通気層の入口
建物のために通気層を外部に設ける話は何度も紹介してきました。
基礎の上あたりから空気を取り入れ、屋根の頂部でぬくという方式で、空気が暖まると上昇する原理を応用しているものです。
その入り口にあたる部分がこの写真。
外壁の仕上げ材の一番下には、必ず水切りを入れます。この写真でいえば、こげ茶色した金属。
アルミだったり、カラー鋼板だったりします。水のはねあげを止めたり、垂れてきた雨を文字の通り切って、建物につかないようにします。
この金物の裏から空気は入ります。それから、壁に打ち付けた桟の間を通って、空気は屋根に上がります。
青く見えるのは最近入れるようになったのですが、防鼠材です。空気を入れるために外壁の下部に穴があるわけで、そこからネズミや大きな虫が入るのを防ぐための材料です。これをつけたら、外壁の工事に入ります。
投稿者 Toyoshima : 2009年06月14日 08:23
|