10月22日
約12畳分の広いLDKです。賃貸なのであまり細かく部屋を分けず大きな部屋を作りあとは住み手側にお任せというプランです。床材は、カバザクラという無垢のフローリングです。やややわらかめの材料ですが、木の目がやさしく明るいです。ウレタンで塗装してあるのでワックスでメンテナンスが出来ます。キッチンは、サンウェーブのミニキッチン。キッチンの前はキッチンパネル。他は、ビニルクロス(当然、低ホルムアルデヒドのF☆☆☆☆)。造作材は、栂や2×4材を加工してなるべく安く、また、わざとあらわして木の雰囲気を楽しんでもらおうという考えです。
投稿者Toyoshima : 2006年10月22日 10:20
賃貸となる洋間の収納です。プランの都合上約2.7メートル巾の大きな収納が取れました。半分を洋服掛にし、残りを布団などの物を入れる空間にしました。最近は、キャスター付の収納用具が多いので床をフラットにして、洋間と同じフローリングにしています。布団など重いものが置きやすいよう昔ながらの押入と同じ2段にしています。洋服掛は、ハンガーパイプを取付、コート類がかけられる部分と短めの服がかけられる部分と分けています。上は、天袋に変わる収納棚です。壁は、シナ合板で30センチ巾を目透かしにして貼っていますが、実はこの材料も再利用品です。もう1回は、出来ないかも。
投稿者Toyoshima : 2006年10月22日 10:18
バルコニーの中の様子です。壁材などは同じですが、床をFRP製のグレーチングにしました。約4センチ角のグリッド状になった半透明のFRP製です。下が透けて見え、下にいても庇代わりにはなりませんが、開放感とデザイン性を重視しました。当然この上に乗っても不安感はありません。グレーチングは通常グレー色が標準ですが、あえてやや高めなクリア色にしました。特注であれば他の色も可能です。万一下が見えてどうかなと思われた場合は、木製のスノコを敷くよう考えています。
投稿者Toyoshima : 2006年10月22日 10:17
先にも紹介したように木の梁材で骨を作り、ガルバニウム鋼鈑で仕上、トステム製品の笠木兼手摺材を使用しています。バルコニーは、光や風が入るよう全てを壁にせず、正面をパネルにしましたが、中が丸見えになるのでポリカーボネート板のマット柄で光を入れつつ見えにくくしました。開放的なバルコニーです。
投稿者Toyoshima : 2006年10月22日 10:15
クリーニングも終わり細かい作業を除いて、完了しました。ガルバニウムやカラー鋼鈑を使用した外壁で、青のメタリック系の外壁に白のアルミサッシ、シャッター、雨樋、軒廻りとまとめました。賃貸住宅っぽくない感じを目指して作りました。手前は、車が3台置けるように整備し、コンクリートとを打ち、左官業者が鏝で仕上ました。また、車をとめるラインに敷石を利用。実は、この敷石は、他の現場からの再利用品です。
投稿者Toyoshima : 2006年10月22日 10:14
10月20日
あまり掲載しない作業ですが、ハウスクリーニングです。工事も終わり、引き渡す前にクリーニングをします。最近お施主様のほうでクリーニングしてみたり、大工がクリーニングしてみたりとコスト上帰ることもありますが、基本的にはクリーニング業者を使用しています。彼らは、新築だけでなくリフォーム、在宅のままのクリーニングなども行います。大工をはじめとする各業者も工事の終わりには掃除をしますが、細かいほこりが窓についていたり、隅々まではなかなか行き届きません。そこで、プロの業者にお願いします。この作業が終わると「あぁ、もう終わりだな」と感じます。
投稿者Toyoshima : 2006年10月20日 15:09
2階のベランダの床下地です。構造材の上に構造用合板を貼り、防火仕様の材料を貼り、二重の床にします。板を貼るときも上下の材料のジョイントが重ならないようにするなど細かく工夫します。雨が入れば表側に流れるように勾配も取っています。このあと、防水材を塗り、スノコを作ります。
投稿者Toyoshima : 2006年10月20日 13:59
断熱材を貼ったところです。あれ、外に断熱材?当社では良くやっている工法ですが、それでも今回は、特別です。この上に防水ボードを貼り、ガルバニウム系の金属板を貼って終わるため、雨が降らないうちに防水シートまでは少なくとも張り終わらないといけません。晴れ間が続いているので、超高速モード(?)で貼っています。それでも、外断熱は、効果の高い方法と思いますので是非、お勧めしたい工法です。
投稿者Toyoshima : 2006年10月20日 13:57
防水シートとしましたが、正式には透湿シートです。外部からの湿気をふさぎ、内部の湿気を排出するシートです。ジョイントには、専用のテープを使用します。今は、多くのメーカーから出ていますし、建売でもよく使用しているのを見かけるようになりました。性能上防水的な役割もあります。万一外壁材を雨が超えた場合(あってはいけませんが)、内部に雨が侵入するのを防ぎます。ですから、穴があいていたり、ジョイントが重なっていなかったりテープで留めていないと雨が入る可能性もありますが、湿気をそこから入れてしまうことにもなりますので、十分注意を必要とします。建物の形が複雑になるとこのシートの納まりも難しく、きれいにいかないこともあるのでできれば四角の家が望ましい・・・かな?
投稿者Toyoshima : 2006年10月20日 13:56
T-HOUSEは、2階が賃貸で玄関は、階段から直接入る形にしています(下が倉庫なので)。かといって外階段は、メンテナンスも大変なので建物内に作りました。しかし、土足で上がるため外部用の床材にしないといけません。いろいろ考えたのですが、ビニル系のシート貼りにしました。階段1段づつ貼っていくタイプです。滑り止めもあります。また、ちょっと高いですが滑り止めの部分に蛍光塗料が塗ってあるのもあります。掃除もしやすく水もはねるし、施工も早くとても便利な製品です。
投稿者Toyoshima : 2006年10月20日 13:55
10月19日
2階のバルコニーに手摺付の笠木を取り付けているところです。トステムというメーカーの製品です。アルミサッシもトステムなので色をそろえるつもりで選びましたが、気に入った商品に思った色が無く悩みましたが、外壁に近いシルバーにしました。メタリックな感じになっていくでしょう。バルコニーは、壁だけにしたり、今回のようにパネルをつけたりいろいろ遊べますが、雨漏りを起こしやすい場所でもあるので施工には注意が必要です。
投稿者Toyoshima : 2006年10月19日 15:47
10月18日
この現場は、内装がありません(浴室除く)。よって、木が丸見えです。そうすると木が汚れたままでは。と、いうことで只今、当若手大工が一生懸命研磨しています。地味な作業なので応援してやってください。
投稿者Toyoshima : 2006年10月18日 11:40
10月16日
キッチンを取り付けています。ここは、賃貸となるので住宅のシステムキッチンというほど予算がかけられず、かといって木賃アパートにありがちな置き型の流し台というのも、ということでその中間のミニキッチンにしました。サンウェーブというメーカーのTio?という製品です。色もカラフルに数種類あり、見た目には、システムキッチンと同じです。キッチンの前の壁が反射していますが、キッチンパネルという硬質の板を貼っています。汚れが拭きやすく、見た目がきれいで(柄がいくつもあります)、水や火に強いのが特徴です(条件により)。
投稿者Toyoshima : 2006年10月16日 14:30
10月10日
しばらくブログから遠のいていましたが(さほど目立った工事が無かったもので)、やっと足場も撤去されました。これでずいぶん廻りがすっきりしました。近隣の方にも目の前にうっとうしいものがあり、ご迷惑をかけたと思います。外部はもう少し前に出来ているものの、やはり足場を撤去して初めてその全貌が見えます。外部の仕様等については、改めてご説明しましょう。
投稿者Toyoshima : 2006年10月10日 16:54
1階の柱の根本、土台との接合部分です。この金物も何度も紹介しているホールダウンという金物です。構造計算により、その耐力数値が1トンとか2トンとかいろいろあります。土台と基礎、土台と柱は、各々金物で接合されていますが、この金物によって柱と基礎がつながり、地震台風などによる、柱の抜けを防止します。
投稿者Toyoshima : 2006年10月10日 15:29
かなりいい天気が続き、気分も仕事も晴れやかです。かなり急な屋根ですが、下地工事に入っています。とにかく、中が丸見えになる家なので、なるべく早く外の仕事を進めたいです。屋根垂木に構造用の合板を貼り、透湿シートを張り、通気層となる材木(垂木であったり、サンギだったり胴縁だったりします)を打ち、再び合板を貼り最後に仕上材を貼ります(その前にフェルトを敷きますけど)。この流れは、今までブログで何度も紹介したとおりです。屋根に通気層を取るということがある意味当社仕様でもありますので、この構造システムは、仕上材が何であれほぼ変わりません。そういう意味では、丁度複合的に見える状態の写真です。所々開いているところは、トップライトです。
投稿者Toyoshima : 2006年10月10日 14:11
10月08日
この休みで熱川温泉に来ました。夕方の海を眺めているところです。雨の日が続き、どうなることかと思いましたが、とても良い天気でした。こういう風景を見ながらも現場のことが気になってしまうのです。
投稿者Toyoshima : 2006年10月08日 17:24
順番が逆になりましたが、宴の前に上棟した建物のお清めをしました。地鎮祭と同じ要領です。塩、米、お酒を四方にまきます。どうか安全にかつ円滑に工事が進みますように・・・。
投稿者Toyoshima : 2006年10月08日 09:32
10月07日
「お飾り」でも述べたように、上棟関係の行事がずれてしまいました。上棟した当日は、だいたい職人とお客様を交えて一席設けますが、それもずれてお飾りをつけた日に宴会の席を設けました。土曜日で快晴ともしかしてこの現場はこの日のためにあったのでしょうか(あとはどうなる?)。これは、大手メーカー等は省いたり、簡易にしたりと様々です。当社も昔は全業者を呼んでの大宴会でしたが、お客様の負担が多いので当日関係のある業者のみで行っています。この日は、お酒の大好きな(!)お客様が焼酎を中心にお酒をそろえ、それに我々を含めた業者からのお酒もあり、酒屋さん状態になりました。その後の状態は、どうなっていったかは皆様の想像に任せます。
投稿者Toyoshima : 2006年10月07日 16:05
上棟はすでにしたことは紹介しましたが、お飾りをつけたところです。とにかく雨に見舞われ、お客様の都合とあいまってお飾りの取付も遅れてしまいました。ただ、この日は、快晴でこれを待っていたかのような最高の天気でした。青空にお飾りも栄えます。
投稿者Toyoshima : 2006年10月07日 12:52
更地を購入したため、ガスと下水が引き込まれていません(以前の所有者の都合で水道はありました)。下水道局に申請し、引込み工事をしているところです。これは、公共工事となるので日時をこちらから指定することは出来ません。道路も当然公共なので、バス通りのように道路が広かったり往来が多いところでは、なかなか直ぐには工事が出来ません。その状況もよくみて、もし引き込まれていなければ早めに申請しましょう(水道、ガス共)。
投稿者Toyoshima : 2006年10月07日 12:50
10月05日
2階の内部から見た状態です。柱の外側に構造用合板(厚みは、7.5、9、12?とありここでは、9?)を貼っています。合板は、主に外部に使用しますが、低ホルムアルデヒドになっており、内部にも使用することはできます。今回は、小屋裏同様この状態が仕上となるため、構造用合板といえども人体に影響が少なくなるよう考慮します。合板は、水平方向は柱から柱や間柱まで掛かるようにし、上下は梁から梁に掛かるようにします。そうでないと強度は、発揮できません。釘を打ち込むピッチも150mm以下。釘の長さも厚みに応じたものを使用。ただ、べたべた貼っているというわけではありませんよ。
投稿者Toyoshima : 2006年10月05日 15:06
この住宅の外観上の特徴でもある屋根の内部です。屋根の勾配はきつく、細長い建物なのでとんがり帽子のようになります。屋根は、柱と同じ太さの材木を三角形に組んで屋根に掛かる荷重を受けています。各々の材木の振れを棟木や構造用合板で止めます。この空間は、完成してもそのままで、小屋裏だけでなく建物全体が構造躯体のままの仕上となります。
投稿者Toyoshima : 2006年10月05日 15:04
上棟?実は、上棟してから数日たっています。雨が続き、思うように進まず、そのやるせなさを写真にしました。いつものように近隣に迷惑の掛からないよう、ネットやシートを張っているため、しばらくはその外観はわかりません。台風がくればこのネットをたたんだり、点検したり、養生はしたもののかえって気を使うことも多々あります。でも、やらなければなりません。以上、本日の愚痴でした。
投稿者Toyoshima : 2006年10月05日 15:02