12月25日
プラ束というのは、商品名でどこでも通用する名前ではありませんが、床を支える束が木製でなくプラスチック製であるということです。
プラスチックといっても当然そんなに簡単の壊れるような商品ではありませんので、なんら使用に問題ありません。
施工上のいいところは、軽いし、セッティングすると高さを調整できる点です。
その他で今までの木製より何がよいかというと、腐食することがなく万一シロアリの被害もないことです。また、木だと乾燥したり湿気で動くため、床なりの原因になりやすいですが、このプラ束だと床なりが少なくなりました。
使う場所は、床でも1階のみです。下がちゃんとした地盤なり土間があるということです。
写真に見える束の上に載せている太い角材は、大引といって、9cm角のものです。
この大引に根太という床板を受ける水平材がかかります。
その根太の上に床用の構造用合板を貼り、フローリングなど仕上げの床材を貼ります。
小さくて軽いけれどもこれらの重量を支える大きなやつです。
投稿者Toyoshima : 2009年12月25日 11:16
家の中で外部の熱の影響を受けやすいのは、窓周りと屋根でしょう。
屋根は、直接太陽の熱を受ける場所ですから、冬は良いとしても夏には困るものです。
小屋裏など断熱材なしにするとその熱さと言ったらサウナ以上です。2階にも影響します。
そこで、しっかり断熱するのですが、最近行われつつある方法が、セルロースファイバーという材料と工法です。
新聞などの再生紙などを利用した環境にも配慮された材料です。当然使用された家にもシックハウスなどの心配はありません。
屋根を支える垂木材に専用のシートを貼り、密閉します。
それから、一部穴をあけて掃除機のようなものを差し込み、一気に断熱材を吹き込みます。
隙間なく充てんされるのと適度な密度で空気層もある断熱層となり、屋根外部からの熱を遮断します。工事も速くて1から2日で終わります。
投稿者Toyoshima : 2009年12月25日 11:15
12月22日
一般的な仕上げ方として、駐車場、車庫の床は、コンクリートで仕上げることが多いです。
何台も止める駐車場で、将来違う形にする可能性があれば、アスファルトの方がよいのですが、一般的にはこちらの方が多いでしょう。
他には、芝生を植えたり、車のタイヤが通るところだけを敷き石を並べたり、というのもあります。
砂利だとタイヤではねて石が飛び散るのであまりお勧めしません。
土のままでもよいのですが、泥のようになって道路を汚すので、近隣を考えると難しいでしょう。
コンクリートもこれだけの量だと生コン車を呼んで、一気に打ちます。
打ち込んだら左官業者に金鏝でならしていきます。
あまりなですぎると水が浮いてくるばかりでうまくいかず、夏だと早く乾いて均せなくなるし、休みなしでやらないとできません。寒すぎると凍ってしまってコンクリートが割れることも。
生モノなので非常に仕事は大変です。
投稿者Toyoshima : 2009年12月22日 17:53
12月19日
よく見かけるとは思います。
壁となるところに斜めやクロスして板が打ってあります(写真の手前に斜めに見える板は別です)。
これで建物の強度を保っているのは、もう常識的にお分かりと思います。
立体的な面として壁を考えて水平方向のゆがみをこの筋交いで防ぎます。
突っ張り棒と思えば、わかりやすいでしょうか。
ここでは、計算上斜めに1本にしていますが、不足する場合は、たすき掛けにクロスして入れます。
この筋交いの上下は、構造用の金物でしっかりと止めるので、外れることはありません。
この筋交いは、家の内部の壁にする場合もあります。
ですから、壁を壊してくださいという要望に答えられない場合もあります。
適当に入れているのではありません。ちゃんと必要なところに入れてあるので、むやみに撤去はできないのです。
投稿者Toyoshima : 2009年12月19日 10:30
車庫の土間にコンクリートを打つ工事です。
建物の構造とは関係はありませんが、車が入るので、ただコンクリートを打つわけにはいきません。コンクリートが割れたり、下がったりすることがあります。
まず、土を突き固めて、砕石を敷きまた転圧。これで下を固めます。
それから、鉄筋やワイヤーメッシュを敷き込んでコンクリートの割れを防ぎます。
鉄筋などが土につかないようスペーサーとなる石を置いてから、敷き込みます。
それからコンクリート打ちです。
投稿者Toyoshima : 2009年12月19日 10:02
12月17日
 
基礎の下は、土。 ではなく、土の上に石を敷き詰めます。
土とコンクリートの食い付きを良くするというか、よりコンクリートにかかる荷重をその下の地盤面に伝え支えるというものです。
ただ並べるだけでなく、機械を使って転圧(たたきながら石を沈めていきます)をしてしっかり地盤面を固めます。
この作業をよくやらないと、基礎が下がってしまうこともあります。
投稿者Toyoshima : 2009年12月17日 20:21
12月16日
いわゆる根切りという工事です。
基礎の形状に合わせて、設定した地盤面より下の部分を掘ります。
機械を使って掘りますから、かなり早く掘れますが、昔は人力だと考えると大変だったろうと思います。
ときどきやり方に糸を張って、高さを計測し、掘りすぎていないかどうか調べながら、進めていきます。
そうすると、いやでも土がいっぱい出てきます。廻りに埋めることができれば別ですが、とてもそんな余裕のある敷地はめったにありません。
それをトラックに積んで、搬出し専門の受け入れ業者に持っていきます。
敷地の奥から要領よく出口の方に向かって掘っていきます。
大まかな工事に見えますが、その都度計測したり確認していく、細かい点も多いのです。
投稿者Toyoshima : 2009年12月16日 11:01
12月15日
上棟しますと続けて木工事が始まるわけですが、まずは屋根から作っていきます。
要は、上から順番に作っていくわけですが、屋根がある程度できると少々の雨でもしのぐことができるため、屋根下の工事ができるので、雨が降るたびにお休みすることはなくなります。
屋根の骨組みができて、屋根の剛性を高める合板を貼ると防水シートを貼ります。
防水シートといっても透湿シートといって、外部の水の侵入を防ぐと同時に内部の湿気を外部に出すという特性を持っています。
屋根通気をとるため、屋根下地上に外部の空気が通ることから、このシートを貼ることによって、通気層の湿気を入れずに、内部の湿気を通気層に出すのです。
非常に家のために良い環境ができるわけです(この方法を外壁にも行います)。
また、万一雨が浸入してもこのシートで内部に入ることを防げます。
投稿者Toyoshima : 2009年12月15日 14:04
12月09日
 
ものすごくいい天気で、豊島工務店にしては上出来の天候です。
と、いうのはなにか雨男か雨工務店か あまり ぱっとしないのが 今までで。
ここ数年は、非常に成績が良いです。
間違いもなく進めば より気持ちがいいものです。
レッカー車というクレーンを持った重機で材木を上げていくので、スピードも速く ほぼ午前中には建ち上がります。
1階の柱を建てて、その上に載せる胴差しを架けて、また2階の柱を建てて、その上に梁・桁を架けます。
それができると屋根の垂木を受ける母屋を建てます。
規模が大きいと2日かかることもありますが、ほぼ1日で出来上がります。
投稿者Toyoshima : 2009年12月09日 17:12
12月07日
新築工事が始まるときに、必ずといっていいほど紹介している工事です。
すべては、ここが基本です。
建物を図面通りに建てるため、紙の二次元から3Dの世界にするための基本作業です。
敷地内における建物の正確な位置をプロットし、図面通りの大きさ形を敷地に写し出す。
この基準をもとに基礎工事をして、上部の躯体の木造を加工します。
敷地の形状が複雑だったり、建物の形状が複雑でもその作業はより必要で、難しいです。
投稿者Toyoshima : 2009年12月07日 18:06
12月05日
 
基礎工事が完了し、次に行うのが土台を敷き込むことです。
単純に言えば、事前に基礎の合わせた寸法に加工した土台を載せるだけですが、アンカーボルトがあるためにそのまま載せることはできません。
まず、所定の位置に土台を置き、アンカーボルトの位置を土台に写し込みます。
それから、ドリルを使って穴を開けます。
それから土台を並べます。ひと通り並べたらアンカーボルトに座金、ナットを取付ます。
それから、レベルを見て土台が水平になるように調整しながら、ナットを締め付け土台を固定します。
あとは、建てるだけです。
投稿者Toyoshima : 2009年12月05日 17:38
12月04日
 
基礎の型枠を取り外しました。コンクリートを打ってから、しばらく養生し、それからはずします。はずしてもすぐには家は立ち上がりません。
まずは、土台を敷き並べます。ここでは、まだ枠を外したばかりなので、墨付を行いました。
やり方という基礎工事前に作った建物の基準をだしたものから、建物の芯を基礎上に出します。
アンカーボルトが中心にあるため、邪魔なので3センチほどずらして墨を打ちます。
基礎はまっすぐに作っているとは言いながらも、微妙に曲がったり、幅が違ったりすることもあるので、基準の墨を打つのです。
これが決まったら、土台を載せます。
投稿者Toyoshima : 2009年12月04日 11:47
12月01日
型枠が立ち上がると、コンクリートを打ち込みます。
設計の高さになるようにして、枠の中にコンクリートが隙間なく入るよう注意しながら(廻りをたたいたり、バイブレーターで振動を当てながら)、コンクリートを流し込んでいきます。
打ち終わったら表面を鏝で平坦でならしますが、その後、レベラーというノロ状の液体のモルタルを流します。これで上端を平滑にし、高低差がなくなるようにします。
打ち終わったコンクリートから頭を出しているのは、アンカーボルトです。
基礎の上に次は、土台を載せるのですが、その土台と基礎が離れないようにするためのもので、頭にボルトが取り付けられるようになっていて、土台を締め付けて固定します。
そのアンカーンボルトも斜めになっていたり、土台の端にあったのでは、強度が出ないのでなるべく垂直に中心にくるようにします。
以前は、コンクリートが固まる前に手でさしこんでいたのですが、今は、コンクリートを打ち前に鉄筋に固定します。
投稿者Toyoshima : 2009年12月01日 11:48