材木のきざみ
解体工事が始まると同時に材木のきざみも始めました。
きざみというと分かりづらいと思いますが、つい現場用語の方が表現しやすいので、ご了承ください。
墨付けなどいろんな用語があるのですが、家を建てるための準備です。
まず、上棟に必要な材木つまり骨組みとなる木を仕入れます。
それから、大工さんが図面を見ながらカットされる寸法を材木に書き込んだり、接続となる部分にその加工用の下線を書き込んだりします。このあたりを墨付けと言えばいいでしょうか。
それかた、切ったり加工したりします。それと今は、耐震のために法的にも厳しくなっており、構造用の金物を取り付けることが多くなってきました。その加工もします。
しかし、このような作業は最近ではまれです。一般的には、プレカットと言って工場で加工されたものを現場に搬入します。つまり、今まで人間の手でやっていたことを機械でいっぺんに工場で加工するのです。
この方法も当然いいことですし、当社でもプレカットにすることはあります。ですが、やはり技術として残していきたいなということもあり、時間やこちらの都合があえば、なるべくて加工したいと思っています。
投稿者 Toyoshima : 2011年11月04日 09:06
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