02月29日
外壁の下地ができてくると、窓を取り付けます。
窓は、アルミサッシを使用しています。ここでは、いわゆるペアガラスといった複層ガラスにしています。複層ガラスは、その名の通り、ガラスが2枚になっています。ただ、大事なのは、ガラスが2枚ということより、その間の空気層が重要です。その空気層によって、断熱効果を高めています。
また、アルミ部分にも熱伝導しにくいよう工夫されています。
まだ、1枚ガラスは、ありますが、もうこれからはすべて複層ガラスになるのでしょう。
窓は、設計段階で大きさが決まっています。あとは、その大きさに開口を設けて取り付けます。やや大きめに開口して、取付後隙間に充填剤を入れます。
窓の寸法は、住宅の場合、2×4と在来工法では、若干違いますが、基本的な寸法が決まっています。その中から選択するのですが、どうしても希望の大きさがない場合、特注で作ることが可能です。枠の色も各メーカー5色ほどあります。
窓の種類も多いので、デザインや機能、部屋の明るさを考えて選びましょう。
投稿者Toyoshima : 2012年02月29日 13:22
何度か紹介している断熱材ですが、セルロースファイバーという断熱材で、新聞などから作った新しい断熱材です。基本が紙ですが、火にも強く、今までの断熱材よりも効果は大きいということです。
断熱性能が高いということは、遮音性も高く、階と階の間に入れることもあります。
また、充填式なので隙間が残るということもなく、そこの厚み分すべて入ります。
屋根がやはり一番熱を受けるところなので、当社では、屋根によく使っています。この施工は、専門業者によるものなので、その間に大工さんが他の仕事をできるというメリットもあります。
透湿シートのようなものを張り巡らして、一部に穴をあけてそこにホースを入れて、一気に吹き付けます。あとは、穴をテープでふさぎます。
壁や床にも使用できますが、ここでは、予算と施工の手順上屋根だけにしています。
投稿者Toyoshima : 2012年02月29日 13:22
建築の法規上、外周の壁に防蟻材(白アリ対策)を塗布するよう定められています。
1m以上の高さまで塗布しています。
白アリは、どんな隙間でも、相手の材質が何であれ入ってきます。
ただ、薬を塗ればいいというものでもなく、周囲の湿気が少ないことや、建物内に湿気がないようにするなどの対策も必要です。
薬を強くすると蟻も強くなるというイタチごっこのようなところもありますが、対策は講じておいた方がよいでしょう。
投稿者Toyoshima : 2012年02月29日 13:21
02月21日
ビアホール「銀座ライオン」横浜で家具などの工事を1日でやりました。
店舗、特に飲食店は、なかなか休みというものが取れず、夜間や休日の仕事になってしまいます。
特に「銀座ライオン」は、大きいビルの中に入っているので、ビルの管理上の問題もあって、日程調整が大変です。今回は、全館休館日とうことで、いろんな業者さんがいっぺんに入ってきました。
朝の9時から始めて、店長さん他の協力もあり4時前には終わりました。
時間が決められているので、工事は、突貫で大変です。
いくつか、紹介されて工事をしたのですが、肝心の客としてはお伺いしていません。
いつかは、行ってみようと思いつつ、その前に工事をしてしまうことが・・・。工事しながら、メニューや厨房を見て、客として来たいといつも思っています。
投稿者Toyoshima : 2012年02月21日 09:57
02月20日
屋根の骨組みを組んで、構造用合板で強度を上げ、その上にアスファルトルーフィングという防水紙を貼り、そして屋根仕上げ材を葺きます。
葺くという言葉は、個人的には藁葺き屋根とかの草葺きの屋根材に使う言葉と思っていて、ちょっと違和感を感じます。
ここの屋根葺き材は、ガルバニウム鋼板です。最近一般的になりましたが、金属板の一種で以前は、トタン張りとも言って、ちょっとイメージが悪く感じますが、材料の素材がよくなっており、さびたり色が変わるなどが少なくなりました。
この方法だと、屋根の勾配も少なくできるので、高さ関係に困ったときは助かります。
ただ、内部で鋼板にあたる雨音が気になる方もいるので、音の対策をした方がよいときもあります。
投稿者Toyoshima : 2012年02月20日 11:52
耐力壁は、地震や台風などの強風から建物が壊れないようにするために必要な壁のことです。
これは、構造計算からその位置と量が出てきます。
耐力壁は、その補強の仕方が数値で表されて、その数値に見合った方法を施工します。
ここでは、筋違と構造用合板で強度を出しています。構造用合板は、外部に張りますが、今は、外壁として下地にも使っているので、構造計算というより一般的に家全体に張っています。
それでも数値上足りないときは、筋違(斜めに入れてある木材)を入れます。さらに少ないとこの筋違をたすきに(×状)します。さらに足りないときは、筋違の太さを太くします。
こうして、建物の強度を出します。
投稿者Toyoshima : 2012年02月20日 11:52
02月18日
レーザーと言ってますが、正式名称はわかりません。基準測定器というのか、水平垂直測定器というのか。
赤いレーザー光線が出てそれが、基準の墨を出しています。
今、レーザーで垂直の墨出しをしています。壁を作るところに一定方向からの駿府を床にだします。
すべて手で測ってもいいわけですが、どうしてもござが出ますし、床に対しての垂直は出しにくいです。そこでこの測量機を使います。他にも水平の基準墨を出せます。天井にも出せます。
リフォームと言わず、新築でも使っています。
投稿者Toyoshima : 2012年02月18日 14:58
02月17日
ホールダウン金物という構造補強金物は、基礎土台廻りで紹介していますが、その場所以外にもホールダウン金物は使用します。
家の形状などによって、使用する場所が異なりますが、3階建てとなればまず必要となります。
使うアンカーボルトは、基礎の時と違っていますが、用途としては同じです。写真は、屋根を受けいる水平材(梁または桁)と柱をつないでいます。他にも1階と2階、2階と3階というように階上の構造材とその階下の柱を結びつけるために使用しています。
この金物によって柱と水平材が離れる(引き抜かれる)ことがありません。
また、アンカーボルトを柱に留めるホールダウン金物は、使用する場所によって強度が変わります。
これは、構造計算や定められた仕様書によって変わってきます。
まだ、他にも補強金物はいろりいろ取り付けられます。木造とはいえ、その強度は、ずいぶん上がっています。ちょっと過剰では、と思う時もありますが、地震の後に過去に建てた方の感想を聞くと当社の物件に限らず、この方法になってからは、丈夫だと喜ばれます。
投稿者Toyoshima : 2012年02月17日 14:36
屋根材を葺く前にする下地にアスファルトルーフィングを敷きこみます。
屋根の下地によくつかわれる防水材です。当社では、この下に透湿シートというものも敷きこんでいます。二重の防水にはなっていますが、防水という意味での材料としては、こちらのアスファルトルーフィングが主たるものになります。
このルーフィングを敷いてから、屋根材を葺きます。
投稿者Toyoshima : 2012年02月17日 14:35
02月15日
土台を据え付けた状態を載せた時に説明したホールダウン金物です。
基礎工事の時に据え付けた長いアンカーボルトは、土台を貫通させています。
そのアンカーボルトにホールダウン金物を取り付けて柱に専用ビスで留めます。
これで土台はもちろん柱が基礎より離れることはありません(私たちの場合、柱が引き抜かれるといいます)。
その横に斜めに入っている木が筋違です。建物水平方向のひずみを補強するための材料です。
その筋違も以前は釘打ちでしたが、今は、専用の金物を使って筋違が外れにくくなっています。
投稿者Toyoshima : 2012年02月15日 07:59
02月14日
屋根の骨組みの上に構造用合板を張ります。これが、屋根の仕上がりの下地材になるのはもちろんですが、屋根の合成を保つためでもあります。
壁や柱が強くても、床や屋根が弱くては、建物が地震の際に揺れてねじれた場合の強度が保てません。
屋根とはいえ、上からの荷重なども考えてしっかりしたものにしなければいけません。
そこで、構造用合板(厚さ12mm)を上から張って固めるのです。
これで、屋根の下地ができたので屋根業者さんが入ります。
投稿者Toyoshima : 2012年02月14日 08:41
02月12日
近所のお稲荷様の お祭り。
寒くてたまりません。
お餅もでまぁす。
投稿者Toyoshima : 2012年02月12日 08:57
02月10日
無事に上棟が済み、天候もよく外部の仕事から始めています。
まずは、屋根です。屋根ができれば、多少の雨でも内部の作業できます。
その屋根をやるためには、骨組みを作らないといけません。屋根垂木という部材を455?ピッチで入れていきます。垂木は、一番上の棟で継いでいます。その補強に合板を打ちます。
垂木は、強さを持たせるために背の高い部材にしており、高い方を縦に立てています。
そうすると垂木が不安定なので、横木を入れて転び止めをします。
鼻先は、都内では、敷地が狭いためあまり大きくは出せません。ほぼ外壁と同じぐらいになります。それでも横木や金物を使って鼻先も補強します。
垂木ができたら、その上に構造用合板を張っていきます。
投稿者Toyoshima : 2012年02月10日 10:44
02月08日
 
基礎ができて、足場も組んで、材木の段取りもできたら、上棟です。
奥の方から順番に組んで、1階、2階と・・・組み上げていきます。
その順序は、不規則ではなく、材木を刻んでいる時から決まっています。
また、組み上げていきながらも建物の曲りなどを修正していきますすべてくみあがってから、建物の曲りを修正することはできませんので。
今回は、非常に段取りよくミスも少なくお昼過ぎには、大体出来上がりました。
これで、建物の大きさがわかってきます。立体的になってくるので、お客様にも建物の規模や空間が実感できると思います。
さて、これからが木工事の本番です。
投稿者Toyoshima : 2012年02月08日 14:36
02月04日
土台を据え付け終わったら、今度は、その上に立つ柱や梁などの構造材を加工します。
すでに設計通りの寸法に加工してあるので、ここでは、構造用の金物付けを行います。
設計図に指示されている位置に間違えないよう金物を付けていきます。
一方で上棟時にスムーズにいくよう整理しながら配置しています。
あとは、天気がいいのを祈るだけです。
投稿者Toyoshima : 2012年02月04日 10:56
02月03日
基礎の上に土台を据え付け終わりました。
ちょうど建物の角の所をアップしました。
何やらいろいろ文字が書いてあるのは、大工さんが金物の記号や柱などが建つ位置を記したものです。知らない人が見たら、何が何やらさっぱりでしょう。
アンカーボルトは基礎の時に何度も説明していますが、土台を据えるとこのような状態になります。
手前にナットと座金がついているアンカーボルトが、基礎と土台を結びつけるものです。
この建物には70本以上は入っています、。
にょきっと長く伸びているアンカーボルトは、この後ホールダウン金物という金物を使って、柱と基礎を結びつけるためのものです。
この二つのアンカーボルトによって建物が基礎から離れないように、がっちりとするのです。
土台の交差した角にパイプが1本はいいっています。これは、タツミというメーカーの構造用金物です。当社では、材木の継ぎ手を金物によって固めるという工法を使っています。
これによって、部材の断面欠損が少なくより強い建物になるのです。
このパイプが、柱とつながり柱の強度を高めます。
ちょっと専門用語や商品名を多用しましたが、ご了承ください。
投稿者Toyoshima : 2012年02月03日 15:44
 
マンションのリフォームとしたのは、窓をやりかえる場合、マンションなど外壁を痛めてしまうことが不可能な場合、2階3階と高さがあって脚立程度では施工不可能な場合、などなど束縛されることが多いです。
写真左が現状の写真ですが、アルミサッシにはなっています。
しかし、戸車が交換不可能、ガラスも割れて交換するにもガラスと枠の厚みが古くて合わない、サッシの枠の耐久性が落ちている、省エネから複層ガラスにしたいなど どうしても交換が必要なときは来ます。
そこで、カバー工法と言って、現在の窓枠の上から新しい窓枠をはめ込み、新規の窓にしてしまうという方法があります。
これなら内部から工事できるので、高い部屋でも大丈夫です。仕事も早いです。
ちょっと金額はかかりますが、長い目で見るとこれが現状では一番いい方法かと思います。
短所といえば、現状より窓開口が少し狭くなることです。
ただ、工事可能だとしてもマンションの場合は、管理組合に相談したほうがよいでしょう。
投稿者Toyoshima : 2012年02月03日 11:47
基礎ができたあとにやる仕事に、土台の据え付けなど木工事は当然ですが、設備の先行配管や仮設の足場があります。
敷地にゆとりがあって、作業もしやすい場合は、建物が上棟してから、足場を組むことがありますが、
都内のように敷地が狭い場合、先行して足場を組みます。足場を解体するときは、建物ができているので、大変ではありますが、無理に大変な状態でやることはないので、先行して足場を組みます。
何もないところに足場を組んでいくのは、怖いですが、鳶職はすごいなと思います。
特に今回3階建てなのでなおさらです。
でも、この足場のおかげで建物が建てられるので、しっかりできていると助かります。
投稿者Toyoshima : 2012年02月03日 11:46
今回怒涛の写真アップ4連続です。
基礎が出来上がったので、土台を据え付け始めました。
まずは、基準の墨出しをして、それに合わせて土台を据え付けます。
アンカーボルトなどが飛び出しているので、その位置を正確に土台に写し、穴などをあけて
据え付けます。
据え付ける前には、当社では、土台下にも防蟻材を塗布します。万日シロアリが侵入しそうな場合のためです。また、土台と基礎との間には、気密パッキンという隙間埋めのスポンジ状の材を入れます。土台を据えてアンカーボルトで締め付けると全くつぶれてしまうので見えなくなりますが、土台と基礎との間にできそうな隙間を埋めることが出いて、床下の気密性を保ちます。
また、土台を据え付けながら水平を見る測量機を使って土台が水平になるようにします。
投稿者Toyoshima : 2012年02月03日 11:44
02月02日
ここでの床張は、フローリングです。何度も紹介している工事ですね。しかも、リフォームだろうと新築だろうと必ずある工事です。
この工事では、賃貸マンションの改装で、古い床や畳を撤去し、新規に床の骨組みをやりかえて、フローリングとしました。
フローリングの下に見えるのが、床用のボードで階下に音が伝わりにくいように張っています。
賃貸ですと上下の入居者が他人ですから、階上の音が気になることもあります。
フローリングのままですと音が響いてしまうこともあります。
遮音フローリングや遮音マットというさらに音を配慮した材料もあります。分譲マンションでは、材料が指定される場合もあります。
床は、ここでは通常の合板のフローリングです。床の端から順番に張っていきます。
床を張るときもいきなり並べて張るのではなく、墨を出して壁と平行になるようにします。
必ずしも部屋の壁が直角、平行ではないので、基準の墨を出して一方の壁から張り始めます。
どうしても最後に斜めに見えるような状態の場合、両端に少しづつ振り分けてわかりにくいように調整します。新築だとそれほどでもありませんが、古い建物のリフォームの場合、調整が必要なことが多いです。
投稿者Toyoshima : 2012年02月02日 17:42