構造用金物いろいろ
 
阪神大震災以降、木造の住宅も構造の見直しがされて、昔ながらの接合や釘で持たせるということはなくなりました。
基礎から建物が動かないよう、土台と基礎をつなげるアンカーボルトは以前から取り付けていましたが、基礎と柱をつなげるアンカーボルトも入れるようになりました。
それをホールダウン金物で柱に留めます(写真上)。土台と基礎をつなげるアンカーボルトは、座金やナットで締め付けますが(写真下)、ホールダウン金物は、専用のビスで柱に留めます。
すべての柱に取り付けるわけではなく、荷重のかかり方による計算で、位置が決まります。また、その強度も変わります。
また、ポピュラーな構造材として、筋違と言う柱と柱の間を斜めに取り付ける材木があります。
この筋違も強度によっては、X型に入れたり、太くします。
その筋違は、柱・土台・梁と必ず接合されていなければなりません。それも、今は、釘ではなく、専用の金物があります(写真下)。
筋違は、建物の倒れやゆがみを防ぐ重要な部材です。それが、地震で簡単に外れないように、金物を使うようになりました。
このように、今は、金物で確実に固めていくので、非常に耐力は、強くなっています。
投稿者 Toyoshima : 2013年06月15日 10:30
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