土台の補修
古い建物を解体するとどこか腐食している部材が必ずあります。
主に水廻りのところが多いのですが、たまに雨漏りによって腐食しているところもあります。いずれも壁の中で表面に出てこなかったものばかり。
水廻りでまず間違いなく何らか腐食しているところがあるのは、浴室です。
それも在来のタイルでできた浴室です。
ユニットバスという商品が出てくるまでは、ほぼ100%に近くタイル張りの浴室でした。
タイルというのは、防水性があるものではなくその目地関係から水が浸入してしまうのです。
下地に防水をしてあることもありますが、防水も長い年月ではその機能を損なってしまい、水が入り材木を腐らせてしまうのです。そのあと、シロアリにやられるケースも。
やはり柱や土台を交換するということは難しく、おおごとになります。
部分的であれば、写真のように継ぎ足したり、部分的に取り換えたり、補修します。この後防腐処理をして元に戻します。
また、こういったときに構造用の金物を使用して補強をしておくとよいでしょう。
投稿者 Toyoshima : 2009年03月22日 10:09
|