畳敷き
最近、少なくなった和室。それと共に畳の工事も減りました。
和室と言っても、柱など造作材は現さず、畳が敷いてある洋間と言う感じです。
これは、建築基準法にからむところもあります。構造体としての柱や梁などが、露出できない場合があります。
また、木材を露出するとなると、それなりの材料となり、コストにも影響します。
当然大工さんなどの職人さんの技術や時間もかかるので、人件費も上がります。
そういったことから、畳が減ってはいますが、やはり日本人として、畳は、残していきたいものです。
フローリングなどは、早くから張りますが、畳は最後に敷き込みます。
和室の内部が出来上がると、畳業者が床を計測し、畳を製作します。
建物によって、微妙に寸法が変わるので、どこの畳も同じ寸法ではありません。
畳の敷く順番もあり、どこへ置いてもいいというものではありません。畳を裏返すと、その畳業者特有の記号が振ってあるので、一度見てはいかがでしょうか?
畳にも種類があって、畳表【イ草】が、国産、中国産でも変わりますし、色の褪せにくい薬品が入った畳、畳の芯がスタイロフォームになっているもの・・・さまざまです。
また、縁のない、よく言われる琉球畳というのもあります。
厚みも薄いものから6センチぐらいまであります。
縁も柄や色がいくつかるので、部屋に合ったものを選びましょう。
畳は、経年変化で擦り減ってしまい、芯も弱くなってしまいます。早めでしたら、畳表を裏返したり、張替えたりすることができて、そんなに費用も掛からず、また長く使えます。
芯が弱くなると、新規に取り換えますが、段取りよくすれば、1~2日でできるので、他の床材よりも簡単です。
投稿者 Toyoshima : 2015年03月27日 08:23
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