地盤補強1
 
地盤の強度を測定して、悪い結果が出た場合、やはり補強工事が必要になります。
どんなに強い建物を建ててもその下の地盤が悪くては、長い年月のうちに家が傾いたりします。そうなると直しようがありません。多少の家の傾きやゆがみはどんな建物でも生じます。ただ、本当に軟弱な地盤になると住むのが困難な状況にもなりかねません。
それを防ぐためにこの工事を行います。
補強工事には、地盤の表面を固くする表層改良や鋼管杭、コンクリートの杭などいろいろあります。ここでは、セメントを注入して土を固めつつ鋼管を埋める混合した工法です。
機械に据え付けたドリルで掘っていきます。
その時に採取した写真の載せますが、左から右に深くなっていき、3mまで掘りました。徐々に黒から赤茶になっていくのがお分かりになるかと思います。
黒土は、庭や畑などにはいいのですが、建物の地盤としては、柔らかい土です。
赤茶の土が出ると地盤としては、固い状態です。
あとは、地下水があるかないかです。
地面を掘ってもいいのですが、昔の土地の状況や周りの状況をみるとある程度予想できる時もあります。
では、ここでの工法がどんな施工をするのかは次回に説明します。
投稿者 Toyoshima : 2009年11月05日 10:31
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