基礎工事アンカーボルト
アンカーボルトは、写真で言うと4本ほど金色の棒です。下が、傘の柄のようにフックになっています。長くて太いのと、短くて太いのがあります。各々意味があります。
下がフックのようになっているのは、引っ張られる力に対して、抜けにくくするためです。
これからコンクリートを流し込むとこのアンカーボルトは、埋め込まれ頭の部分だけが飛び出ます。
我々は、一般的にアンカーボルトと言うと短い方のことを言ってました。これは、ずっと前から使用されていました。基礎と土台を固定するための金物です。アンカーボルトの頭は、ねじ山が切れていて、土台を据えるとアンカーボルトの頭が飛び出て、ナットと座金で締め付けます。
さらに、木造の構造耐力の基準が厳しくなって、ホールダウンという金物をつけるようになりました。それが、長い方のアンカーボルトになります。これは、土台よりもさらに高い位置まで頭が出ます。
それをホールダウン金物というもので、柱に結び付けます。つまり、基礎と柱が固定されるのです。
これで、木の構造体が、基礎から離れるということは、なくなります。
それだけ基礎と躯体を結びつけなければいけないので、アンカーボルトも太く長くなっていますし、柱がないところには入っていません。
にょきにょき生えているこの金色の棒には、家をしっかりさせる重要なアイテムだったのです。
投稿者 Toyoshima : 2011年12月26日 11:39
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