断熱材
この仕事をやっていて何ですが、この断熱材を詰め込んだ壁を見ていると 押入の中に布団を詰め込んでいるような、なにか食べ物のパックを入れているような、なんだろうかと思ってしまいます。
でも、そんな不謹慎な考えとは全く反対でこれがあるからこそエアコンの効率も良くなり、外部からの寒さ熱さを防いでいるのです。
この断熱材は、グラスウールという断熱材で、ごく一般的に住宅に使用されているものです。
さらにグラスウールには、厚みと密度などの組み合わせで性能が変わり、その用途によってたくさんの種類がありました。
先にも言いましたが、断熱材の性能によって空調機器の効果も左右されます。Co2の排出という考えから、この多数あるグラスウールも今後を考えてさらに高性能のものに絞り込み、種類が少なくなりました。
それは、コストも考えるといいことなのです。
ところが、今の現場では、混乱が起きて、断熱材が入ってこないというとんでもない事態になっています。
いずれ落ち着くのでしょうが、現場を止めておくわけにはいかない私たち施工業者には、とても大問題です。
メーカーおよび行政もそこをよく考えてほしかったです。
この業界は、石油の高騰や原材料の不足(大きいイベントによる流通の不均衡)によって、または株式によってもコストや流通が左右されます。
これは、一般の消費者には分からないことです。
なにか目に見えないものが働いているのではと、勝手に考えてしまうこともあります。
とにかく、我々も困りますが、最後はエンドユーザー(施主)のことを考えていただきたいと思います。
以上、愚痴でした。
投稿者 Toyoshima : 2010年11月11日 15:42
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