手すり取付
 
介護保険の改修工事、けがなどどうしても補助が必要な状態、いろんな理由はありますが、手すりの取付工事は、ここ何年よく依頼されます。
これも高齢化社会のひとつのあらわれでしょうか。
便所や、階段がその中でも特に多いですね。
新築の場合は、あらかじめ入れる位置が分かっているので、骨組みの状態の時に下地を入れますが、既存の住宅の場合、仕上がってしまっているので、下地がわかりません。
本職なのにといわれてもきれいに仕上がってしまうとある程度予想はしますが、分からないのです。
そこで、写真の左のように補強の化粧板を先に貼ります。ボンドや両面テープを併用して、下地の骨のある場所やアンカーを使ってビスで留めていきます。
それから手すりを付けるのです。このように化粧板を長く貼って取り付けておけば、総体で力を分散させることができるからです。
もし、手すりをそのまま付けてしまうと、外れてしまう可能性があります。
でも写真のようなやり方をすれば、問題ありません。
今は、いらないと思っていてもいずれ必要になります。
新築の場合でもあらかじめ下地だけでも入れておくと、設置の時に役立ちます。
投稿者 Toyoshima : 2011年06月09日 14:14
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