色合わせ
道路にかがみこんで、なにやら悩んでいるのは塗装業者。
悩んでいるのではなく、色の調合をしています。
会社で家具を製作して、塗装することにしました。とはいっても、どんな色に塗るかなど塗装業者に伝えなければ、いくらプロでも塗れません。
そこで、色のサンプルを見せて、それに近い色にしてもらいます。塗装業者さんでも日本塗料工業会や関西ペイントなどの色見本を持ち歩いていますので、その中から選ぶことが普通です(現実の見本があれば別です)。
今回は、木目を生かしたいので建具の見本から見てもらいました。
その色見本を見ながら、調合し、近くなるよう何度も色合わせします。
色は、木系の色の場合、基本的に赤、黄、黒から作ります。その度合いを変えていきながら、色を作っていくのです。また、塗った瞬間とある程度時間が立った場合では、塗装した木の状況でも変わっていくので、そこも計算するそうです。さらに着色した上にクリア(ツヤ)を塗るとそのつやの度合いにもよりますが、着色した色がまた濃くなることもあります。
内装のように近くで目にする場合は、その色合わせも慎重になります。遠くで見る外装のような場合でも、周りとの状況からでも変わります。
簡単に塗装しているようで、結構大変なんです。どうしても色にこだわる方は、何か見本を用意してあげてください。言葉では絶対に伝わりません。
投稿者 Toyoshima : 2012年08月09日 10:34
|