01月26日
 
土台を据え付けたら、上の骨組みの材料を搬入します。
雨ならば別ですが、現場にて構造用の金物を取り付けます。
当社では、なるべくプレカットをしない方針なので、こういった作業が上棟までにいろいろあります。
この金物は、タツミ社のクレテックと言う商品です。
柱・梁・桁他構造材の接合部を従来の材木を加工して組み合わせるのではなく、金物で接合します。
もう10年以上も使用しており、問題もなく、当社ではこれ1本でやっています。
金物の性能については、メーカーのHPをご覧ください。
材木同士の組み合わせだと、欠損することが多く、本体の材木の断面積が失われます。この金物工法だとそれが少ないのです。
材木の大きさに合わせた金物を取り付けていき、あとは建てるのみです。
投稿者Toyoshima : 2015年01月26日 16:36
 
2階バルコニー床の防水工事です。
いつも同じではありますが、FRP防水を採用しています。
バルコニーの骨組みが出来たら、床材として不燃材のボードを貼ります。また、防水は、床だけでなく、壁にも約30センチほどの立ち上がりを作ります。その子も不燃材を貼ります。
排水は、ここでは1ヶ所ですが、床下に抜いて、雨水のパイプを配管して、地中の排水管につなげます。排水の上に見える壁の穴は、水抜きパイプで、万一排水が詰まって、水がたまった時に、窓から侵入しないよう、この穴から水を抜きます。
防水は、プライマーという強力な接着剤のようなものを塗布し、グラスファイバーのメッシュを全面に張ります。ここでも、接着剤を塗布し、密着させます。これふだけでも、漏水しないぐらいに強いのですが、紫外線などの劣化を遅らせるために、最後に仕上げの塗料を塗ります(上の写真のグレーの部分)。これで乾けば完成です。
投稿者Toyoshima : 2015年01月26日 15:14
01月24日
基礎が完成し、先行の足場もできて、いよいよ木造本体の工事です。
まずは、土台の据え付けです。
基礎に写し出した、建物の基準芯を土台にも写していきます。
それから、基礎から出ているアンカーボルトの位置を写し、アンカーボルトが入るように穴をあけます。
それが出来たら、基礎の上の土台を載せていくのですが、その前に防蟻材を塗布(写真奥の方で黄色になっている部分)します。
一方、基礎の天端には、基礎用の気密パッキンを敷いていきます(写真左の黒い部分)。
土台と基礎の間からの雨水・虫・冷気などの侵入防止のためです。
それらを終わらせて、土台を据え付けます。
投稿者Toyoshima : 2015年01月24日 11:53
01月23日
 
骨組みが出来て雨も入らないような状態になったら、断熱材を入れます。
まずは、天井(屋根)から。
断熱材は、グラスウールと言う素材の商品を使っています。いろんな種類の断熱材が出ており、その効果は様々でコストも変わります。このグラスウールが一般的です。
グラスウールの場合、メーカーもいくつかありますが、その性能は、厚みと密度で決まります。
厚みがあって、密度が高ければ、それが一番いいのですが、施工性やコストにも関係しているので、そこを考慮しながら、選びます。
屋根は、最も熱を受けてしまう場所なので、断熱材の性能も高いものを選ぶようにしています。
断熱材を入れるスペース(厚み)が、少ない場合は、薄い断熱材を選びますが、その代わりに密度を高くして、性能を確保します。
スペースがある場合は、厚みで性能を確保します。
写真上は、屋根の断熱材で、屋根垂木の厚みを考えて、断熱材1枚で密度を高いものを使っています。
写真下は、車庫の上が2階の部屋になっているので、同じように断熱材を入れます。空間があるので、断熱材を二重(薄いが密度の高いもの、厚みがあるもの)に入れています。
投稿者Toyoshima : 2015年01月23日 15:23
01月16日
基礎の内部に断熱材を貼っています。
基礎は、コンクリートで風を通すようなことはありませんが、熱が伝わったり逃げたりはします。
床上がいくら快適でも、床下からの冷気などが伝わっては、足元が寒く感じます。
また、冷暖房が床下へ熱を逃がしてしまうことになります。
床下に断熱材入れることもありますが、床下も一つの空間として考え、基礎内に断熱材を貼って、冷暖房の効率をよくします。
投稿者Toyoshima : 2015年01月16日 09:15
01月10日
基礎ができて、周りのやり方も取り払うと、設備業者さんが水道や排水の建物周囲の配管を行います。
建物が建ちあがってからでは、作業がやりにくいことや、写真を見ても分かるように土を掘り返すので、汚してしまいます。あと、工期的にも厳しいので先に作業します。
建物から出てくる排水管を道路まで流すように配管していきます。途中雨水の排水も受けます。
この作業が終わると周りを整地して、足場を組みます。
投稿者Toyoshima : 2015年01月10日 14:40
01月09日
出来上がった基礎に、建物の通り芯をつけていきます。
木造に限らず、建物は、壁の厚みの中心(木造は柱の中心)で寸法を出します。
壁の外から外、内から内ではありません。だからたとえば、1m×1mの四角とすると、壁の厚みが10?なら、外々寸法だと1m10?の大きさになります。
それを通り芯と言い、その位置を基礎の天端に写し出します。
その時、基礎を作る時に基準として作ったやり方より、同じようにして位置を出していきます。
写真のようにやり方に書いてある芯の位置を糸を両端に張って、差し金などを使って基礎に写します。
この基礎に出した芯が基準となり、土台を据え付ける時の基準になります。
投稿者Toyoshima : 2015年01月09日 09:33