07月31日
木場の材木問屋にて、床柱や大黒柱、化粧となる梁材の選別に行きました。
設計事務所の方にも同行してもらい(本来は、お施主様も見に来てもらいます)、見積した金額の中でできるだけが見栄えや質の良い材木を問屋さんと相談しながら決めています。
木を見せることが少なかったり、和室がないと、材木を選ぶという作業は、しなくなります。また、お施主様や業者の都合が合わなかったり、建材メーカーのユニット型の造作材を使ってしまうとサンプルで決めるようになってしまいます。
その方が、施工業者も色むらや間違いが無く、楽ですし、無垢の木は、曲がったりひびが来る可能性もありえます。
でも、ここで材木を眺めているとやはり本物は良いです。コストとの勝負になってしまいますが、できるだけ本物を使っていこうと改めて感じました。
投稿者Toyoshima : 2007年07月31日 14:03
外壁の工事で、サイディングという建材を貼ります。これは、色や柄も豊富で貼るだけなので、工事も早いです。材のジョイントは、1センチぐらい隙間を空けて、コーキングというボンド状のシール材で埋めます。
便利な外装材ですが、強いてあげれば、コーキングが10年弱で劣化してくるのでそれをやり直す必要があります。
このサイディングも種類がたくさんあるのでデザインとコストを考えて選びましょう。
また、サイディングを採用する理由の一つに、多くのサイディング材が横貼りでその下地として写真にもあるように縦に胴縁材(厚み約25ミリ)を打ちます。これが、通気層となるため、施工性からも選んでいます。この通気により、建物の断熱性や湿気止めの効果があがるのです。
投稿者Toyoshima : 2007年07月31日 10:48
1階の天井裏の施工状況です。木が格子状に組んでありますが、これに石膏ボードを貼り付て、天井となります。
この天井の下地となる木も水平に見えますが、やや真中でむくって(持ち上がって)作っています。水平に作ると人間の目は、かえって天井が下がって見えてしまうのです。これも長年の工夫です。
その上に断熱材が入っています。これもあたりまえのように入れていますが、1階と2階の遮音と断熱の効果を考えています。
上からの音や下からの音を少しでも和らげようという考えです。また、各々の階の室内の温度が逃げたり入ってこないように工夫し、空調の効率をよくしようと考えています。
投稿者Toyoshima : 2007年07月31日 10:47
柱材に「い四」など記号のように書いてあるのが番付です。
これは、建物のその部材が来る位置を示すものです。設計図があるので、どこに柱が建っていたり、梁などの部材が取り付けるのかわかります。
山のように並んだ材木を見て、各職人が誰が見ても直ぐにその位置がわかるようにするには、番付をつければ、図面が無くてもわかるのです。
木造の場合、3尺(約910?)ピッチに番号や文字を振ります。い通りと四通りの交点にある部材に「い四」と符号をつけるのです。
これは、ずっと昔から続くもので、CADができても、機械が進んでもこのやり方は変わりません。(ただ、最近アルファベットの場合もありますが、大工さんは困っているようです)
投稿者Toyoshima : 2007年07月31日 10:45
店舗の出入口のシャッターを取り付けています。ここでは、手動式です。電動式の方が便利ではありますが、使用する状況やコストを考えて選びましょう。大形のシャッターでない場合、間口や高さによっては、手動ができなかったりすることもあります。
投稿者Toyoshima : 2007年07月31日 10:44
このブログでは、初お目見えの鉄骨工事です。この現場は、1階が作業場となるので、どうしても間口が広くなり、高さも高くなると木造では無理があります。そこで、鉄骨で1階を造りその上を木造で3階まで建てる構造です。こういう形を混構造といます。鉄骨について書き始めるととても終わらないので、なぜ木造をメインとする当社が今回鉄骨を使っている理由を書きました。このようなパターンは、下が店舗だったり、間口が狭く柱が多く建てられないような場合、建築基準法が厳しく木造が使えない場合に鉄骨や鉄筋コンクリートを使うことになります。
投稿者Toyoshima : 2007年07月31日 10:43
07月25日
TOTOのバスピアという商品のユニットバスの組立です。0.75坪タイプのやや小さ目のユニットバスなので、1日も掛からずに組み立てます。
ユニットバスは各メーカーいずれもサイズが決まっており、その種類もほぼ同じです。
家のプランや要望によってその大きさを決めていきます。
リフォームにも適しています。メンテナンスや清潔感、機能性いずれにしてもお薦めする商品です。
投稿者Toyoshima : 2007年07月25日 17:18
07月24日
壁に断熱材を入れ込んだところです。
現在の住宅で断熱材を入れることは、絶対条件なのですが、その中でもその断熱材の性能を考えなければいけません。
基準によれば、北海道や九州、関西、関東などエリアによって断熱材の性能は変わります。当然北海道などは冬の環境が厳しいので、断熱性能は、関東よりよくしなければいけません。ただし、当社では、必要とあればよりよい基準の断熱材を入れるように心がけています。断熱性能が上がることによって、光熱費も変わりますし、環境にもいい影響になるのです。
投稿者Toyoshima : 2007年07月24日 21:26
カラー鋼鈑の瓦棒葺きです。何度か紹介しているので、ここでは、屋根の形状について紹介します。
片流れ式で片方の屋根が高く、一定の勾配で屋根が下がっているものです。当然屋根の高い方に日当たりがよくなるようにして、低い方は、建物の裏に日が当るようにするためです。家の高さが高くなると、近隣の家に日が当らなくなるので、この形式にすることがあります。あとは、デザインです。形が単純なので雨漏りなどのメンテナンスにもよいかもしれません。
投稿者Toyoshima : 2007年07月24日 21:24
07月03日
2階の床下地です。厚み24?の構造用合板(本実式)を骨組みの上に貼ります。この合板が骨組みに絡むことで、床の剛性を強くします。つまり建物の水平方向のゆがみをなくす働きをします。当然1階も同じ方法です。
このあと、遮音のボードを貼り、仕上のフローリングを貼ります。
投稿者Toyoshima : 2007年07月03日 16:45
外壁の下地または、筋違だけでなく構造上必要な合板類を施工した後に除湿または透湿シートを貼ります。
当社では、三菱樹脂の「アウトール」という透湿シートを貼ります。除湿でなくなぜ透湿かというと、このシートの組織が外部からの湿気を防いで内部の湿気を出すという仕組みになっています(逆に貼ると大変)。
このシートはロール式になっているの長めにして貼りますが、どうしてもジョイントは出てきます。そこは、15センチ以上重ね貼りをして専用のテープで止めます。
このシートの外に通気層を取るためそこを外気が通ります。その外気から建物内に湿気を入れないようにするのです。
投稿者Toyoshima : 2007年07月03日 16:32
07月02日
建物の中で一番最初にできる場所が浴室といってもよいでしょう(これはユニットバスの場合です)。
ユニットバスは、廻りの壁(外壁を除く)ができてしまうと、パネルや浴槽が入らなくなってしまうので、一番最初に作ります。ほぼ1日で作ってしまいますので、一番最初に出来る部屋なのです。
雨が入り込まないような状態になればユニットバスを設置します。ここでは、事前の調査でユニットバスの水道などの配管の位置を調べています。また、高さなどの寸法を調べて問題がないかもチェックします。
投稿者Toyoshima : 2007年07月02日 10:42
建物の骨組みができてくると、窓や玄関ドアを入れます。
順番としては、窓を取り付けないと、外壁ができません。窓は、ほとんどアルミ製Iですが、防火などの基準をクリアしていれば木製のサッシを取り付けることもあります。
窓の水平や垂直を確認し、建物に取り付けていきます。曲がってつけてしまうと見栄えもありますが、あとで窓がスムーズに動かなくなります。
投稿者Toyoshima : 2007年07月02日 10:39