて、外装と共に一新。
10日間程のことでしたが、壁も屋根もきれいになって、すっかり新築です。
今回は塗装にあわせて、窓を交換したり、悪いところを直したりしました。
このように足場をかけて、塗装をするときは、思い切ってやってみるのも良いと思います。悪いところを直せばより家は長持ちします。
是非、外部には気をつけてみてください。
2008年07月09日
木と金属と
タイトルどおりいろいろな素材が見られる建物です。
外壁は、ガルバニウム鋼鈑で横貼り式。外階段は、鉄骨でできており、亜鉛メッキされています。当然ですが、窓はアルミサッシです。つまり、屋根を除き金属製の素材で形成された建物です。そこに、目隠しを兼ねた木の面格子が象徴的に取り付けてあります。
格子は、米杉でキシラデコールという塗料で仕上ています。シンプルながら力強い感じがしませんか?
2008年07月01日
外部塗装工事の準備
建物外部の塗り替え工事に伴い、足場を組み立てています。
屋根や外壁を塗り替える場合は、ほとんど足場を設置します。それは、作業のためでもあり、安全性を確保し、近隣への迷惑を防止するためのものです。
また、塗り替えだけの工事であっても足場のあるときに普段目の届かないところをチェックするのもいいチャンスです。
危険ですからできれば業者に確認してもらうようにしましょう。塗装で解決できれば、いいのですが、そうでない場合も多々あります。
発見したら足場のあるうちに修復するようにしましょう。塗り替え工事は、ただ建物をきれいにするだけでなく、悪いところの検査修理する定期検査とも考えてよいでしょう。
2008年04月29日
サィディング加工
いたって最近少なくなった外壁の仕上となるサイディング工事です。
約30センチから45センチの巾で長さが3mの板を横または縦に貼っていきます。釘で直に止める方法と引っ掛けの金物を先に止めてそれに板を引っ掛けていく方法があります。
塗り物ではないので乾燥させる必要も無く貼れば完成なので工期も少なく済みます。
デザインもタイル調からいろいろありますが、ガルバニウム鋼鈑を初めとする金属板や左官業者による塗りもの仕上が多くなったため、最近あまり見なくなりました。
貼れば永久にそのままならいいのですが、ジョイントのコーキングは、やはりメンテナンスとして必要です。
外装も流行があり、また、当然年々材料の品質も向上してくるので、これはだめというのも無くお勧めするのが難しいです。
自分の思っている外観がどの材料と合うのかを業者とよく相談していきましょう。
2008年04月25日
ガルバニウム鋼板貼
外壁に貼るガルバニウム鋼鈑の加工をしています。サイズや形状に合わせてカットし、外壁として貼ります。
最近はやっている仕上材で、よく見かけると思います。金属で亜鉛とアルミニウムを
合わせた合金めっき鋼鈑です。サイディングと違い建物にあわせた長さで作ることも可能で、接合部が少ないところも良いです。ただ、細部にはコーキングによる処理も必要なのでまったくメンテナンスフリーではありません。
ここでは、アイジー工業というメーカーの「ガルスパン25」という商品を使用しました。後半の裏に断熱材が張ってあるので、二重の効果が出ます。色・デザインも多く貼り方を変えたりすれば、外観に多様なデザインができます。他の材料との組み合わせも面白いでしょう。安価な材料ではありませんが、いかがでしょうか?
2008年03月30日
外装完成
外壁の塗装が終わり、雨樋もかけて外回りの養生もはずしました。
外壁は、アイカ工業のジョリパットという吹付け材で仕上ました。色の種類は多くありますが、注文で作ることも可能です。吹付けた表面の仕上も玉の小さいものから粗いものまで何種類かパターンがあります。
外装が終わると、雨樋、換気扇関係の外フード、テレビアンテナなど外部に取り付くものを取付けます。そして、養生をはずし、足場を解体します。
2008年03月16日
外装準備
外部の塗り替えの準備作業です。吹き付け及び塗装(はけまたはローラー)工事に入る前に建物の窓、付属する設備(エアコンの室外機、給湯器など)の養生、それと車や自転車、植栽。場合によっては、近隣の車や植栽にも養生します。
足場にも当然養生シートやネットをかけます。
この養生だけでも1日?2日かかりますし、もっと大きい家などは、それ以上かかります。でも、この作業も大事で、汚さないことはもちろん、作業している職人も仕事に集中できます。それでも汚してしまうこともあり、最後にチェックしながら清掃します。
2008年03月12日
屋根工事の準備
カラーベストコロニアルというクボタ松下電工社の屋根葺き材を屋根の上に置いた状態です。まだ梱包のままなので、表面の色は見えません。
別に天日干をしているわけではありません(笑)。
緑色に見えるのがその下地となるルーフィング材です。防水シートといえばわかりやすいでしょうか。屋根材から万一雨が浸透してもこのシートが内部に入るのを防ぎます。
当社の場合、屋根にも通気層を取っているので、さらに雨が浸透しても通気層の下に透湿シートが貼ってあるので、二重の防水になっています。
屋根業者は、屋根下地ができるとルーフィング材を張り、屋根を貼っていきます。
最初に仕上る場所なので、屋根の色は、早目に考えてください。
2008年02月15日
棟通気
屋根の一番頂上、棟の下地の状態です。
屋根の剛性(強度)を高めるために構造用合板を貼っていますが、棟の部分がすき間があります。ここが壁通気の出口です(これから棟換気材など取付けたりしますが)。
壁の下から入った空気が屋根を通り、棟から(自然)排気されることで、家の通気層として完成です。この途中で空気の流れを止めてしまうと、空気が対流しないため、かえって湿気をためて効果を無くすことになります。見えなくなるところですが、こういう工夫が性能のよい家になっていくのです。
2008年02月06日
屋根骨組
屋根の骨組みですが、ちょっと違う構造なので紹介します。登り梁という構法です。
太い梁とういう角材が斜めに組んであります。通常梁材というのは水平に入っていて、その上に束が建ち、母屋や棟木といった水平材が乗りますが、ここでは、梁材を斜めにかけることで上からの荷重を支え、屋根の及び建物のゆがみをふさぐ役目を持ちます。そのため、大きな空間を作ることが可能です。
尚且つここでは、これらの部材が化粧材として見えるところもあり、ダイナミックな部屋になるでしょう。
2008年01月21日
通気層
外壁の下地の状態です。ここで何度も説明している通気層をあらためて説明しましょう。建物にとって大事なことと我々は考えていますので、今後もそのたびに説明していきたい工事です。
白いシートは、透湿シートといっていくつかのメーカーから販売されています。その特徴は、共通で防水の意味と外部の湿気を防ぎつつ、内部からの湿気は外部に通すという便利なシートです。ジョイントには、専用のテープで気密性を保ちます(専用のテープが無いメーカーもあります)。本来の外壁は、この上に貼るのですが、なぜこのように湿気を防ぐ必要があるかというと、シートの上に竪に打ってある木が、外装材を受ける材ですが、同時にこの期時の間の空間が通気(空気)層になるのです。
壁の下から入った空気が、上昇気流でこの空間を通るのです。そして、屋根の換気棟から出て行きます。となると壁の中を湿気を含んだ空気が通るので透湿シートが必要なのです。そして内部の湿気をこの空気層で上に押し上げるのです。
この通気層によって、漏水・湿気を防ぐこと、断熱効果をあげる効果があります。アルミサッシのペアガラスがなぜ良いのかというと、2枚のガラスの間の空気層が断熱効果を出すからです。それと同じです。
この通気層を持つか持たないかで家の性能は大きく変わるといってよいでしょう。
2007年12月26日
コロニアル葺き
コロニアルとは、屋根葺き材の商品名でスレート屋根ともいいます。薄い板で軒先から順番に重ねながら棟に向って貼っていきます。屋根材を葺く前には、アスファルトルーフィングという防水シートを貼ります。万一雨がコロニアルのすき間を吹き込んでも下のシートが中に雨が入るのを防ぐようになっています。
屋根の所々に置いてあるなにやら兵器みたいなものは、コロニアルをカットするのに使う裁断機です。
2007年11月19日
サイディング工事
サイディングという外壁材を貼る作業です。サイディングといってここでは、広い意味で乾式で成型された規格の材料を使った工事としてまとめています。それぞれ素材が違うサイディングがあり、メーカーによっては、サイディング材と入っていないものがありますが、一般の方にはわかりにくいので説明するときは大きくサイディング材といってます。
下地取付金具を打ち、それにサイディングを引っ掛ける方法と釘打ちする方法があります。材料の厚みも約12?から20mmぐらいまで幅広くあります。厚みがあると金物で取付ける方法になります。
外壁という面積が大きく、外観を構成するものなのでコストやデザインが大きく左右します。長所短所もありますから施工業者とよく相談してください。
2007年10月25日
屋根と雪止め
屋根が葺き終わると同時に雪止めを取付けます。写真に見えるL字型の金物が雪止めです。この他にL型のアングルで水平に長い金物を取付けることもあります。
東京のようにめったに雪が降らないところでも、たまに積もることがあります。
雪が解けはじめるとそのまますべるようにして落ちます。その時、隣地の建物が接近しているため破損させたり、人にあたる恐れもあります。
無駄なようですが、万が一を考え、設置した方が良いでしょう。
2007年10月12日
外観完成・外壁イメージ
外壁にニチハというメーカーのサイディング材を使いました。これは、貸し店舗兼貸家の形を取った建物でこの裏にオーナーの自宅も建てました。
オーナーの自宅は、この前の「外壁完成」で紹介した金属板で覆われた無機質でメタリックな仕上がりで、こちらは、コンクリートの素板のような無機質ながらもフラットな仕上がりになっています。
貸し店舗になるので、借りる店舗のイメージを固定させないようかえって、派手さを抑え、借りる店のデザインに合わせられるようにしました。
外壁は、その使用する材料やデザインによっていくらでも表現は可能です。廻りの雰囲気に合わせてみたり、目立つように突飛なものにしたり、様々です。立地状態にも左右されるでしょう。
これは、デザインですから表現は自由です。ただ、気をつけなければいけないのは、デザインに固執するあまり、メンテナンスの悪い仕上がりや、故障の多い施工にならないこと。構造も大事です。そういう事例を良く見かけますから気をつけてください。
2007年10月11日
外観完成
完成写真です。外壁は、鋼鈑貼りで正面は、ガルバニウム系のデザインされたもので、横と奥は、見えなくなるので波板にしています。屋根も同じガルバニウム板です。
窓もアルミサッシですから、金属の無機質な色でシルバー系のものでまとめ、両サイドと奥の波板は、濃い青で、軒廻りなど塗装部分を同じ色でまとめています。
2007年10月06日
防水シート
外壁の仕上がり前の下地の状態です。縦に取付けた材料が最後に貼る仕上材の下地になります。と同時にその材の厚み分が空気層となり、ペアガラスの中間の空気層と同じようにそれが断熱効果を生み出します。その厚みがあればあるほどよいのですが、そうすると弊害もあるため、写真のような大体25ミリぐらいの厚みが適当と思われます。
また、その空気層の下は、開放されており下部から入った空気が熱によって上昇し、上部で外部に出るように作ると湿気も抜けていきます。
そうなると空気層の部分に湿気が通るため、防水(透湿)シートを貼ることによって、内部に湿気を入れないようにするのです。これは、万が一雨が侵入した場合の防水層にもなります。
モルタル塗り
基礎の立ち上がりにモルタルを塗っています。これは、仕上がりをきれいにするためのもので、基礎のコンクリートの仕上がりがきれいであれば、どうしても必要な工事ではありません。
どうしても基礎工事に型枠を止める金具のあとや型枠の表面がきれいでないと基礎の表面がきれいになりません。そのような場合に、モルタルを塗って表面をきれいに仕上ます。
屋根下地
屋根仕上の下に貼るシートです。どんな屋根材でもこのようなシートを下に貼ります。これは、屋根材から雨が万が一侵入しても、内部に入らないようにします。
アスファルト系の材料が多く、これが無くて雨漏りする家もあります。
2007年09月27日
ALC工事
今までのブログでは初登場の工事です。いわゆるヘーベルとよくいわれる材です。
耐火性に優れた材料で多くは、鉄骨工事によく使われるので、木造を主としている当社では、あまり使用しないため工事の紹介も少ないのです。
基礎の上に鉄アングルを通し、その上にヘーベルを載せ溶接で固定。上部は、鉄骨の梁にやはり取付用の鉄アングルをつけて溶接して固定します。
デザインもパターンがいろいろあり、最後は吹付けします。
2007年09月22日
構造用合板・屋根
屋根下地の工事です。ここの場合、屋根というより屋上という形になります。勾配が無いだけで工事内容は同じで、垂木という骨材の上に構造用合板(7.5?、9?、12?と種類があります)を貼っていきます。これによって水平面の剛性を取ります。
つまり、地震や台風などで建物が平面状変形しないよう構造上強くするためです。
釘も通常の釘よりも太い2×4用の釘を使用し、約15cmピッチで打ち込んでいきます。
2007年08月28日
アルミ笠木
笠木とは、現在の住宅においてはベランダなどの立ち上がり壁や屋上のパラペット(立ち上がり壁)の頂点、横に取り付ける部材です。
カラー鋼鈑やステンレスを取り付ける場合もありますが、ここではアルミサッシメーカーの商品を採用しています。雨風を防ぐばかりでなく、アルミサッシ窓の色とあわせることができます。施工も早くよく使用します。
2007年08月17日
金属板外壁工事
コストやデザインから、最近金属板の外壁もよく使います。
波の形や色の選び方によっては、面白いデザインになりますよ。
なぜ波板かというと波の山の間を利用して通気を取ろうという考えです。
この写真では、電気ノコギリで切っています。今やなんでも電気です。
2007年08月01日
外壁コーキング
外壁材のサイディング工事に必ず伴う工事です。形状に関わらず、サイディング材は、ほぼ3mぐらいの長さです。当然ジョイントが出てきます。そこに目地としてコーキングを施します。サイディング材は無機質な材料ですが、それでも環境によっては伸び縮みします。そのクッションにもなります。
このコーキングもサイディング材と同じメーカーのものなのでの色も合っています。
サイディングは、汚れや色の経年変化を除けば、長持ちする材料です。ただし、このコーキングが10年弱で劣化してきます。住宅は、永久不滅のものではありません。屋根廻り、コーキング、外壁の汚れ・・・これらを考慮して、7?8年ぐらいの周期で外部のメンテナンスを是非想定してください。
2007年07月31日
サィディング工事
外壁の工事で、サイディングという建材を貼ります。これは、色や柄も豊富で貼るだけなので、工事も早いです。材のジョイントは、1センチぐらい隙間を空けて、コーキングというボンド状のシール材で埋めます。
便利な外装材ですが、強いてあげれば、コーキングが10年弱で劣化してくるのでそれをやり直す必要があります。
このサイディングも種類がたくさんあるのでデザインとコストを考えて選びましょう。
また、サイディングを採用する理由の一つに、多くのサイディング材が横貼りでその下地として写真にもあるように縦に胴縁材(厚み約25ミリ)を打ちます。これが、通気層となるため、施工性からも選んでいます。この通気により、建物の断熱性や湿気止めの効果があがるのです。
2007年07月24日
金属屋根工事
カラー鋼鈑の瓦棒葺きです。何度か紹介しているので、ここでは、屋根の形状について紹介します。
片流れ式で片方の屋根が高く、一定の勾配で屋根が下がっているものです。当然屋根の高い方に日当たりがよくなるようにして、低い方は、建物の裏に日が当るようにするためです。家の高さが高くなると、近隣の家に日が当らなくなるので、この形式にすることがあります。あとは、デザインです。形が単純なので雨漏りなどのメンテナンスにもよいかもしれません。
2007年04月27日
屋根塗替
カラー鋼鈑の屋根の塗り替えです。10年ぐらいもすると金属屋根の場合、錆が出たり塗料がはげたりします。直ぐに問題にはなりませんが、ほっておくと塗り替えができなくなり、さらにひどくなると穴があいて雨が漏ります。そうなる前に、塗装工事で補修した方が、工事費も安価でできます。最近の塗料は、よくなってきていますが、それでも周期的に塗り替えていただくことをお薦めします。
塗り替え前は、青い色の屋根なので同系色の色にしました。これは、お好みの問題ですから、この際イメージチェンジでまったく違う色を選択するのもよいでしょう。(ただ、屋根なのであまりよく見えないことが多いのですが)
赤い色は、錆止めです。塗料だけでは、長持ちしません。ちゃんと錆を落とし、錆止めを塗ってこそ、効果があるのです。
2007年04月13日
リフォーム外壁下地
モルタル塗りの外壁だったのですが、雨漏りのため材木が腐食し、モルタルがはがれそうになってしまいました。そこで、全て撤去し今度はサイディングを貼るようにしました。写真は、下地の段階ですが、新築同様透湿シートを貼ります。これは、工事中に万一雨がきても、雨水の侵入を防ぐためでもありますが、完成後の雨漏り対策、外部からの湿気止めの効果を考えています。今までのリフォーム工事でも述べてきましたけど、ただ直すだけでなく、せっかく下地まで壊したのですから、断熱材や透湿シートなど後では出来ないことを考慮してあげるのもリフォームなどの改修工事のポイントです。
2007年04月05日
リフォーム屋根
新築工事のブログなのにリフォームばっかりじゃないか!とのお怒りもありそうですが、リフォームも新築があってこそというのがモットーなので(言い訳)。
鉄筋コンクリート造の住宅で屋上に木造で屋根を掛けているところです。これは、屋上からの雨漏りがひどく、その他外壁などいろいろ問題点が多く、思い切って屋根をのせて雨漏りを防ごうというものです。
これは、リフォームというより修繕や改修といった工事でしょうが、いかにその現場に対し、適切な工事をするかの判断も重要です。
2006年11月01日
屋根工事
順番が逆ですが、屋根工事のほうが先に仕上がります。外壁と同じカラー鋼鈑の波板。色は、白です。トップライトが(ベルックス社製品、非常に性能も良く、価格を考えても扱いやすい)どうしてもダークブラウンしかないところが残念です。ここまで白だと雪が降ってもわからないかな?カラー鋼鈑は、他にも10色ほどあり(メーカーによる)、選ぶ範囲は結構あります。適正な施工をすれば、安価で結構面白い仕上がりになると思います。ただ、防火の問題がありますから、施工業者や設計事務所に良く相談しましょう。
2006年10月20日
階段のシート貼り
T-HOUSEは、2階が賃貸で玄関は、階段から直接入る形にしています(下が倉庫なので)。かといって外階段は、メンテナンスも大変なので建物内に作りました。しかし、土足で上がるため外部用の床材にしないといけません。いろいろ考えたのですが、ビニル系のシート貼りにしました。階段1段づつ貼っていくタイプです。滑り止めもあります。また、ちょっと高いですが滑り止めの部分に蛍光塗料が塗ってあるのもあります。掃除もしやすく水もはねるし、施工も早くとても便利な製品です。
2006年10月10日
足場解体
しばらくブログから遠のいていましたが(さほど目立った工事が無かったもので)、やっと足場も撤去されました。これでずいぶん廻りがすっきりしました。近隣の方にも目の前にうっとうしいものがあり、ご迷惑をかけたと思います。外部はもう少し前に出来ているものの、やはり足場を撤去して初めてその全貌が見えます。外部の仕様等については、改めてご説明しましょう。
2006年09月20日
外壁仕上げ工事
仕上材として、ガルバニウム鋼鈑材を使用しています。縦にストライプ状になったデザインでメタリックなブルーの色を選びました。ただ、これは、道路から見える一面のみでコストの都合で他の壁は、カラー鋼鈑の波板を貼ります。外壁のデザインや使用する材料は、もはや出尽くしたところまできているのではと思います。何年か前までは、鋼鈑を外壁に使用するのは、古いと考えていましたから。モルタル、吹き付け、タイル、サイディング、場所によっては木製の板、漆喰等の塗り物、今回のような金属板といまや外壁の選び方は、様々です。いずれも長所短所がありますから、コストも含めて検討してください。
2006年09月15日
土間塗装仕上工事
先に塗ったプライマ-の上から仕上の塗料を塗ります。色は、標準色として何色ありその中から好みの色を選びますが、特注も可能です。但し、単価が高くなり納期にすごく時間がかかります。これは、塗装だけではありませんが、色や柄を選択できる材料の中には、受注生産にはなりますが、特注扱いで好みの色柄にすることができます。ただ、住宅ぐらいの規模だとその掛かるコストは、とてつもなく高くなることがありますし、すごく時間がかかります。なんでも自由というわけにはいかないところが、問題ではありますが、状況に応じた選択をお願い致します。
2006年09月14日
土間塗装下地
1階の土間が荷物置き場や車庫になるので、汚れ、湿気を防ぐためにコンクリートの土間の上から塗装します。塗装は、滑り止めや防塵などその用途で種類があります。まず、プライマ−という塗装の接着がよくなるよう下地を塗っています。このプライマ−が乾いたあとに下塗りをしてその後指定した色で上塗りします。
2006年09月13日
屋根仕上
屋根が仕上がった状態です。先にも紹介したように屋根はなかなか見ることが出来ません。足場のあるうちに記録しておくようにしています。右側が棟といって、屋根の一番高いところです。ここから外壁と屋根を通った空気が抜けていきます。棟は、屋根業者がカラー鋼鈑を加工して雨が入らないようにしつつ空気が抜けるように加工しています。手前に整然と並んでいる部品は、雪止めです。積もった雪が一気に下に落ちないようにするためです。たまった雪は、徐々に溶けて間から水となり樋へ流れます。
2006年09月08日
屋根工事
S邸でも採用した、カラー鋼鈑の瓦棒葺きです。今回は、緑色。ほとんど屋根というのは、見ることが出来ません。この家もあらゆる角度から見ましたが、ほとんど見えませんでした。結構、色では悩んだのですが、ちょっと悲しいです。写真は、張り始めの状態です。木の部分には、同色の鋼鈑をかぶせます(良くカッパという言い方をします)。屋根の形状もシンプルでトップライトもありません。屋根の勾配も4寸で丁度良く材料も含めて経済的な屋根です。ただ、鋼鈑ですから、長い間にはメンテナンスを何度か必要とします。屋根は、一番天候に左右されますので、永久的な材料というのはほとんどありません。先にも述べたようにほとんど見ることが出来ない場所ですから、定期的に調べたほうが良いでしょう。
2006年08月30日
屋根下地その2
以前にも紹介した通り、屋根の下地材が出来たら、写真のように緑色のシートを貼ります。これは、前回の透湿シートとは違い、防水としての性能が主です。これは、以前から使われているアスファルトルーフィングというシートです。今回は、S邸同様カラー鋼鈑の瓦棒葺きで、瓦棒となる部分の下地として木を打ちつけたところです。このあと仕上を葺きます。
2006年06月29日
足場解体
ついに足場も撤去で、すっきりしました。ただ、隣の現場の足場がまだあるので、今ひとつ終わった気がしません。
2006年06月28日
外部塗装仕上げ
塗装工事3連発。最後の仕上げの塗装です。黒い壁なので車庫の中が暗くなってしまうことから白い天井にしましたが、ただの白ではなく少し黒を入れています。まったくの白だと病院のようになってしまうので、青味や赤味を入れたりしてぼやけないように工夫しています。色は、本当に難しく人によって好みも様々なので物件ごとに悩みます。塗ってからまたやり直しというわけにも行かないので、つい無難な色を選んでしまいがちですが、時間があれば塗り見本を作って検討してみても良いでしょう。ただ、見本を作りすぎて迷宮に陥らないように注意してください・・・。(塗装業者さんに意見を求めてみるのが良いでしょう)
外部塗装下地その2
塗装下地の続です。次にパテ材を同じように塗りこんでいます。これで下地を平滑に調整します。クロス工事の下地と同じような工程です。このあと、指定した塗料材を塗ります。その塗料もカビとかしみになりにくい塗料です。
外部塗装下地
ここの現場はほぼ外部の塗装はありませんが、車庫の天井とベランダの裏側のみ塗装します。外壁とのバランスを考えて、塗装の見本帳から色をお施主様と決めました。この写真は、塗装の下地処理工事です。下地となるボードの継ぎ目やビスのあとにプライマ-という(接着剤のようなもの)を塗りこんでいます。また、写真では見えにくいですが、継ぎ目にはネット上のテープを張っています。どうしても長い間に継ぎ目にクラック(ひび)が入ってしまうのでその予防です。
2006年06月24日
養生はずし
ついにその外観が現れました。足場の必要な工事がほぼ終わったので、廻りの養生ネットやシートをはずしました。家の中も明るくなって、何かうっとうしいものがなくなった気分です。このあと、足場をはずします。
2006年06月23日
雨樋
雨樋を取付けているところです。樋の形も昔ながらの半円や写真のような角、三角形に近いものなどデザインが増えました。色も多数あるので、外壁や屋根材などとコーディネートしてみてはいかがでしょうか。雨樋はとても大事なものですが、目立たないようにしたいのも事実でそのギャップに悩むときもあります。ここでは、外壁の色に合わせています。また、雨樋が詰まったりすると雨漏りの原因にもなりますから気にしていただきたい部位です。定期的に見られればベストですが、ほとんどが屋根の上で危ないので詰まったり、心配なときは業者さんに見てもらいましょう。
樋受とコーキング
外壁のコーキング工事が終わり(サイディングのジョイント部分)、雨樋を取付けます。この写真では、竪樋の受け金物を取付けた状態です。透明のプラスチック製でできています。となりにガムテープとシートで包んでいるのは屋上の排水口です。外壁ができるまで雨水がお隣に散らないようにしていました。このあと、雨樋とつなげます。
2006年06月20日
コーキング
外壁(サイディング)のジョイントまたは、窓廻りにコーキングというボンドのようなゴムみたいな材料を入れます。サイディングという材料がほとんど3mぐらいの長さなのでどうしてもジョイントが出来ます。サイディングメーカーの専用のコーキングを使用します(色の問題があるため)。まず、サイディングの繋ぎ目の両端にコーキングがくっつかないようテープで養生します。コーキングをする前にプライマ-(接着剤のようなもの)を塗ります。それからコーキングをします。写真は、養生をしているところです。
2006年06月13日
外壁仕上工事
やっと外壁の工事に入りました。でも、入梅したばかりなのでうまく工程通り進むのかとても心配です。
北側の面を撮影したところです。サイディングという仕上材で厚みが16?あり変形の少ないものを選びました。安価なものでは、12?というのもありますが、フローリングと同様薄いなりの仕上となってしまいます。厚みのあるサイディングだと留金物を先に取付けて引っ掛けます。薄いものだと釘止めです。今回は、アルミサッシ同様黒で統一。以前オレンジ色のサイディングを紹介しましたが、まったく逆ですね。
縦長の建物に対し、横のラインが強いデザインにしたのでどんな風に仕上がるか楽しみです。
2006年05月25日
屋根工事
屋根材を貼っている状態です。この工事では、カラー鋼鈑の瓦棒葺きです。写真で見える白い木の部分が瓦棒となりここに同じカラー鋼鈑をかぶせます。屋根勾配がきついので職人さんも大変です。普段は設けない屋根用の足場も必要となります。カラー鋼鈑の瓦棒葺きは安価で工事も早いです。同じ鋼鈑でも平葺き、立ハゼ葺きなど種類は様々でコストや屋根の形状で使い分けます。最近は、ガルバニウム鋼鈑というのがはやっているようで、デザインや色も多く外壁に使用している建物を多く見かけます。
屋根下地
屋根の下地です。当社では、通気工法を取っていますので、屋根の骨組みの上に薄い合板を張り、透湿シートを貼ってその上に空気層を取るための桟木をうちます。さらに構造用合板(12?)を貼って、それから写真のようにルーフィング(防水シートと考えてください)を貼ります。とても手間のかかる作業を経てやっと屋根材を貼ります。
2006年02月08日
足場解体
やっと足場が取れました。外壁の色も周りにない色で、鮮やかで明るい感じです。これから、2階バルコニーの手摺、外構工事へと続きます。
2006年02月03日
外壁仕上げ工事
外壁の仕上げ工事です。ジョリパットという仕上材を使用しています。吹付けで仕上る方法と左官が塗って仕上る方法があり、ここでは左官仕上としました。色の種類も多く、仕上のパターンも様々でサイディングと違い個性のある独特な外壁も可能です。 ただ、乾かす時間などサイディング以上に気候に左右されるので、工程上は気をつけなければいけません。早く足場を撤去して仕上がった状況を見たいものです。
2006年01月25日
軒廻りの塗装
パテ処理などをした上に塗装仕上げをした状態です。屋根のラインをはっきり出すこととアルミサッシが茶系であることから、こげ茶系の塗装をしました。早く足場を取ってみてみたいです。このあと、外壁の左官工事に入ります。
2006年01月23日
外部塗装下地
軒先廻りや2階のバルコニー裏の塗装工事に入っています。写真は、軒廻りの破風板というところの下地工事中です。塗装する前に隙間をコーキングやパテで埋めて平滑になるように調整する工事です。ものすごい寒空の下、もくもくと工事中です。
2005年12月21日
M邸外壁モルタル
外壁のモルタル下地の施工状況です。これは、中塗りで壁の厚みや平滑さなど調整します。塗り終わったらしばらく乾かし、ひび割れなど起きていないか確認後、仕上の材料を塗ります。
2005年12月06日
外壁下地
今回外壁の仕上は、モルタル塗りですが、その下地となる壁材を貼っているところです。ノダというメーカーで下地だけでなく耐力壁にもなります。この材料によってモルタルがつきやすくなります。また、各々のジョイントには、専用のコーキング剤を充填します。
2005年11月29日
M邸屋根工事
屋根材を施工しているところです。ここでは、コロニアルという軽くて安価な材料を使用しています(一般的によく使われている商品です)。写真ではわかりにくいですが、外壁から来る通気がこの屋根の棟から抜けるようになっています。写真左に見える緑のシートは、アスファルトルーフィングというシート材で万が一の雨漏りを防ぎます。
2005年11月01日
I邸外観
やっと足場が取れました。青い空に白と黒の壁と木のコントラストがくっきり浮かび、周辺の建物の中でもひときわ目立っています。
2005年10月21日
I邸外壁下地工事
外壁のモルタルを塗っているところです。ここでは、ジョリパットという材料を最後に吹き付けますので、その下地工事になります。ここのところ雨が多く、なかなか外部の工事が思うように進みません。これは、どこの施工業者も同じ悩みだと思いますけど・・・。
2005年10月12日
塗装工事
外部窓廻りに米松の木製格子が取り付きます。上記の写真は、その米松が腐りにくくするためと色をつける塗装工事をしているところです。塗装材は、「キシラデコール」で外部用の塗料です。
2005年08月31日
I邸外観
羽のような屋根とガラスの壁。まだ仕上がっていませんが、完成が楽しみです。