屋根通気
屋根の棟という一番高いところです。
構造用合板を貼って、屋根の剛性(強度)を高めます。その合板の下に白い紙が見えますが、これが透湿シートです。
この透湿シートは、土台の下からこの屋根の棟まで貼って、建物を包み込むようにしています。
このシートによって外部の湿気を防いでいます。
合板とシートの間に隙間があります。また、写真上部のように合板合板の間を少し開けています。
この隙間が通気層で、土台から屋根まで通気層は通っています。下から冷えた空気が入り、上昇気流で棟まで上がり、合板の間から排出します。
うそのようですが、手を当ててみると空気の流れがわかります。
この通気層の役割は、断熱性を高めることです。今当たり前になりつつあるペアガラスもガラスではなくガラスとガラスの間の空気層が断熱性を高めているのです。
断熱性が高まれば、空調の効率も良くなり、環境にも良いわけです。
いろいろなやり方がありますが、ぜひこの通気層と透湿シートの組み合わせは、取り入れていただきたいです。
投稿者 Toyoshima : 2008年09月10日 14:27
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