外壁下地構造壁
建物の強度をより強くする方法として、壁屋根の下地に合板類を貼ることが主流になってきました。
2×4工法もその一つで、大きな柱や梁は使用していませんが、建物を面で持たせるという考えです。ですから、ちゃんと基礎とつながっていないと家がそのまま転がっていくこともあります(アメリカはこの工法です。よく、屋根だけ飛んで下がそのまま残っているのを見ませんか?)。
近年、日本の木造住宅にもこの方法を取り入れています。柱や梁、筋交いだけでなく合板を貼ることで強度を上げるのです。
また、これらを貼ることで、外装の工事の下地にもなり、作業しやすくなりました。
今、透湿シートという防水シートを貼るので、この合板が貼ってあると作業しやすいです。
この白い板も構造用の材料ですが、合板ではありません。耐火性能もある優れた材料です。内装用もあります。
ただ、どんな材料でも正確な施工をしないと意味がありません。
止めるための釘のピッチ、釘の大きさ。そして、この板が柱、梁、土台に必ず取り付いているか。
中途半端に止めてしまうと構造上の強度に全く反映されません。
これも見えない作業ですが、とても大事なところです。
投稿者 Toyoshima : 2010年03月01日 14:47
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